2009年6月17日水曜日

子育て導く真心説法 紫波町・広中さんが講演

(岩手日報 6月8日)

不登校や虐待を受けた子どもたちの社会復帰に尽くす、
愛知県岡崎市の浄土宗・西居院住職、広中邦充さん(58)
講演会は、紫波町桜町の岩手中央農協本店で開かれた。
同町日詰の来迎寺檀家会の主催。約150人が来場。

広中さんは1996年から、心の傷を抱えた子どもたちを
無償で預かる活動を始め、現在も14人と生活。
一流企業に勤める父親から、ドメスティックバイオレンス(DV)被害を
受けた母子が駆け込んできた際、離婚相談に乗ったり、
9年間も摂食障害に苦しんでいる20代の女性を受け入れ、
カウンセリングしたエピソードを紹介。

苦しんでいる女性や子どもを、誰が救うのか。
それこそ宗教者の役割。
子どもの叫びに親が気付き、ぬくもりのある家庭を築いてほしい」

最後に、「この世に人間として生まれたことは、
天上から垂らした糸が海の底に沈んだ針の穴に通るくらいまれなこと」とし、
喜びの心を持ち、人の役に立ち、人の幸せを願うことの大切さを呼び掛けた。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090608_11

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