(毎日 6月29日)
脳神経細胞同士の接続を正常に保つ働きをたんぱく質
「Wnt」が持つことを、林悠・理化学研究所基礎科学特別研究員
(元東京大大学院)ら東大と九州大のチームが、線虫を使い解明。
哺乳類も同じメカニズムと見られ、アルツハイマー病など
脳神経変性疾患の理解につながると期待。
28日付の米科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」電子版。
人間は、成長期に脳神経細胞同士が突起を伸ばして
盛んにつながる一方、「刈り込み」という不要な接続の削除が行われる。
アルツハイマー病やパーキンソン病は、
刈り込みが過剰に起きることが一因。
チームは、脳神経細胞が302個と少ない線虫を使って
神経細胞同士の接続を調べ、線虫でも刈り込みが起きていることを確認。
突起を切り離すたんぱく質「MBR-1」を突き止めた。
刈り込みが過剰に起きないよう、Wntが制御していることを発見。
http://mainichi.jp/select/science/news/20090629ddm012040079000c.html
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