2008年6月26日木曜日

セカンドライフ:地球を救う未来都市 仮想空間で設計コンペ--東大が参加者募集

(毎日 6月16日)

二酸化炭素(CO2)の排出量が半減する街づくりに参加しませんか?

東京大公共政策大学院は、ネット上の仮想世界「セカンドライフ」で、
環境に優しい「持続可能な街づくり」コンペ(設計競技会)を開催。
仮想空間での作業を通じ、現実社会に必要な地球温暖化対策や、
それに関する人々の合意形成のあり方を探るのが目的。
27日まで参加者を募集中で、
「地球を救う未来都市」のユニークなアイデアを期待。

寄付講座「エネルギー・地球環境の持続性確保と公共政策」の
一環として実施。
松浦正浩・客員講師(合意形成学)は、
「仮想空間を活用した環境に優しい都市設計の研究は例がない」。

参加者は四つのチームに分かれ、与えられた土地で
住宅やビル、道路などの建築・構造物、街路樹などの植栽を
ネット上で議論しながら自由に配置。

例えば、太陽光発電などを活用し、
「持続可能なエネルギー・環境を体現した街」をつくる。
議論の過程は記録する。
仮想通貨で予算も決められ、必要な物資はその範囲内で購入。
可能なら、独自の技術で太陽光発電パネルなどを自作してもいい。

「街づくり」の期間は今年7~12月で、終了後に都市計画などの
専門家が講評し、最優秀の街を決める。

松浦講師は、「仮想とはいえ街づくりをすることは、
現実の環境政策のあり方にも応用できる独創的な試みだ」。

参加者は「セカンドライフ」へアクセス、利用できる環境にあることが条件。
詳細はプロジェクトのホームページ(http://www.slplanning.net/)。

http://mainichi.jp/life/ecology/news/20080616ddm016040044000c.html

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