(CNN 6月14日)
人間と同様、犬や猫の肥満も増加傾向を示すなか、
飼い主とペットが一緒に減量に取り組むアイデアが注目。
双方の健康に役立つだけでなく、ペットが「コーチ役」を果たすことで
効果が上がりやすくなるとの報告。
米カリフォルニア州ベニスビーチの海岸で、エクササイズに励む
タラ・ブラウンさんは、バーベルの代わりに飼い猫の
「ラッキーキャット」を抱えて、腕や腰の筋肉を鍛えている。
腹筋運動を始めると肩に飛び乗り、
ヨガのポーズではひざの上におさまるなど、
ラッキーキャットのほうも楽しげ。
「エクササイズを始めるたびにまとわりついてくるから、
使ってみることにしたの」と、ブラウンさんは笑う。
ジェニファー・ロペス、キャメロン・ディアスら有名人のトレーナーとして
知られるガナー・ピーターソン氏は、
ペットと楽しむためのエクササイズ・ビデオを出している。
「ペットは飼い主に似る。
飼い主が散歩をさぼってじっと座っていたら、本人も犬も運動不足に。
触れ合う時間が持てない罪悪感から、
おやつを与え過ぎてしまう飼い主も多い」
腹筋運動やスクワットをしながら、犬におもちゃを投げてやったり、
猫にペンライトの光を追わせたり、ダンベルに飾りをぶら下げてみせたりと、
エクササイズをしながらペットと遊ぶ方法は色々。
人間と犬のための「フィットネスガイド」を執筆した
ノースウェスタン大医学部のロバートカシュナー博士も同じ意見。
同博士らが06年、肥満治療の専門誌に発表した研究によると、
飼い主と犬がともに太り過ぎている場合、
1年余り一緒にエクササイズに取り組むと、
飼い主が平均5.2%、犬が同15%の減量に成功。
犬を飼っていないグループに比べ、大きな効果。
飼い主グループは犬との触れ合いを楽しみ、
せがまれて散歩に出るなどして減量を進めていた。
「犬はコーチ役となって、飼い主を励ますこともできる」
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200906140017.html
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