2009年7月12日日曜日

19年度までに大学誘致 奥州市・方針案提示

(岩手日報 7月3日)

奥州市は、第3回大学誘致検討懇話会を開き、
策定に取り組む大学誘致基本方針の素案を示した。

若年層の定着と産業力の向上などを目的に、
2019年度までの誘致達成を掲げる。

同市は、大学誘致を総合計画の
「知識集積型都市・高度教育都市構築プロジェクト」として位置付け。

目的は、若年層の定着による持続可能な都市づくり、
大学との連携による産業力強化など。
地域の活力再生、学生らの居住による経済効果、
地域イメージの向上などを期待。

現状課題として若年層の流出、県平均を下回る大学進学率など。
19年度までに開設し、15~29歳人口を5年で660人、
10年で1000人超増加。大学進学率の40%到達も目標。

誘致大学を理工系、社会科学系、農学系の学系ごとに
シミュレーションし、学生規模、面積、用地所得費などを算定。
経済効果として、開設後10年で約50億円が期待。

誘致への環境づくりとして、産学公民連携の事業
「奥州シチズンカレッジ」構想も掲げた。

ビジネスや伝統文化など、各分野の講座を開設し、
市民が学ぶ「地域大学」として事業を展開。

大学教授や経営専門家らで構成する懇話会は、
10月に提言を取りまとめ、市の検討組織が提言を基に
基本方針を策定。

相原正明市長は、「ハードルは高いが、可能性はある。
大学にも積極的に声をかけていきたい」

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20090703_5

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