2009年6月12日金曜日

トップ選手が生き方指南 盛岡で講演会

(岩手日報 6月8日)

県、盛岡市両歯科医師会共催の「8020健康フェスタ」は、
県歯科医師会館で開かれ、元バレーボール日本代表で
タレントの益子直美さんが、「チャレンジ精神が私を変えた」と題して講演。

益子さんは、日本代表として初の世界選手権で惨敗。
「日本に帰れない」と号泣する先輩選手を見て、
「日の丸の重みを知った。負けたからこそ、学べたことがある」

ソウル五輪の候補選手として合宿に参加しながら、
大会直前で外された悔しい思いも紹介し、
「いろいろな挫折を乗り越えてバレーを続けてきた。
壁に直面したら、チャンスと思って挑戦してほしい」と、
集まった市民約120人に訴えた。

フェスタは講演のほか、岩手医大歯科衛生専門学校生による
健康講座や歯や口に関する健康相談、体験イベントも開催。

元ラグビー日本代表で、香川大客員教授の大八木淳史さん(47)が、
プラザおでってで、「トップアスリートが語るスポーツの教育力」と題し講演。

能開センター盛岡校などを運営するワオ・コーポレーション(WAO)が
主催し、約160人が聴講。
大八木さんは、強豪校の部活動では豊かな人間性は育たないと考え、
2年前に発足した高知中央高(高知県)ラグビー部の
ゼネラルマネジャーに就任。

「底辺層の子は家庭環境に恵まれず、ごはんも食べていない生徒だった。
風呂に入り、食事を重ねた」

同校は、創部2年目で花園出場を果たし、
「人生の99%は邂逅、出会い。
ノーサイドの精神は世界に通用し、社会性を身につける上で役に立つ」

盛岡一高ラグビー部の吉田凌一君(2年)は、
「感情を素直に出せない人でも、スポーツが壁をなくしてくれる」

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090608_8

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