(サイエンスポータル 2009年3月18日)
個人の創造性にかける競争的研究資金制度「さきがけ」に、
新たな「大挑戦型」が新設、
科学技術振興機構が2009年度の募集要領を発表。
「さきがけ」は、国の戦略目標に沿った研究領域に合った研究課題を公募し、
研究総括がテーマ選定の責任を持つという点では、
他の戦略的創造研究推進事業と同じだが、
選ばれた研究者が個人の責任で研究を実施できるのが特徴。
研究者の発想がより重視されることから、独創的な研究成果が期待。
この特徴を生かし、さらに挑戦的な研究を推進することを狙い、
「さきがけ大挑戦型」が設けられた。
「実現の可能性の観点からは明確な見通しが得がたいが、
成功した場合には飛躍的、画期的な成果が期待できる研究(ハイリスク研究)を
積極的に採択する」
具体的な課題選出手順は、「太陽光と光電変換機能」など
新年度の「さきがけ」新規領域として定められた研究領域に沿った課題を
公募した中から、大挑戦型にふさわしいと研究総括が推薦し、
さらなる審査を経て選定する。
研究者は、研究の進み具合によって最大2倍程度までの研究費増額が
認められる一方、研究の進捗や進展の見通しによっては、
1年で終了することもあれば、最長で5年目の年度末まで延長されるという
厳しい評価も受ける。
http://www.scienceportal.jp/news/daily/0903/0903181.html
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