(2009年7月10日 読売新聞)
久留米大医学部の「がんペプチドワクチン」研究を核とする
産学官連携の取り組みが、文部科学省の
「知的クラスター創成事業」に採択。
県と久留米市が発表。
5年にわたって、年間約3億円の委託費が支給。
同大によると、がんペプチドワクチンは患者の免疫細胞を活性化し、
がん細胞を攻撃。副作用が少なく、各地で研究が進められている。
事業には九州大、九州産業大、県生物食品研究所など
産学官の27機関が参加。
▽肺がん、肝臓がん、膀胱がん向けの実用化研究
▽ワクチンの効果、副作用を遺伝子レベルで予想する技術の開発
▽DNAやたんぱく質に印を付ける蛍光試薬などの開発--の3テーマ。
人材の育成にも力を注ぐ。
「久留米バイオカレッジ」と銘打って、大学や企業で講座や実習を開き、
遺伝子解析などのバイオ関連技術を教え、
海外のがん医療研究拠点との交流も進める。
ペプチドワクチンを研究している久留米大医学部の
伊東恭悟教授(免疫治療学)は、「21世紀はワクチンの時代。
治療法を確立し、世界の患者に提供できるようにしたい」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/7/10/103987/
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