2009年6月16日火曜日

いよいよ終盤 「東京の魅力」伝わるか スイスで石原都知事プレゼン

(産経 2009.6.10)

2016年の夏季五輪招致を目指す東京など立候補4都市が、
開催都市決定の投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)委員に、
開催計画を直接説明する「テクニカルミーティング」が
ローザンヌ(スイス)で開かれる。

開催都市が決まる10月2日のIOC総会を除けば、
委員に直接アピールできる最後のチャンスで、
招致活動はいよいよ終盤戦。
東京は、「環境五輪」に加え、「都市で行うスポーツの魅力」を強調、
委員の心をつかみたい考え。

テクニカルミーティングは、2016年五輪招致から導入された新しい試み。
IOCでは、ソルトレークシティー五輪招致をめぐる買収スキャンダル後、
委員の立候補都市への訪問を禁止するなど、
接触機会を厳しく制限してきたが、
招致都市から「公式に計画をアピールする機会が少ない」との不満。

17日はシカゴ(米)、東京、リオデジャネイロ(ブラジル)、
マドリード(スペイン)の順番で、持ち時間(90分)の中で
プレゼンテーションと質疑応答が行われる。
18日は、各都市が与えられたホテルの一室にブースを設けて、
IOC委員の個別訪問を受ける。

プレゼンには、石原慎太郎知事、日本オリンピック委員会の
竹田恒和会長、東京招致委アスリート委員会の小谷実可子委員長ら
計7人が参加。
居並ぶIOC委員を前に、壇上で映像を使いながら英語でスピーチ。

東京は、4月のIOC評価委員会の来日の際、「環境五輪」を強くアピール、
評価委側から、「われわれは国連ではないので、
大きな問題を持ち出されても…」との声が出たため、
今回は、「東京の街中で行うスポーツの魅力にも力点を置く」(招致本部)。
郊外開発型の北京五輪とは正反対の「都市五輪」を印象づける戦略、
ライバルのシカゴも東京と同様に「都市五輪」を掲げ、
どう差別化を図るかがポイント。

9日、プレゼンのリハーサルを実施。
本番で使用する映像について、石原知事が一部変更を求めるなど
「内容はぎりぎりまで修正する」(都幹部)

http://sankei.jp.msn.com/sports/other/090610/oth0906102224017-n1.htm

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