(岩手日報 6月17日)
岩手大人文社会科学部の竹原明秀教授(50)は、
湿原に関する優れた学術研究を顕彰する第12回尾瀬賞
(財団法人尾瀬保護財団主催)を受賞。
東北では初めて。
竹原教授の研究内容は、「東北地方の湿原に発達する
植物群落の構造とその保全に関する研究」。
東北地方の18カ所の湿原を、25年間にわたり地道に調査研究、
その成果が各自治体の保護管理計画にも反映されていることが高く評価。
竹原教授は、植生科学や環境動態解析、環境保全学などが専門。
森林や湿原などに見られる植物や植物群落を、
生育環境や人間活動との関係を中心に研究、
さまざま地域で野外調査を進めている。
授賞式では、同財団の大沢正明理事長(群馬県知事)が
表彰状と賞金100万円の目録を手渡した。
竹原教授は、「機械ではなく、足を使った基礎研究に光が当たり、
とても感謝している。今後も研究に力を注ぎ、若い人材も育てていきたい」
同賞は、植生破壊などが懸念されている湿原の保護を進めるため、
1997年度に創設。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090617_4
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