(日経ヘルス 6月25日)
日本ロレアルのプレステージブランドであるランコムは、
肌老化に関わる遺伝子に着目した美容液「ジェニフィック」を発売。
新製品は、若い人の肌に多く存在するという、
肌ダメージの修復力が高いたんぱく質を作り出す遺伝子の働きを促し、
若々しいハリのある肌に導く。
肌には多くの遺伝子があり、その遺伝子から発するサインに従って、
たんぱく質の合成や再生などが行われる。
この遺伝子からのサインは、年を重ねるにしたがって変化する。
平均35歳と65歳の2つのグループを対象に遺伝子解析をしたところ、
対象の遺伝子4000個のうち、550個以上のサインが変化。
若年肌と加齢肌では、出るサインの種類が違う。
この差と肌の修復力の関係も見えてきた。
光による肌ダメージを受けた場合、若年肌は修復のため、
6時間後に遺伝子のサインの出現がピークを迎え、
加齢肌は30時間後にピークを迎える。
加齢肌では、再生を促す遺伝子から出るサインのタイミングが、
遅くなっている。
今回の新商品には、若い肌に多くみられる肌の遺伝子を出現させる、
セラミドと似た構造を持つ成分「フィトスフィンゴシン」と、
若い肌に多いたんぱく質の合成を促すビフィズス菌抽出エキスの
「ビオリサット」を配合。
新製品のモニターテストでは、25人の日本人女性に2カ月の間、
1日2回、商品を使用してもらったところ、
肌の老化に伴って減少する角質細胞(ケラチノサイト)の
接着力を高めるたんぱく質の発現率が26%アップ、
加齢とともに増えるたんぱく質の発現率が56%抑制。
価格は30ml、1万500円。
使うタイミングは、洗顔後、ローションをつける前。
その後に使用する化粧品の浸透や効果を促す
ブースター的な役割も期待できる。
http://nh.nikkeibp.co.jp/article/nhpro/20090625/103554/
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