2009年7月15日水曜日

アロマで認知症改善予防 鳥大医学部と東京の会社、ハーブの精油開発

(2009年7月4日 毎日新聞社)

鳥取大医学部内に設立された「ハイパーブレイン社」
(資本金500万円)は、認知症の改善・予防につながる
ハーブ類の精油(エッセンシャルオイル)を開発。
8月にも全国発売。

脳神経疾患・認知症が専門の浦上克哉教授の研究成果を、
認知症のアロマセラピーに応用。

米子市内で、会社設立記念式典があり、
能勢隆之学長ら関係者約150人が出席。事業概要が発表。

浦上教授は、認知機能障害がアロマセラピーで
治療可能であることを実証した認知症研究の第一人者。

嗅覚に着目した点が発見に。
ラベンダーやローズマリー、レモンオイル、オレンジオイルを
患者にかがせたところ、症状が改善。
芳香が脳に働きかけた結果。

精油は、浦上教授の研究成果に基づき開発。
名前は、社名と同じ「ハイパーブレイン」
東京のアロマ関連商品販売会社と提携して製造、販売。
価格は、1本5000円前後で調整中。
医薬品でないため、薬事法の規制はない。

同大が支援する起業は8例目で、「一番もうかりそう」(能勢学長)。
噴霧器具も、岩美町の会社と提携して開発、
市販されている器具も使用できる。

原料となるラベンダーなどのハーブを、
日野郡内で無農薬栽培できるよう、同社は県などと協議中。
地域農業の活性化にも役立てる。

元銀行マンの加藤豊実社長は、「浦上教授の研究による
裏付けがあるのが強み。問い合わせが次々と来ている」

http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/7/6/103631/

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