2008年6月23日月曜日

かめる高齢者は元気 県歯科医師会が90歳調査

(岩手日報 6月11日)

県歯科医師会(箱崎守男会長)は、「県90歳健康長寿調査」の
結果を発表。
自分の歯でも入れ歯でも、しっかりかむ力がある人は活動的で、
規則正しい生活が健康を支えていた。

調査は80歳、85歳時にも調べた人を追跡。
年齢を重ねる中で、歯の健康と全身の健康がどうかかわっていくかを
知るために、詳しく比較分析。
90歳調査は、1997年、2002年に実施した
旧盛岡保健所管内の102人を対象。
歯科・内科検診、血液検査、体力測定、栄養・健康アンケートなど。

その結果、自分の歯が残っている人は日常生活を楽しみ、
かかりつけの歯科医院がある傾向が分かった。
入れ歯でもしっかりかむ力がある人は、
町内会活動に参加したり旅行をするなど活動的。

日常生活は規則正しく、十分な睡眠が確保。
主食、主菜、副菜(汁物)の整った和風料理が長寿を支えているよう。

平均歯数は3・36本、80歳の4・64本、85歳の4・35本に比べ、
徐々に減っている。
総入れ歯は、61人(59・8%)。
20本以上残っていたのは3人で、最高は25本。

今後は、調査した人の健康が5年ごとにどう変化したかなど、
追跡調査の比較分析を行い、秋ごろに結果を発表。

岩手医大歯学部予防歯科学講座の米満正美教授は、
「長寿の日本だからこそできる調査。
今後の結果分析で、口の健康と全身の健康状態に
どのような関係があるか、明らかにできるのではないか」。

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080611_10

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