(2009年7月4日 読売新聞)
さまざまな細胞に変化する能力をもつ、人の胚性幹細胞(ES細胞)
から、家族性アルツハイマー病と筋萎縮性側索硬化症(ALS)の
病状を再現した細胞を作ることに、
京都大学やNPO法人幹細胞創薬研究所などが世界で初めて成功。
病気のメカニズム解明や薬の開発を大きく進める成果で、
中辻憲夫・同大教授が発表。
研究チームは、アルツハイマー病患者の遺伝子をES細胞に組み込み、
大脳の神経細胞に変化させた。
数週間後にできた細胞には、患者の脳に蓄積されるのと同じ
異常たんぱく質の断片が、健常者の脳に比べ、2倍の割合で生成。
ALS患者の遺伝子を用いて運動神経の細胞に変化させたところ、
自発的に死を迎える細胞が2割弱できた。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/7/6/103731/
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