2009年3月26日木曜日

カンボジアに善意の校舎 紫波の建設業エルク

(岩手日報 3月18日)

紫波町佐比内の建設業エルク(沢田晴吉社主)は、
全国の同業者と協力しカンボジアに小学校の校舎を寄贈
カンボジアは、子どもの数に対して学校が足りず、
校舎の建設費も確保できず困窮。
住宅建設の研究会で資金を出し合い、NPO法人と共に校舎を建設。
同社は、カンボジアの教育向上へ国際貢献したい考え。

校舎を寄贈したのは、エルクなど全国約20社でつくる
住宅販売業者の研究会「安くていい家をつくる会」
カンボジアで、小中学校建設を進めるNPO法人JHP・学校をつくる会に、
校舎一棟の建設費約600万円を贈り、
エルクは積立金や社員の寄付などで30万円を負担。

カンボジア南東部スバイリエン州のスワイチュルム小の老朽化した
校舎に隣接し、現地の業者が木造平屋約800平方メートルの新校舎を建設。
先月、現地でエルクの沢田社主ら研究会の会員らも出席、贈呈式が行われた。

カンボジアは、旧ポル・ポト政権下の内戦の影響で学校数が極めて不足。
スワイチュルム小は、児童数100人ほど。
沢田社主は、「入学できない貧困層も多く、学校周辺では制服を着ていない
子どもがたくさんいた。仕事の手伝いなどで通学できない児童も」

沢田社主は、「現地の子どもたちは貧しいが、表情はとても明るかった。
教育は、国をつくる基本。
文房具や学用品も不足しており、支援を今後も続けたい」

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090318_8

0 件のコメント: