(2009年7月4日 毎日新聞社)
鳥取大医学部内に設立された「ハイパーブレイン社」
(資本金500万円)は、認知症の改善・予防につながる
ハーブ類の精油(エッセンシャルオイル)を開発。
8月にも全国発売。
脳神経疾患・認知症が専門の浦上克哉教授の研究成果を、
認知症のアロマセラピーに応用。
米子市内で、会社設立記念式典があり、
能勢隆之学長ら関係者約150人が出席。事業概要が発表。
浦上教授は、認知機能障害がアロマセラピーで
治療可能であることを実証した認知症研究の第一人者。
嗅覚に着目した点が発見に。
ラベンダーやローズマリー、レモンオイル、オレンジオイルを
患者にかがせたところ、症状が改善。
芳香が脳に働きかけた結果。
精油は、浦上教授の研究成果に基づき開発。
名前は、社名と同じ「ハイパーブレイン」
東京のアロマ関連商品販売会社と提携して製造、販売。
価格は、1本5000円前後で調整中。
医薬品でないため、薬事法の規制はない。
同大が支援する起業は8例目で、「一番もうかりそう」(能勢学長)。
噴霧器具も、岩美町の会社と提携して開発、
市販されている器具も使用できる。
原料となるラベンダーなどのハーブを、
日野郡内で無農薬栽培できるよう、同社は県などと協議中。
地域農業の活性化にも役立てる。
元銀行マンの加藤豊実社長は、「浦上教授の研究による
裏付けがあるのが強み。問い合わせが次々と来ている」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/7/6/103631/
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