(読売 8月28日)
テレビ、洗濯機、エアコン、冷蔵庫、掃除機……
家電製品の名前が書かれたカードが黒板にずらり。
「電気製品には熱や光、音を出すほか、運動するものも。
分類してください」
茨城県大洗町立磯浜小学校で行われた、
6年の理科「電気の利用」の授業。
「テレビは音と光」、「洗濯機は運動」など次々に答えが出るが、
「エアコンは熱?運動?」と迷う児童も。
山本恵理子教諭(42)は、電気が色々な形で
生活に役立っていることを説明した後、
原子力や風力、太陽光など発電方法まで発展。
授業で使ったのは、原子力を中心にしたエネルギー副読本と
ワークシート。
新学習指導要領では、小学校6年の「電気の利用」、
中学3年の「放射線の性質と利用」が盛り込まれたため、
文部科学省と経済産業省が、
原子力を科学的に正しく理解してもらおうと作成。
副読本は約50ページ、放射線の基礎知識やウランが
核分裂を起こして熱を出す、原子力発電の仕組みがイラストで紹介、
今春全国の小中学校に各校1冊ずつ配布。
ワークシートは現在製作中、副読本などを使った授業例も、
今年度中にサイトで公開。
この日の授業は、ワークシートを検証するために行われた。
山本教諭は、「イラストが多く、児童が理解しやすい」と
まずまずといった様子。
千葉県総合教育センターで行われた環境・エネルギー研修会。
講師に東京電力の社員を迎え、教員を指導する立場にある
同センターの所員約60人が、発電や放射線について学んだ。
手回し発電機を使った実験では、豆電球を1分間点灯させるのにも、
ハンドルを回し続けなければならない。
力を抜くと、豆電球は暗くなる。
「火力から原子力まで、発電所も手回し発電機と同じ原理。
ただ規模が大きく、常に電気を作り続けている」との説明に、
電力安定供給の大変さを実感。
同社の研修会は、もともと原発の理解促進などを目的に、
昨年度は計90回行った。
今年度は、新学習指導要領に合わせ、手回し発電機を使った
実験を取り入れ、7月末までに35回実施。
「社会に近い、実際の話を聞きたくて企画。
電気や放射線について、教科書以上によく分かった」と
同センターの大山光晴部長(52)。
身近な電気や放射線について、実感を伴って教えるには
どうすればよいのか、現場で模索が続いている。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100901-OYT8T00227.htm
2010年9月8日水曜日
体内時計:簡易測定に成功 慢性時差ぼけ解消へ一歩--佐賀大・山口大
(毎日 8月24日)
頭髪やあごひげの根元についた細胞から、
24時間周期の体のリズムを刻む体内時計を動かす
「時計遺伝子」の活動パターンを、簡単に精度良く測定することに、
佐賀大と山口大などの研究チームが成功。
体内時計の乱れは、体調不良や高血圧、糖尿病などの
病気の発症にかかわるため、病気の治療や予防、
時差ぼけの解消などへの応用が期待。
24日付米科学アカデミー紀要で発表。
時計遺伝子は20個ほどあり、体のすべての細胞内に存在。
これまで、血液や口の中の粘膜の細胞で測ろうとしてきたが、
手法が煩雑で精度も低かった。
明石真・山口大教授(時間生物学)らは、
体毛を引き抜くと、根元についてくる毛包細胞に着目。
時計遺伝子が、たんぱく質を作る過程でできる物質(伝達RNA)の
増減を測定すると、三つの遺伝子で24時間周期の
明確な変動パターンがあった。
量が最も多いピーク時刻は、早起きの人で早いなど
個々の生活習慣に対応するほか、生活リズムの変化にも連動し、
同じ人が3週間かけて起床を4時間早めると、
ピークも約3時間早まった。
時計遺伝子の増減が、高血圧や血糖値などの変動に、
どのように関連するかは今後調べていく。
自動車部品工場で、早番と遅番を1週間ごとに繰り返す
20~30代の男性6人について調べると、
生活リズムは約7時間ずつ前後にずれるのに対し、
体内時計は2時間ほどしか変化せず、
慢性的な時差ぼけになっていることが分かった。
明石教授は、「労働環境の改善や、体内時計の乱れが引き起こす
病気の予防・診断に役立てたい」
http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2010/08/24/20100824ddm002040110000c.html
頭髪やあごひげの根元についた細胞から、
24時間周期の体のリズムを刻む体内時計を動かす
「時計遺伝子」の活動パターンを、簡単に精度良く測定することに、
佐賀大と山口大などの研究チームが成功。
体内時計の乱れは、体調不良や高血圧、糖尿病などの
病気の発症にかかわるため、病気の治療や予防、
時差ぼけの解消などへの応用が期待。
24日付米科学アカデミー紀要で発表。
時計遺伝子は20個ほどあり、体のすべての細胞内に存在。
これまで、血液や口の中の粘膜の細胞で測ろうとしてきたが、
手法が煩雑で精度も低かった。
明石真・山口大教授(時間生物学)らは、
体毛を引き抜くと、根元についてくる毛包細胞に着目。
時計遺伝子が、たんぱく質を作る過程でできる物質(伝達RNA)の
増減を測定すると、三つの遺伝子で24時間周期の
明確な変動パターンがあった。
量が最も多いピーク時刻は、早起きの人で早いなど
個々の生活習慣に対応するほか、生活リズムの変化にも連動し、
同じ人が3週間かけて起床を4時間早めると、
ピークも約3時間早まった。
時計遺伝子の増減が、高血圧や血糖値などの変動に、
どのように関連するかは今後調べていく。
自動車部品工場で、早番と遅番を1週間ごとに繰り返す
20~30代の男性6人について調べると、
生活リズムは約7時間ずつ前後にずれるのに対し、
体内時計は2時間ほどしか変化せず、
慢性的な時差ぼけになっていることが分かった。
明石教授は、「労働環境の改善や、体内時計の乱れが引き起こす
病気の予防・診断に役立てたい」
http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2010/08/24/20100824ddm002040110000c.html
インタビュー・環境戦略を語る:セディナ・浜芳樹副社長
(毎日 8月30日)
オーエムシーカード、セントラルファイナンス、クオークの3社が合併、
昨年4月に誕生したセディナ。
旧オーエムシーカード時代、環境保護活動・研究を寄付金で
支援する「地球にやさしいカード」の発行を始め、来年で20周年。
消費低迷など、クレジットカード業界の経営環境が厳しくなる中、
環境問題にどう取り組んでいくのか、浜芳樹副社長に聞いた。
--「地球にやさしいカード」の20年の実績を教えて。
◆「普通に使うだけで、地球のために寄付できる」をコンセプトに、
91年に発行を始めた。
会員のカードショッピングの利用額のうち0・5%が、
当社の負担で環境保護団体などに寄付される仕組み。
09年度末、カード会員数は2万783人、
寄付金の累計額は5億7000万円、
業界でも先駆的役割を果たしたと自負。
--会員に支持された点は?
◆環境問題別に14種類のカードがあり、関心の高いテーマを
寄付先に選ぶことができる。
東京農業大学・砂漠に緑を育てる会、
尾瀬国立公園で啓発活動などを行う「尾瀬自然保護ネットワーク」、
アフリカ象保護に取り組む「トラ・ゾウ保護基金」、
サンゴの保全を目指す沖縄大学地域研究所--など、
各団体の活動実績は年に1度、会員に報告。
自分のカード利用額が環境保護にどう生かされたか、
目に見える点が評価。
--業界初の環境をテーマにしたゴールドカードの発行を始めた。
◆利用額の0・1%が、環境保全団体に寄付されるだけでなく、
屋久島や白神山地へのエコツアー、環境保全型商品の購入案内など、
会員限定の体験型プログラムを充実させたのが特徴。
「地球と手をつなぐ」という意味で、「アクシュ」と名付け、
表は金色、裏は緑色にし、使うたびに地球環境問題への意識を
高めてほしいという願いを込めた。
石油や運輸関連企業から、提携カードの要望も来ている。
環境保全活動に積極的にかかわりたい、という利用者のニーズは
強まっており、環境をテーマにしたカードの訴求力は今後も高まる。
--セディナは、5月に三井住友フィナンシャルグループ入り。
合併や再編を経て、環境戦略はどう変わるか?
◆カード業界を取り巻く環境は厳しさを増すが、
これまでの取り組みは一切変わらない。
利用明細書のメール配信による紙利用削減や、
環境対応車(エコカー)ローンへの優遇金利適用などにも
取り組んでいるが、まだまだ深掘りできる。
お客様が、環境への貢献を実感できる事業を、
カード本業の中で実現するのが我々の役割。
==============
◇はま・よしき
70年東海銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。
同行常務執行役員などを経て、
08年、セントラルファイナンス(現セディナ)副社長。
09年4月から現職。63歳。
http://mainichi.jp/select/science/news/20100830ddm008020024000c.html
オーエムシーカード、セントラルファイナンス、クオークの3社が合併、
昨年4月に誕生したセディナ。
旧オーエムシーカード時代、環境保護活動・研究を寄付金で
支援する「地球にやさしいカード」の発行を始め、来年で20周年。
消費低迷など、クレジットカード業界の経営環境が厳しくなる中、
環境問題にどう取り組んでいくのか、浜芳樹副社長に聞いた。
--「地球にやさしいカード」の20年の実績を教えて。
◆「普通に使うだけで、地球のために寄付できる」をコンセプトに、
91年に発行を始めた。
会員のカードショッピングの利用額のうち0・5%が、
当社の負担で環境保護団体などに寄付される仕組み。
09年度末、カード会員数は2万783人、
寄付金の累計額は5億7000万円、
業界でも先駆的役割を果たしたと自負。
--会員に支持された点は?
◆環境問題別に14種類のカードがあり、関心の高いテーマを
寄付先に選ぶことができる。
東京農業大学・砂漠に緑を育てる会、
尾瀬国立公園で啓発活動などを行う「尾瀬自然保護ネットワーク」、
アフリカ象保護に取り組む「トラ・ゾウ保護基金」、
サンゴの保全を目指す沖縄大学地域研究所--など、
各団体の活動実績は年に1度、会員に報告。
自分のカード利用額が環境保護にどう生かされたか、
目に見える点が評価。
--業界初の環境をテーマにしたゴールドカードの発行を始めた。
◆利用額の0・1%が、環境保全団体に寄付されるだけでなく、
屋久島や白神山地へのエコツアー、環境保全型商品の購入案内など、
会員限定の体験型プログラムを充実させたのが特徴。
「地球と手をつなぐ」という意味で、「アクシュ」と名付け、
表は金色、裏は緑色にし、使うたびに地球環境問題への意識を
高めてほしいという願いを込めた。
石油や運輸関連企業から、提携カードの要望も来ている。
環境保全活動に積極的にかかわりたい、という利用者のニーズは
強まっており、環境をテーマにしたカードの訴求力は今後も高まる。
--セディナは、5月に三井住友フィナンシャルグループ入り。
合併や再編を経て、環境戦略はどう変わるか?
◆カード業界を取り巻く環境は厳しさを増すが、
これまでの取り組みは一切変わらない。
利用明細書のメール配信による紙利用削減や、
環境対応車(エコカー)ローンへの優遇金利適用などにも
取り組んでいるが、まだまだ深掘りできる。
お客様が、環境への貢献を実感できる事業を、
カード本業の中で実現するのが我々の役割。
==============
◇はま・よしき
70年東海銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。
同行常務執行役員などを経て、
08年、セントラルファイナンス(現セディナ)副社長。
09年4月から現職。63歳。
http://mainichi.jp/select/science/news/20100830ddm008020024000c.html
大学受験で数学をとった人々の将来
(サイエンスポータル 2010年8月27日)
理系出身者の方が、文系出身者より収入は恵まれている、
という意外な結果が、西村和雄・京都大学経済研究所特任教授、
浦坂純子・同志社大学社会学部准教授らの調査。
従来は、全く逆の通説が流布され、大学受験生やその親に
理工系学部への進学をためらわせる原因の一つ。
どうしてこのような根拠あやふやな通説がまかり通ってきたのか。
日本社会の最上部だけ眺めていると、
こうした通説が本当らしく思えてくる現実はある。
圧倒的に、文系が優位な政官界だけでなく、
大企業のトップも確かに文系が多い。
西村教授らの記者発表では、収入の比較だけでなく、
もう1点重要な知見として指摘。
「難易度Aの大学出身者ほど、高い人的資本が求められる
仕事に就いており、数学学習が効果的に機能していることが示された」
これはどういうことか?
記者発表の根拠になった西村教授らの論文
「数学教育と人的資本蓄積―日本における実証分析」
(Journal of Quality Education Vol.3)を見てみる。
調査は、ベネッセコーポレーションによる2008年度の
大学入試難易ランキングを用いて、得られたサンプルを
偏差値50未満(低ランク)、50-59(中ランク)、60以上(高ランク)に
分けた比較もしている。
文系理系の違い以前に、文系出身に限った中で、
数学で受験したかそうでないかを比較した結果が興味深い。
大学入試で、一度だけでも数学で受験したことがあるグループと、
大学入試で数学をとらなかったグループで、
社会人になってから年収に違いがあるかどうかを比べた結果。
偏差値が低ランクでは変わりないが、
中ランク、高ランクになるほど、数学受験グループの年収が
高くなるという結果。
西村教授らは、「入試難易度が高い出身大学ほど、
優良な企業などに就職する可能性が高く、
数学学習で培われた数理的能力が、より多くの選択肢の中から
より有利な仕事を手に入れる機会をもたらし、
着実な昇進、引いては所得に強く影響を与えるため」という解釈。
同じ文系出身の中ですら、このような違いが見られたのだから、
理系と文系出身の違いを加味したら、
もっとはっきりと差が出るのは当然。
数学で受験したかどうかによる年収への違いを、
偏差値ランクごとに文系、理系で比較するとどうなるか?
最も高収入を得ているのは、偏差値60以上(高ランク)の理系出身、
45~60歳ですべて年収1,000万円を超す。
次に高収入を得ているのは、高ランクの文系出身でかつ数学で
大学受験した人たち。
60歳になると、偏差値では下位(中ランク=偏差値50~59)の
理系出身者に抜かれる。
要するに、トップ3のグループはすべて大学受験時に
数学をとっている人々。
中ランク(偏差値50~59)の文系出身で、
数学の受験経験のない人々が、50歳までは同じ中ランクの文系、
数学で受験した人たちを上回っている。
55歳になると追いつかれ、60歳になると数学受験組より
年収が下回ってしまうことも興味深い。
単純に平均をとっても、数学を学んだかどうかまで見て比較しても、
理系出身が文系出身より所得が劣る、ということなど全くない。
今、高校の教育現場では、「国公立大学に何人合格したか」が、
大きな指標の一つになっている。
西村教授は、20年以上前から大学生の基礎学力低下に
警鐘を鳴らし続け、一つの原因に大学入試の科目減を挙げている。
入試科目を増やそうという動きは、大学側にまだないが、
高校の方が先に、気づき始めた。
比較的、入試科目の多い国公立大学に
生徒を送り込んだ方が本人のため、と。
今回の調査結果が、大学側の入試に対する考え方に
影響を与えるかどうかも注目。
http://scienceportal.jp/news/review/1008/1008271.html
理系出身者の方が、文系出身者より収入は恵まれている、
という意外な結果が、西村和雄・京都大学経済研究所特任教授、
浦坂純子・同志社大学社会学部准教授らの調査。
従来は、全く逆の通説が流布され、大学受験生やその親に
理工系学部への進学をためらわせる原因の一つ。
どうしてこのような根拠あやふやな通説がまかり通ってきたのか。
日本社会の最上部だけ眺めていると、
こうした通説が本当らしく思えてくる現実はある。
圧倒的に、文系が優位な政官界だけでなく、
大企業のトップも確かに文系が多い。
西村教授らの記者発表では、収入の比較だけでなく、
もう1点重要な知見として指摘。
「難易度Aの大学出身者ほど、高い人的資本が求められる
仕事に就いており、数学学習が効果的に機能していることが示された」
これはどういうことか?
記者発表の根拠になった西村教授らの論文
「数学教育と人的資本蓄積―日本における実証分析」
(Journal of Quality Education Vol.3)を見てみる。
調査は、ベネッセコーポレーションによる2008年度の
大学入試難易ランキングを用いて、得られたサンプルを
偏差値50未満(低ランク)、50-59(中ランク)、60以上(高ランク)に
分けた比較もしている。
文系理系の違い以前に、文系出身に限った中で、
数学で受験したかそうでないかを比較した結果が興味深い。
大学入試で、一度だけでも数学で受験したことがあるグループと、
大学入試で数学をとらなかったグループで、
社会人になってから年収に違いがあるかどうかを比べた結果。
偏差値が低ランクでは変わりないが、
中ランク、高ランクになるほど、数学受験グループの年収が
高くなるという結果。
西村教授らは、「入試難易度が高い出身大学ほど、
優良な企業などに就職する可能性が高く、
数学学習で培われた数理的能力が、より多くの選択肢の中から
より有利な仕事を手に入れる機会をもたらし、
着実な昇進、引いては所得に強く影響を与えるため」という解釈。
同じ文系出身の中ですら、このような違いが見られたのだから、
理系と文系出身の違いを加味したら、
もっとはっきりと差が出るのは当然。
数学で受験したかどうかによる年収への違いを、
偏差値ランクごとに文系、理系で比較するとどうなるか?
最も高収入を得ているのは、偏差値60以上(高ランク)の理系出身、
45~60歳ですべて年収1,000万円を超す。
次に高収入を得ているのは、高ランクの文系出身でかつ数学で
大学受験した人たち。
60歳になると、偏差値では下位(中ランク=偏差値50~59)の
理系出身者に抜かれる。
要するに、トップ3のグループはすべて大学受験時に
数学をとっている人々。
中ランク(偏差値50~59)の文系出身で、
数学の受験経験のない人々が、50歳までは同じ中ランクの文系、
数学で受験した人たちを上回っている。
55歳になると追いつかれ、60歳になると数学受験組より
年収が下回ってしまうことも興味深い。
単純に平均をとっても、数学を学んだかどうかまで見て比較しても、
理系出身が文系出身より所得が劣る、ということなど全くない。
今、高校の教育現場では、「国公立大学に何人合格したか」が、
大きな指標の一つになっている。
西村教授は、20年以上前から大学生の基礎学力低下に
警鐘を鳴らし続け、一つの原因に大学入試の科目減を挙げている。
入試科目を増やそうという動きは、大学側にまだないが、
高校の方が先に、気づき始めた。
比較的、入試科目の多い国公立大学に
生徒を送り込んだ方が本人のため、と。
今回の調査結果が、大学側の入試に対する考え方に
影響を与えるかどうかも注目。
http://scienceportal.jp/news/review/1008/1008271.html
2010年9月7日火曜日
実感する理科(7)教員研修 博物館が支援
(読売 8月27日)
「5分間で、人間の全身骨格を描いて」という講師の指示に、
「えーっ」と声が上がった。
「肋骨って、どこから出てるんだ」とつぶやきも。
上野の国立科学博物館で開かれた教員研修会。
参加した東京都杉並区の中学校理科教師27人に、
講師の同館職員が紹介していたのは、同館からの貸し出し教材を使った
授業である「骨ほねウオッチング」プログラム。
図が完成すると、今度は、「バラバラの全身の骨格標本を、
机に正しく並べてください」
骨格標本は約50個。
「どっちが前?」、「左右逆だよ」、中には体に骨を当てながら
「ここかな?」。
約20分で全身らしくなったところで、
講師が正解の模型を見せて解説。
同区立松ノ木中学校の真渕高史副校長(55)は、
「評判を聞き、ぜひ見てみたいとみんなで来たが、
授業のネタとして十分使えると思った」
恐竜の化石や動物の剥製など、様々な展示物が楽しめる
博物館を学習に活用してもらおうと、
同館など全国約20の博物館が協力し、貸し出し教材を使った
約60の学習プログラムを開発。
「骨ほね」もその一つ。
いずれも、体験を通して楽しく理解できるよう工夫され、
同館のサイト「授業に役立つ博物館」で紹介。
新学習指導要領が、博物館などの積極的活用を明記したことを受けて、
このプログラムを紹介する研修会も、各地で開かれている。
同館での研修も、申し込みが急増している。
横浜市は昨年、同館の研修に4人を派遣。
研修後、4人が指導員役に回り、ほかの教員にプログラムを伝授。
実際、十数校が同館から骨格標本を借りて授業を行うなど、
予想以上の効果があった。
先生たちに博物館をもっと知ってもらおうと、
同館は今月29日を、「教員のための博物館の日」として、
教員向けの様々な行事を開催。
夏休みに開くのは、今年が初めて。
植物画の描き方や顕微鏡の基本操作の講座のほか、
類人猿の頭骨や岩石鉱物など、貸し出し教材も紹介。
教員の入館料は無料。
企画した小川義和・学習企画調整課長(50)は、
「博物館は、学習資源の宝庫。
展示以外にも、色々な形で授業に利用できることを知ってほしい」
◆授業に役立つ博物館
http://www.kahaku.go.jp/、「学習」をクリック。
◆教員のための博物館の日
事前申し込みは不要だが、プログラムは先着順。
対象は、幼稚園から高校までの教員、
職員証などの提示が必要。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100827-OYT8T00141.htm
「5分間で、人間の全身骨格を描いて」という講師の指示に、
「えーっ」と声が上がった。
「肋骨って、どこから出てるんだ」とつぶやきも。
上野の国立科学博物館で開かれた教員研修会。
参加した東京都杉並区の中学校理科教師27人に、
講師の同館職員が紹介していたのは、同館からの貸し出し教材を使った
授業である「骨ほねウオッチング」プログラム。
図が完成すると、今度は、「バラバラの全身の骨格標本を、
机に正しく並べてください」
骨格標本は約50個。
「どっちが前?」、「左右逆だよ」、中には体に骨を当てながら
「ここかな?」。
約20分で全身らしくなったところで、
講師が正解の模型を見せて解説。
同区立松ノ木中学校の真渕高史副校長(55)は、
「評判を聞き、ぜひ見てみたいとみんなで来たが、
授業のネタとして十分使えると思った」
恐竜の化石や動物の剥製など、様々な展示物が楽しめる
博物館を学習に活用してもらおうと、
同館など全国約20の博物館が協力し、貸し出し教材を使った
約60の学習プログラムを開発。
「骨ほね」もその一つ。
いずれも、体験を通して楽しく理解できるよう工夫され、
同館のサイト「授業に役立つ博物館」で紹介。
新学習指導要領が、博物館などの積極的活用を明記したことを受けて、
このプログラムを紹介する研修会も、各地で開かれている。
同館での研修も、申し込みが急増している。
横浜市は昨年、同館の研修に4人を派遣。
研修後、4人が指導員役に回り、ほかの教員にプログラムを伝授。
実際、十数校が同館から骨格標本を借りて授業を行うなど、
予想以上の効果があった。
先生たちに博物館をもっと知ってもらおうと、
同館は今月29日を、「教員のための博物館の日」として、
教員向けの様々な行事を開催。
夏休みに開くのは、今年が初めて。
植物画の描き方や顕微鏡の基本操作の講座のほか、
類人猿の頭骨や岩石鉱物など、貸し出し教材も紹介。
教員の入館料は無料。
企画した小川義和・学習企画調整課長(50)は、
「博物館は、学習資源の宝庫。
展示以外にも、色々な形で授業に利用できることを知ってほしい」
◆授業に役立つ博物館
http://www.kahaku.go.jp/、「学習」をクリック。
◆教員のための博物館の日
事前申し込みは不要だが、プログラムは先着順。
対象は、幼稚園から高校までの教員、
職員証などの提示が必要。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100827-OYT8T00141.htm
舶用エンジンの排ガスで発電するハイブリッド過給機を開発 三菱重工
(三菱重工ニュース 2010年8月23日)
三菱重工業は、船舶用ディーゼルエンジンの過給機に、
発電機を内蔵したハイブリッド過給機「MET83MAG」を開発。
エンジンの排ガスを、過給機コンプレッサの駆動だけでなく、
発電に活かすことで、航海中に必要なすべての電力を
供給することができ、燃料消費量とCO2排出量の削減に貢献。
日本郵船株式会社、ユニバーサル造船株式会社、
日立造船株式会社の協力により製品化、
2011年、就航する大型ばら積み運搬船に搭載し、
世界で初めて実証試験を行う。
初号機の完成を記念、長崎造船所で23日に披露式典を開いた。
MET83MAGの発電機最大発電出力は、754kW(毎分9,500回転時)。
発電機を電動機として作動させ、過給機を加勢し、
補助ブロワの代用とできるメリットがある。
実証試験は、ハイブリッド過給機MET83MAG 1台を装備した
エンジンを、ユニバーサル造船が日本郵船向けに建造する
ケープサイズのばら積み運搬船に搭載して実施する計画。
今回のハイブリッド過給機は、排ガスを利用する
排熱回収システムの一つで、発電機を過給機に
内蔵したことで省スペースとなり、
既設過給機からの置換え需要にも対応できる。
当社は、コンテナ船や原油運搬船などの電力消費が大きい
船舶用として、排ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせて
発電し、燃料コストの10%低減を可能とした排熱回収システム
「MERS(Mitsubishi Energy Recovery System)」を
製品化、好評を博している。
当社は、船舶エネルギーの有効利用に必要な主要機器を
手掛ける強みを活かし、将来の環境規制強化や、
熱効率向上の技術ソリューションシステムを
今後も継続して提案していく。
http://www.mhi.co.jp/news/story/1008234974.html
三菱重工業は、船舶用ディーゼルエンジンの過給機に、
発電機を内蔵したハイブリッド過給機「MET83MAG」を開発。
エンジンの排ガスを、過給機コンプレッサの駆動だけでなく、
発電に活かすことで、航海中に必要なすべての電力を
供給することができ、燃料消費量とCO2排出量の削減に貢献。
日本郵船株式会社、ユニバーサル造船株式会社、
日立造船株式会社の協力により製品化、
2011年、就航する大型ばら積み運搬船に搭載し、
世界で初めて実証試験を行う。
初号機の完成を記念、長崎造船所で23日に披露式典を開いた。
MET83MAGの発電機最大発電出力は、754kW(毎分9,500回転時)。
発電機を電動機として作動させ、過給機を加勢し、
補助ブロワの代用とできるメリットがある。
実証試験は、ハイブリッド過給機MET83MAG 1台を装備した
エンジンを、ユニバーサル造船が日本郵船向けに建造する
ケープサイズのばら積み運搬船に搭載して実施する計画。
今回のハイブリッド過給機は、排ガスを利用する
排熱回収システムの一つで、発電機を過給機に
内蔵したことで省スペースとなり、
既設過給機からの置換え需要にも対応できる。
当社は、コンテナ船や原油運搬船などの電力消費が大きい
船舶用として、排ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせて
発電し、燃料コストの10%低減を可能とした排熱回収システム
「MERS(Mitsubishi Energy Recovery System)」を
製品化、好評を博している。
当社は、船舶エネルギーの有効利用に必要な主要機器を
手掛ける強みを活かし、将来の環境規制強化や、
熱効率向上の技術ソリューションシステムを
今後も継続して提案していく。
http://www.mhi.co.jp/news/story/1008234974.html
理系出身者の方が高収入
(サイエンスポータル 2010年8月27日)
理系学部出身者は、文系学部出身者より高収入、
という結果が西村和雄・京都大学経済研究所特任教授、
浦坂純子・同志社大学社会学部准教授らの
インターネットを利用した調査。
理系出身者は、収入の面でも文系出身者に劣る、
というのが通説、若者の理系、特に工学部離れの原因の一つ。
今回の調査結果は、こうした通説を真っ向から否定するもの、
小・中・高校生、その親たちにも大きな影響を与えそう。
調査対象者のうち、所得がある約1,600人を文系、理系にわけて
平均年収を比べたところ、全体平均で約100万円、
25~60歳まで5歳刻みの年齢別で見た場合でも、
すべての年齢で理系出身者が文系出身者を上回っていた。
平均年収は、25歳で文系出身が約306万円、
理系出身は約366万円と60万円もの差。
この差は年々、広がり続け、60歳では文系が約720万円、
理系は約889万円と、170万円近くまで開く。
通説に全く反する結果が得られたことに対し、
西村教授らは、「『理系離れ』が進む現在、
重要なメッセージを投げかけている」
http://scienceportal.jp/news/daily/1008/1008271.html
理系学部出身者は、文系学部出身者より高収入、
という結果が西村和雄・京都大学経済研究所特任教授、
浦坂純子・同志社大学社会学部准教授らの
インターネットを利用した調査。
理系出身者は、収入の面でも文系出身者に劣る、
というのが通説、若者の理系、特に工学部離れの原因の一つ。
今回の調査結果は、こうした通説を真っ向から否定するもの、
小・中・高校生、その親たちにも大きな影響を与えそう。
調査対象者のうち、所得がある約1,600人を文系、理系にわけて
平均年収を比べたところ、全体平均で約100万円、
25~60歳まで5歳刻みの年齢別で見た場合でも、
すべての年齢で理系出身者が文系出身者を上回っていた。
平均年収は、25歳で文系出身が約306万円、
理系出身は約366万円と60万円もの差。
この差は年々、広がり続け、60歳では文系が約720万円、
理系は約889万円と、170万円近くまで開く。
通説に全く反する結果が得られたことに対し、
西村教授らは、「『理系離れ』が進む現在、
重要なメッセージを投げかけている」
http://scienceportal.jp/news/daily/1008/1008271.html
林業体験に心弾ませ 31日まで生出地区に立教大の学生ら17人 陸前高田
(東海新報 8月27日)
立教大学に通う学生ら17人が、林業体験のため陸前高田市入り。
初日は市役所を表敬訪問、中里長門市長と懇談。
矢作町生出地区に、31日まで滞在しながら、
山林の下草刈りや間伐作業、炭焼きなどに挑戦。
この林業体験は、同大学の学生部が毎年企画、今年で8回目。
山里での生活を通して自分を見つめ直し、
今後の人生を考える機会にしてもらおうと行われている。
生出地区が、体験の場に選定されたのは、以前、大学関係者が
インターネットで「ホロタイの郷・炭の家」を知り、
炭焼き体験が目にとまったことが発端。
同市や生出地区コミュニティ推進協議会(佐々木英一会長)の
バックアップのもとで、体験事業が続けられている。
今年来高したのは、学生15人と随行者2人。
市役所では、同大学観光学部4年の神野かおりさん(21)が、
「山での作業や食事を楽しみに参加した。
思い出に残る体験にしたい。よろしくお願いします」とあいさつ。
中里市長は、「生出地区は、地域づくりを一生懸命行っている土地柄。
皆さんが来るのを楽しみに待っています。
暑い夏が続いていますが、ケガなどないよう過ごして下さい」
一行は、高田松原を訪れ、白砂青松の美しい景観を楽しみ、
体験場所となる生出地区のホロタイの郷「炭の家」へ移動。
いなか豆腐づくりに挑戦、佐々木会長の講話に耳を傾けた。
滞在期間中、学生たちは市有林の「立教の森」で、
下草刈り作業、農家での炭焼き体験、原台山登山、
山林の間伐作業に励む。
http://www.tohkaishimpo.com/
立教大学に通う学生ら17人が、林業体験のため陸前高田市入り。
初日は市役所を表敬訪問、中里長門市長と懇談。
矢作町生出地区に、31日まで滞在しながら、
山林の下草刈りや間伐作業、炭焼きなどに挑戦。
この林業体験は、同大学の学生部が毎年企画、今年で8回目。
山里での生活を通して自分を見つめ直し、
今後の人生を考える機会にしてもらおうと行われている。
生出地区が、体験の場に選定されたのは、以前、大学関係者が
インターネットで「ホロタイの郷・炭の家」を知り、
炭焼き体験が目にとまったことが発端。
同市や生出地区コミュニティ推進協議会(佐々木英一会長)の
バックアップのもとで、体験事業が続けられている。
今年来高したのは、学生15人と随行者2人。
市役所では、同大学観光学部4年の神野かおりさん(21)が、
「山での作業や食事を楽しみに参加した。
思い出に残る体験にしたい。よろしくお願いします」とあいさつ。
中里市長は、「生出地区は、地域づくりを一生懸命行っている土地柄。
皆さんが来るのを楽しみに待っています。
暑い夏が続いていますが、ケガなどないよう過ごして下さい」
一行は、高田松原を訪れ、白砂青松の美しい景観を楽しみ、
体験場所となる生出地区のホロタイの郷「炭の家」へ移動。
いなか豆腐づくりに挑戦、佐々木会長の講話に耳を傾けた。
滞在期間中、学生たちは市有林の「立教の森」で、
下草刈り作業、農家での炭焼き体験、原台山登山、
山林の間伐作業に励む。
http://www.tohkaishimpo.com/
2010年9月6日月曜日
岩手県立地域診療センター無床化 空きスペースを特養ホームに 花巻市長
(2010年8月26日 毎日新聞社)
県立大迫地域診療センター(花巻市大迫町)の無床化問題で、
花巻市の大石満雄市長は、入院病床の空きスペースを
特別養護老人ホームとして活用することを決めた。
地元住民との懇談会で、特養構想が大勢を占めたため。
今後は、住民主体で社会福祉法人を設立し、特養開設を目指す。
無床化を巡っては、市が09年12月に
民間介護老人保健施設の併設案を提示したが、
住民の間で賛否が割れ、結論を出せなかった。
その後、特養構想が浮上。
特養に常勤医を置く必要はなく、診療センターとの役割分担も
期待できるため、多数の住民がセンター存続に有効だと判断。
懇談会では、「診療センターの存続を前提に、就労の場が増えるから
特養の方が良い」と賛成意見が目立った。
「老健も特養も、医療問題の解決につながらない」と反対の声もあったが、
大石市長は、「診療科目の維持は、責任を持って県と交渉を続ける。
特養を設置する方向で、お願いしたい」と協力を求めた。
特養設置を目指す住民団体「特養を考える会」の森田敏雄代表は、
「反対の人も含めて意見を出し合い、地域で運営していければ良い」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/26/124533/
県立大迫地域診療センター(花巻市大迫町)の無床化問題で、
花巻市の大石満雄市長は、入院病床の空きスペースを
特別養護老人ホームとして活用することを決めた。
地元住民との懇談会で、特養構想が大勢を占めたため。
今後は、住民主体で社会福祉法人を設立し、特養開設を目指す。
無床化を巡っては、市が09年12月に
民間介護老人保健施設の併設案を提示したが、
住民の間で賛否が割れ、結論を出せなかった。
その後、特養構想が浮上。
特養に常勤医を置く必要はなく、診療センターとの役割分担も
期待できるため、多数の住民がセンター存続に有効だと判断。
懇談会では、「診療センターの存続を前提に、就労の場が増えるから
特養の方が良い」と賛成意見が目立った。
「老健も特養も、医療問題の解決につながらない」と反対の声もあったが、
大石市長は、「診療科目の維持は、責任を持って県と交渉を続ける。
特養を設置する方向で、お願いしたい」と協力を求めた。
特養設置を目指す住民団体「特養を考える会」の森田敏雄代表は、
「反対の人も含めて意見を出し合い、地域で運営していければ良い」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/26/124533/
実感する理科(6)社会人講師が出前実験
(読売 8月26日)
「みんなが育てた植物は何でしょうか?」
給食のおばさんのような格好をした講師が、
教壇から子どもたちに質問。
沖縄県八重瀬町立新城小学校で行われた5年生の理科の授業
「ナゾの種の正体を探そう!」
講師は、地元の食品製造販売、みどり食品の渡慶次睦子さん(55)。
ナゾの種とは、子どもたちが5日前、宿題として渡され、
自宅に持ち帰って育てた種。
小さく細長い緑色の双葉が出て、長さ約15cmになっている。
「もやしじゃない?」、「ちょっと違うよ」という小さな声に、
「味見してもいいよ」と渡慶次さん。
1人が芽をかじり、「少し苦い……」と顔をしかめた。
渡慶次さんは、正解は、もやしだと明かした後、
今度は「なぜ売っているのと違うのか考えて」と問いかける。
子どもたちは、製品のもやしは真っ暗な工場で水だけで育てること、
日に当たると緑色になり苦くなること、などを渡慶次さんの説明で知り、
植物の発芽・成長と水や気温の関係を実感として学んだ。
この日の出前授業は、2008年、経済産業省が
将来の研究者や技術者の卵を増やそうと始めたもの。
社会人講師を活用し、授業は理科実験がメーンとなっている。
今年度は、10地域での実施を計画し、運営の委託費として、
5800万円の予算を計上。
昨年度実施した372校で、児童に行ったアンケートでは
「授業が面白かった」96・9%、
「理科で学ぶ内容が生活に役立つことが分かった」93・2%、
生活の中の理科への理解が深まっている。
大阪市立小路小学校で行われた出前授業では、
スポーツ用品大手のデサントの社員が、人や動物の研究から
新素材が生まれることを紹介。
五輪用競泳水着の素材として、カワセミの羽根をヒントに開発した
はっ水性の布を使った実験を披露。
水玉が布の上をコロコロ転がる様子に、児童から
「不思議で面白い」と歓声が上がった。
橋渡し役の大阪商工会議所の広田雅美さん(49)は、
「単なる社会貢献でなく、社内研修やシニア人材の活用に
使えるので、企業の注目度も高い」
経産省は、出前授業を新たに考える企業の参考にしてもらおうと、
これまでの授業例などをサイトに公表。
同省の委託費は、事業仕分けの影響で今年度限りで終了するが、
大阪や沖縄のほか、各地で継続を模索する動きが見られている。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100826-OYT8T00188.htm
「みんなが育てた植物は何でしょうか?」
給食のおばさんのような格好をした講師が、
教壇から子どもたちに質問。
沖縄県八重瀬町立新城小学校で行われた5年生の理科の授業
「ナゾの種の正体を探そう!」
講師は、地元の食品製造販売、みどり食品の渡慶次睦子さん(55)。
ナゾの種とは、子どもたちが5日前、宿題として渡され、
自宅に持ち帰って育てた種。
小さく細長い緑色の双葉が出て、長さ約15cmになっている。
「もやしじゃない?」、「ちょっと違うよ」という小さな声に、
「味見してもいいよ」と渡慶次さん。
1人が芽をかじり、「少し苦い……」と顔をしかめた。
渡慶次さんは、正解は、もやしだと明かした後、
今度は「なぜ売っているのと違うのか考えて」と問いかける。
子どもたちは、製品のもやしは真っ暗な工場で水だけで育てること、
日に当たると緑色になり苦くなること、などを渡慶次さんの説明で知り、
植物の発芽・成長と水や気温の関係を実感として学んだ。
この日の出前授業は、2008年、経済産業省が
将来の研究者や技術者の卵を増やそうと始めたもの。
社会人講師を活用し、授業は理科実験がメーンとなっている。
今年度は、10地域での実施を計画し、運営の委託費として、
5800万円の予算を計上。
昨年度実施した372校で、児童に行ったアンケートでは
「授業が面白かった」96・9%、
「理科で学ぶ内容が生活に役立つことが分かった」93・2%、
生活の中の理科への理解が深まっている。
大阪市立小路小学校で行われた出前授業では、
スポーツ用品大手のデサントの社員が、人や動物の研究から
新素材が生まれることを紹介。
五輪用競泳水着の素材として、カワセミの羽根をヒントに開発した
はっ水性の布を使った実験を披露。
水玉が布の上をコロコロ転がる様子に、児童から
「不思議で面白い」と歓声が上がった。
橋渡し役の大阪商工会議所の広田雅美さん(49)は、
「単なる社会貢献でなく、社内研修やシニア人材の活用に
使えるので、企業の注目度も高い」
経産省は、出前授業を新たに考える企業の参考にしてもらおうと、
これまでの授業例などをサイトに公表。
同省の委託費は、事業仕分けの影響で今年度限りで終了するが、
大阪や沖縄のほか、各地で継続を模索する動きが見られている。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100826-OYT8T00188.htm
インタビュー・環境戦略を語る:住友化学・廣瀬博社長
(毎日 8月23日)
世界的な総合化学メーカーとして、国内外で幅広い活動を
展開する住友化学。
電気自動車の電池や省エネテレビの素材、断熱材など、
生活に不可欠な最先端の素材を手がけつつ、
環境改善にも大きく貢献することが期待。
廣瀬博社長に、環境戦略を聞いた。
--環境に対する基本理念は?
◆住友化学の生い立ちは、愛媛県新居浜の別子銅山の
公害処理業務に、端を発している。
銅の精錬の際、亜硫酸ガスが発生するが、これを化学的に処理し、
硫安や過リン酸石灰など肥料を製造したのが始まり。
肥料を製造して煙害を解決し、農作物の増産にも寄与するという、
一石二鳥の解決策を見いだした。
環境保全は、住友化学のDNA。
原点でもあり、会社を経営するうえでの基本。
--環境関連で力を入れている分野は?
◆リチウムイオン2次電池や燃料電池、太陽電池、
省燃費タイヤの材料など、多くの事業部門がある。
もはや、ひとつの技術だけで何かをつくり出すのは難しい。
さまざまな要素、技術を組み合わせて新しいものをつくる。
「ハイブリッドケミストリー(混合型化学技術)」と言っているが、
各事業部門の知恵や技術を組み合わせ、
良いものをつくっていこう、というスタンスが基本。
--有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)にも力を入れている。
◆われわれが手がけているのは、高分子有機EL。
これは、電気を光に替える技術で、この技術を使った
薄膜の太陽電池も開発中。
太陽電池に使うフィルムも、石油化学部門から出てきている。
高分子有機ELは、省エネだけでなく、3Dでの残像もなくなるなど
画質も優れ、視野角も広い。
照明もテレビも、フィルム化が進めば、生活空間は大きく変わる。
われわれは、生活空間革命を目指している。
--化学の力がさらに重要に。
◆「cLCA(カーボンライフサイクルアナリシス)」といって、
製造から廃棄までの各ステージで、環境への負荷が
どれだけ軽減されているかを評価する手法がある。
断熱材は製造するのに、1のエネルギーを使っても、
廃棄までに4の省エネ効果をもたらす。
分析も行いながら、研究テーマに優先順位をつけて取り組んでいる。
化学は、なくてはならない事業。
高純度のアルミでテレビや半導体がつくられ、
石油化学ではミクロン単位でフィルムも製造。
それぞれの技術が融合し、製品化に結びついている。
--取引先の企業も環境意識は高まっているか?
◆温室効果ガスだけではなく、化学品もより環境に優しいものを
求めたり、製造過程でCO2削減に貢献できるようなものを
使いたいという機運が強まっている。
グリーンなサプライチェーンへの協力を進めていきたい。
==============
◇ひろせ・ひろし
神戸大経営学部卒。67年住友化学工業(現住友化学)入社。
総務部長を経て、01年に取締役。09年4月から現職。
岡山県出身。66歳。
http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2010/08/23/20100823ddm008020020000c.html
世界的な総合化学メーカーとして、国内外で幅広い活動を
展開する住友化学。
電気自動車の電池や省エネテレビの素材、断熱材など、
生活に不可欠な最先端の素材を手がけつつ、
環境改善にも大きく貢献することが期待。
廣瀬博社長に、環境戦略を聞いた。
--環境に対する基本理念は?
◆住友化学の生い立ちは、愛媛県新居浜の別子銅山の
公害処理業務に、端を発している。
銅の精錬の際、亜硫酸ガスが発生するが、これを化学的に処理し、
硫安や過リン酸石灰など肥料を製造したのが始まり。
肥料を製造して煙害を解決し、農作物の増産にも寄与するという、
一石二鳥の解決策を見いだした。
環境保全は、住友化学のDNA。
原点でもあり、会社を経営するうえでの基本。
--環境関連で力を入れている分野は?
◆リチウムイオン2次電池や燃料電池、太陽電池、
省燃費タイヤの材料など、多くの事業部門がある。
もはや、ひとつの技術だけで何かをつくり出すのは難しい。
さまざまな要素、技術を組み合わせて新しいものをつくる。
「ハイブリッドケミストリー(混合型化学技術)」と言っているが、
各事業部門の知恵や技術を組み合わせ、
良いものをつくっていこう、というスタンスが基本。
--有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)にも力を入れている。
◆われわれが手がけているのは、高分子有機EL。
これは、電気を光に替える技術で、この技術を使った
薄膜の太陽電池も開発中。
太陽電池に使うフィルムも、石油化学部門から出てきている。
高分子有機ELは、省エネだけでなく、3Dでの残像もなくなるなど
画質も優れ、視野角も広い。
照明もテレビも、フィルム化が進めば、生活空間は大きく変わる。
われわれは、生活空間革命を目指している。
--化学の力がさらに重要に。
◆「cLCA(カーボンライフサイクルアナリシス)」といって、
製造から廃棄までの各ステージで、環境への負荷が
どれだけ軽減されているかを評価する手法がある。
断熱材は製造するのに、1のエネルギーを使っても、
廃棄までに4の省エネ効果をもたらす。
分析も行いながら、研究テーマに優先順位をつけて取り組んでいる。
化学は、なくてはならない事業。
高純度のアルミでテレビや半導体がつくられ、
石油化学ではミクロン単位でフィルムも製造。
それぞれの技術が融合し、製品化に結びついている。
--取引先の企業も環境意識は高まっているか?
◆温室効果ガスだけではなく、化学品もより環境に優しいものを
求めたり、製造過程でCO2削減に貢献できるようなものを
使いたいという機運が強まっている。
グリーンなサプライチェーンへの協力を進めていきたい。
==============
◇ひろせ・ひろし
神戸大経営学部卒。67年住友化学工業(現住友化学)入社。
総務部長を経て、01年に取締役。09年4月から現職。
岡山県出身。66歳。
http://mainichi.jp/select/science/archive/news/2010/08/23/20100823ddm008020020000c.html
梅干しダイエット、7割が体重減少 大粒2個を50日間食べ 和歌山・田辺
(2010年8月25日 毎日新聞社)
大粒の梅干し2個を、50日間食べたモニターのうち、
7割の体重が減ったと、田辺市の紀州田辺うめ振興協議会
(会長、真砂充敏・同市長)が発表。
伸び悩む梅干しの消費拡大につなげようと、
モニター調査を協議会が企画。
紀南農協、田辺海上保安部、田辺税務署など、地元機関の職員と
女性向け雑誌に応募した男女計125人が参加、
アンケートには20~70代の105人(男41人、女64人)が回答。
体重は73人が「減」、「増」は15人。
40代の女性は、減量7kgと回答。
腹囲も「減」が64人、「増」15人、「変化なし」21人。
体脂肪率は45人が「減」、「増」は5人、「変化なし」7人、
48人は「測定なし」。
体調変化では疲労回復35人、体調改善29人、体重減25人が上位。
実践後の感想として、継続して食べたい=47人、
和食中心を好むようになった=16人、
便秘解消=13人などの肯定的な声の半面、
1日2個は難しい=5人、梅干しだけでダイエットは困難=1人、
もう少し安ければうれしい=1人--など。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/25/124503/
大粒の梅干し2個を、50日間食べたモニターのうち、
7割の体重が減ったと、田辺市の紀州田辺うめ振興協議会
(会長、真砂充敏・同市長)が発表。
伸び悩む梅干しの消費拡大につなげようと、
モニター調査を協議会が企画。
紀南農協、田辺海上保安部、田辺税務署など、地元機関の職員と
女性向け雑誌に応募した男女計125人が参加、
アンケートには20~70代の105人(男41人、女64人)が回答。
体重は73人が「減」、「増」は15人。
40代の女性は、減量7kgと回答。
腹囲も「減」が64人、「増」15人、「変化なし」21人。
体脂肪率は45人が「減」、「増」は5人、「変化なし」7人、
48人は「測定なし」。
体調変化では疲労回復35人、体調改善29人、体重減25人が上位。
実践後の感想として、継続して食べたい=47人、
和食中心を好むようになった=16人、
便秘解消=13人などの肯定的な声の半面、
1日2個は難しい=5人、梅干しだけでダイエットは困難=1人、
もう少し安ければうれしい=1人--など。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/25/124503/
2010年9月5日日曜日
専門家動員し健康維持 救出まで極限の4カ月 チリの落盤事故
(2010年8月26日 共同通信社)
南米チリ北部コピアポ近郊の鉱山で起きた落盤事故は、
地下に閉じ込められた労働者33人全員の生存が17日ぶりに確認、
世界を驚かせた。
救出には4カ月程度かかるとされ、精神的、肉体的な健康状態を
どのように維持していくかが重要な課題。
チリ政府は、専門家らを動員し細心のケアに取り組む。
▽地下へ飛ぶハト
「彼らは、(9月18日の独立)200周年には地上に戻れないだろうが、
クリスマスと新年にはわれわれと一緒にいることになる」
ピニェラ大統領は、救出までの時間を耐え忍ぶよう、家族らに訴えた。
大型ドリル機材を使って、救出用トンネルを掘る作業は、
今週末から始まる見通し。
最終的には直径約70cmのトンネルを掘り、
かごを降ろして一人ずつ引き上げる計画。
救出までの間、直径10cm余りの3本のトンネルで食料を供給し、
通信、通気を確保する。
食料や水、メッセージなどが詰まった長さ約1・6mのカプセルは、
「ハト」と呼ばれ、1時間かけてこのトンネルを通って地下に届く。
▽8本目のトンネル
事故が起きたのは、5日。
チリ人32人とボリビア人1人が閉じ込められた。
労働者たちは当初、通気孔から出る道を探ったが、
はしごがなく断念。
はしごの設置は、過去に同鉱山で事故が起きた際、
義務付けられたが、守られていなかった。
地上からは、地下避難所に向けて、ドリルによる掘削作業が続いた。
この作業は、鉱山の経営会社の地図が正確でなく、
7回にわたって失敗。
8本目のトンネルが避難所付近に届いたのは、22日だった。
この間、地下では、事故のあった時間帯の現場監督が、
限られた食料を配給制にするなど、労働者をまとめた。
掘削機で地下水を掘り出し、地下に取り残されたトラックの
バッテリーを使ってヘッドランプを充電。
ドリルが届いたとき、労働者らの体重は8~9kg減っていた。
▽極限を生きる
地下避難所は、約40平方メートルで小さなアパート程度。
労働者は、これにつながる約2kmのトンネル内を動き回れる。
地上では、医師や心理学の専門家が、4カ月の間、
極限状況に置かれる労働者の健康をどのように維持するか検討。
労働者らに大きな健康問題は確認されていないが、
1人は糖尿病の持病がある。
士気をくじかないため、労働者たちには、救出までに4カ月もの
時間がかかることは知らされていない。
家族らが書く手紙は、労働者の精神状態を乱すことがないよう、
専門家が事前に内容を確かめる。
チリ政府は、トランプやドミノなど、時間つぶし対策も講じる予定。
地下の状況が宇宙船や潜水艦内と似ているとして、
NASAやチリ海軍に、心身の健康管理について協力を求めている。
1972年、アンデス山中で起きた航空機墜落事故で、
生存者が死者の肉を食べて70日余り生き延びた
「アンデスの奇跡」を経験したウルグアイ人医師は、
ラジオのインタビューで、「人間は、困難な時を生きなければならないとき、
並外れた力を出せる」とエールを送った。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/26/124551/
南米チリ北部コピアポ近郊の鉱山で起きた落盤事故は、
地下に閉じ込められた労働者33人全員の生存が17日ぶりに確認、
世界を驚かせた。
救出には4カ月程度かかるとされ、精神的、肉体的な健康状態を
どのように維持していくかが重要な課題。
チリ政府は、専門家らを動員し細心のケアに取り組む。
▽地下へ飛ぶハト
「彼らは、(9月18日の独立)200周年には地上に戻れないだろうが、
クリスマスと新年にはわれわれと一緒にいることになる」
ピニェラ大統領は、救出までの時間を耐え忍ぶよう、家族らに訴えた。
大型ドリル機材を使って、救出用トンネルを掘る作業は、
今週末から始まる見通し。
最終的には直径約70cmのトンネルを掘り、
かごを降ろして一人ずつ引き上げる計画。
救出までの間、直径10cm余りの3本のトンネルで食料を供給し、
通信、通気を確保する。
食料や水、メッセージなどが詰まった長さ約1・6mのカプセルは、
「ハト」と呼ばれ、1時間かけてこのトンネルを通って地下に届く。
▽8本目のトンネル
事故が起きたのは、5日。
チリ人32人とボリビア人1人が閉じ込められた。
労働者たちは当初、通気孔から出る道を探ったが、
はしごがなく断念。
はしごの設置は、過去に同鉱山で事故が起きた際、
義務付けられたが、守られていなかった。
地上からは、地下避難所に向けて、ドリルによる掘削作業が続いた。
この作業は、鉱山の経営会社の地図が正確でなく、
7回にわたって失敗。
8本目のトンネルが避難所付近に届いたのは、22日だった。
この間、地下では、事故のあった時間帯の現場監督が、
限られた食料を配給制にするなど、労働者をまとめた。
掘削機で地下水を掘り出し、地下に取り残されたトラックの
バッテリーを使ってヘッドランプを充電。
ドリルが届いたとき、労働者らの体重は8~9kg減っていた。
▽極限を生きる
地下避難所は、約40平方メートルで小さなアパート程度。
労働者は、これにつながる約2kmのトンネル内を動き回れる。
地上では、医師や心理学の専門家が、4カ月の間、
極限状況に置かれる労働者の健康をどのように維持するか検討。
労働者らに大きな健康問題は確認されていないが、
1人は糖尿病の持病がある。
士気をくじかないため、労働者たちには、救出までに4カ月もの
時間がかかることは知らされていない。
家族らが書く手紙は、労働者の精神状態を乱すことがないよう、
専門家が事前に内容を確かめる。
チリ政府は、トランプやドミノなど、時間つぶし対策も講じる予定。
地下の状況が宇宙船や潜水艦内と似ているとして、
NASAやチリ海軍に、心身の健康管理について協力を求めている。
1972年、アンデス山中で起きた航空機墜落事故で、
生存者が死者の肉を食べて70日余り生き延びた
「アンデスの奇跡」を経験したウルグアイ人医師は、
ラジオのインタビューで、「人間は、困難な時を生きなければならないとき、
並外れた力を出せる」とエールを送った。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/26/124551/
実感する理科(5)実験・観察 CGで補う
(読売 8月25日)
「電流が矢印の向きに流れるので、コイルの周りには
渦を巻くように磁界ができる。
これが、右ねじの法則」
美濃市立美濃北中学校の理科の授業で、冨村竜也教諭(45)は、
親指を立てた右手を見せながら、まとめの説明を始めた。
電子黒板にコイルの電流の向きや磁界がアニメで映し出されると、
生徒たちはやっと合点がいった様子で、ノートに写し始めた。
コイルに電流を流すと、周辺に現れる磁界の様子を砂鉄で調べる授業。
「右ねじの法則」を教科書で知っていても、実験するのは意外と難しい。
砂鉄の模様がきれいに出ず、磁界を読み解くのにひと苦労。
「こちらがプラス極で、右ねじの法則だから……」と右手をかざし、
生徒同士で話し合う姿が、各班で見られた。
混乱した頭を整理したのが、デジタル教材を使った最後のまとめ。
「コンピューターグラフィックス(CG)のアニメにすることで、
磁界という目に見えないものが簡単に理解できた」と冨村教諭。
冨村教諭によると、宇宙や地球なども、CGだとイメージしやすい。
CGに限らず映像は、生徒の関心を引くことにも使えるうえ、
早送りもでき、授業のポイントを強調できる。
デジタル教材を使った同中の授業は、市が昨年度、岐阜大学と行った
「実験・観察融合型デジタル教材活用共同研究」の一環として始まった。
300万円をかけ、パソコンやプロジェクター、簡易スクリーンを
全小中学8校に配備。
授業事例を集めた冊子を作り、各校に配布し授業に生かしている。
同中が使っていたデジタル教材は、科学技術振興機構のサイト
「理科ねっとわーく」で、無料公開されているもの。
同サイトの素材数は、一般公開版で約120本に上り、
昨年度の閲覧数は約210万件(前年度比約50万件増)。
文部科学省国立教育政策研究所の学習情報検索サイト(NICER)は、
小学校から高校、生涯学習まで30万件の素材が登録。
これらのデジタル教材を、2004年から授業で使っている取手市は、
定期的に研修会を開き、教師同士で教材の情報交換できる。
実際に授業で活用した例も多く、近く学習情報検索サイトで
約500件を紹介する予定。
同研究所の榎本聡・主任研究官(37)は、
「授業はデジタル教材だけでなく、実験や観察などの実体験と
組み合わせることで、理解が深まる」
実験や観察での発見や感動を効果的に伝えるため、
先端技術が生かされている。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100825-OYT8T00184.htm
「電流が矢印の向きに流れるので、コイルの周りには
渦を巻くように磁界ができる。
これが、右ねじの法則」
美濃市立美濃北中学校の理科の授業で、冨村竜也教諭(45)は、
親指を立てた右手を見せながら、まとめの説明を始めた。
電子黒板にコイルの電流の向きや磁界がアニメで映し出されると、
生徒たちはやっと合点がいった様子で、ノートに写し始めた。
コイルに電流を流すと、周辺に現れる磁界の様子を砂鉄で調べる授業。
「右ねじの法則」を教科書で知っていても、実験するのは意外と難しい。
砂鉄の模様がきれいに出ず、磁界を読み解くのにひと苦労。
「こちらがプラス極で、右ねじの法則だから……」と右手をかざし、
生徒同士で話し合う姿が、各班で見られた。
混乱した頭を整理したのが、デジタル教材を使った最後のまとめ。
「コンピューターグラフィックス(CG)のアニメにすることで、
磁界という目に見えないものが簡単に理解できた」と冨村教諭。
冨村教諭によると、宇宙や地球なども、CGだとイメージしやすい。
CGに限らず映像は、生徒の関心を引くことにも使えるうえ、
早送りもでき、授業のポイントを強調できる。
デジタル教材を使った同中の授業は、市が昨年度、岐阜大学と行った
「実験・観察融合型デジタル教材活用共同研究」の一環として始まった。
300万円をかけ、パソコンやプロジェクター、簡易スクリーンを
全小中学8校に配備。
授業事例を集めた冊子を作り、各校に配布し授業に生かしている。
同中が使っていたデジタル教材は、科学技術振興機構のサイト
「理科ねっとわーく」で、無料公開されているもの。
同サイトの素材数は、一般公開版で約120本に上り、
昨年度の閲覧数は約210万件(前年度比約50万件増)。
文部科学省国立教育政策研究所の学習情報検索サイト(NICER)は、
小学校から高校、生涯学習まで30万件の素材が登録。
これらのデジタル教材を、2004年から授業で使っている取手市は、
定期的に研修会を開き、教師同士で教材の情報交換できる。
実際に授業で活用した例も多く、近く学習情報検索サイトで
約500件を紹介する予定。
同研究所の榎本聡・主任研究官(37)は、
「授業はデジタル教材だけでなく、実験や観察などの実体験と
組み合わせることで、理解が深まる」
実験や観察での発見や感動を効果的に伝えるため、
先端技術が生かされている。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100825-OYT8T00184.htm
廃食油 豆腐と交換 燃料に活用、大豆需要増も…福島・鮫川
(読売 8月23日)
家庭で出た廃食油を、特産品の豆腐と交換――。
大豆栽培が盛んな福島県鮫川村が7月から、
そんな取り組みを始めた。
廃食油は、村の公用車の燃料に使って有効活用。
村産大豆の需要拡大や、食べた村民の健康増進にも
つながるとして、村は「一石三鳥」と期待。
人口約4200人の村は今年3月、廃油を精製、
軽油の代替燃料となるバイオディーゼル燃料(BDF)を
つくる機械を購入。
村内の小中学校2校の給食調理で出た廃油を、給食配送用の
トラックの燃料にリサイクル。
今週から、村役場がBDFを使用できる公用車を導入するため、
一般家庭などからも廃食油を集めようと考えた。
村で生産された大豆は、村営の農産物加工販売所
「手・まめ・館」が買い取り、村産大豆100%の「達者の豆腐」
(1丁150円)に加工。
1日平均150丁ほど生産、「大豆の風味が生きて、おいしい」と好評。
村では、村産豆腐との交換なら廃食油が集まると考え、
村民を対象に、廃食油2・5L、豆腐1丁とを交換。
販売所に廃食油を持ち込むと、0・5Lごとに特製カードに
スタンプが押され、5個たまると豆腐1丁と交換される仕組み。
7月1日から始め、今月15日までに60Lの油が集まり、
豆腐24丁と交換。
村内で食堂を経営する女性(44)は、店で使った天ぷら油で
豆腐3丁を受け取った。
「廃油の処分はとても面倒。
引き取ってくれるうえに、豆腐をもらえてありがたい」
村では、今年度中に1200丁の交換ができるよう、
18万円を予算計上。
村民を巻き込んだ廃食油リサイクルに、
農林課の石井洋平・主任主事は、「反響は予想以上。
廃食油を捨てないという意識が高まり、子どもたちの環境学習に」
http://www.yomiuri.co.jp/eco/wagamachi/20100823-OYT8T00498.htm
家庭で出た廃食油を、特産品の豆腐と交換――。
大豆栽培が盛んな福島県鮫川村が7月から、
そんな取り組みを始めた。
廃食油は、村の公用車の燃料に使って有効活用。
村産大豆の需要拡大や、食べた村民の健康増進にも
つながるとして、村は「一石三鳥」と期待。
人口約4200人の村は今年3月、廃油を精製、
軽油の代替燃料となるバイオディーゼル燃料(BDF)を
つくる機械を購入。
村内の小中学校2校の給食調理で出た廃油を、給食配送用の
トラックの燃料にリサイクル。
今週から、村役場がBDFを使用できる公用車を導入するため、
一般家庭などからも廃食油を集めようと考えた。
村で生産された大豆は、村営の農産物加工販売所
「手・まめ・館」が買い取り、村産大豆100%の「達者の豆腐」
(1丁150円)に加工。
1日平均150丁ほど生産、「大豆の風味が生きて、おいしい」と好評。
村では、村産豆腐との交換なら廃食油が集まると考え、
村民を対象に、廃食油2・5L、豆腐1丁とを交換。
販売所に廃食油を持ち込むと、0・5Lごとに特製カードに
スタンプが押され、5個たまると豆腐1丁と交換される仕組み。
7月1日から始め、今月15日までに60Lの油が集まり、
豆腐24丁と交換。
村内で食堂を経営する女性(44)は、店で使った天ぷら油で
豆腐3丁を受け取った。
「廃油の処分はとても面倒。
引き取ってくれるうえに、豆腐をもらえてありがたい」
村では、今年度中に1200丁の交換ができるよう、
18万円を予算計上。
村民を巻き込んだ廃食油リサイクルに、
農林課の石井洋平・主任主事は、「反響は予想以上。
廃食油を捨てないという意識が高まり、子どもたちの環境学習に」
http://www.yomiuri.co.jp/eco/wagamachi/20100823-OYT8T00498.htm
看護師国家試験 専門用語見直し、病名英語併記も
(2010年8月25日 毎日新聞社)
経済連携協定(EPA)に基づき、インドネシアとフィリピンの
看護師候補者が受験する看護師国家試験について、
漢字や難解な専門用語の見直しを進めていた
厚生労働省の有識者検討チーム
(座長、中山洋子・福島県立医科大看護学部教授)は、
検討のとりまとめ結果を公表。
来年2月の次回試験の問題から適用。
専門用語以外の一般的な用語について、
「平易な用語に置き換えても、現場に混乱はない」と、
言い換えたり、難しい漢字にふりがなを振るなどして、
受験者の負担を軽減する。
例えば、「症状を呈する」という表現は、「症状がある」に言い換える。
専門用語のうち、病名については、
カルテに英語で記載することが多いため、
「白内障」(cataract)のように英語を併記。
国際的に認定されている略語も、
「日常生活動作」(ADL)のように英語を併記。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/25/124499/
経済連携協定(EPA)に基づき、インドネシアとフィリピンの
看護師候補者が受験する看護師国家試験について、
漢字や難解な専門用語の見直しを進めていた
厚生労働省の有識者検討チーム
(座長、中山洋子・福島県立医科大看護学部教授)は、
検討のとりまとめ結果を公表。
来年2月の次回試験の問題から適用。
専門用語以外の一般的な用語について、
「平易な用語に置き換えても、現場に混乱はない」と、
言い換えたり、難しい漢字にふりがなを振るなどして、
受験者の負担を軽減する。
例えば、「症状を呈する」という表現は、「症状がある」に言い換える。
専門用語のうち、病名については、
カルテに英語で記載することが多いため、
「白内障」(cataract)のように英語を併記。
国際的に認定されている略語も、
「日常生活動作」(ADL)のように英語を併記。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/25/124499/
2010年9月4日土曜日
メークが進化、スプレーに 触れずに可能、医療も注目 広がるかエアブラシ
(2010年8月24日 共同通信社)
模型などの塗装に使われるスプレーの一種、
エアブラシがメークの世界でも注目。
肌に手を触れずに、化粧品をむらなく塗れるという特徴から、
ファッションにとどまらず、傷あとのカバーなど
医療分野へも関心が広がっている。
東京ビッグサイトで、今年5月に開催された美容の総合見本市。
大阪のエアブラシメーカー「エアテックス」が主催した
メーク講座には、80人以上が集まった。
化粧水と乳液から始まってファンデーション、チーク、
肌に描いた花の模様まで、ほぼエアブラシだけで完成。
参加者から驚きの声が上がった。
エアブラシは、圧縮した空気の力で塗料を霧状に噴射する。
同社によると、もともと写真修整用器具として開発されたが、
きれいなグラデーションを描けるため、絵画や模型の塗装によく使われる。
ヘアメークの出居沙苗さん(35)によると、
これを化粧に使ったのは、米国が最初。
ハリウッド映画の特殊メークに利用されていたが、
1990年代に一般のメークに転用。
日本で注目されたのは、ここ数年。
背景にはテレビ、映画などのデジタル高画質化がある。
「エアブラシは、液状のファンデーションを薄く均一に
吹き付けることができるため、高画質でもむらが見えにくい」(出居さん)。
ショーの現場では、モデルの脚に暗い色を吹き付けて細く見せたり、
腹筋が割れているように筋を入れたり、といった使い方も。
ブライダル関係者も期待を寄せる。
広い範囲に素早く吹き付けられるうえ、化粧崩れもしにくいため、
背中が大きく開いたウエディングドレスにも向くし、
肌に直接レースやアクセサリーのような模様を描くことで、
"変身"もできる。
実際に体験した女性は、「肌に触られないから、
他人に化粧してもらうことに慣れていなくても、緊張せずに済む」
触らないという特徴は、やけどや傷のあとを目立たなくするための
医療メークの分野でも注目。
医療メーク指導者の育成に取り組む「日本パラメディカル協会」
常任理事の牧野エミさん(52)は、「肌への負担が少なく、
専門の化粧品を使えば、入浴しても落ちない。
数回の講習で、患者さんが自分でメークできるようになる」
空気を圧縮するコンプレッサーは、小さいものでも1kg近くあり、
持ち運びが不便だという課題も。
メーク法を指導できる人材もまだ少なく、
一般ユーザーに広がるには時間がかかりそう。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/24/124413/
模型などの塗装に使われるスプレーの一種、
エアブラシがメークの世界でも注目。
肌に手を触れずに、化粧品をむらなく塗れるという特徴から、
ファッションにとどまらず、傷あとのカバーなど
医療分野へも関心が広がっている。
東京ビッグサイトで、今年5月に開催された美容の総合見本市。
大阪のエアブラシメーカー「エアテックス」が主催した
メーク講座には、80人以上が集まった。
化粧水と乳液から始まってファンデーション、チーク、
肌に描いた花の模様まで、ほぼエアブラシだけで完成。
参加者から驚きの声が上がった。
エアブラシは、圧縮した空気の力で塗料を霧状に噴射する。
同社によると、もともと写真修整用器具として開発されたが、
きれいなグラデーションを描けるため、絵画や模型の塗装によく使われる。
ヘアメークの出居沙苗さん(35)によると、
これを化粧に使ったのは、米国が最初。
ハリウッド映画の特殊メークに利用されていたが、
1990年代に一般のメークに転用。
日本で注目されたのは、ここ数年。
背景にはテレビ、映画などのデジタル高画質化がある。
「エアブラシは、液状のファンデーションを薄く均一に
吹き付けることができるため、高画質でもむらが見えにくい」(出居さん)。
ショーの現場では、モデルの脚に暗い色を吹き付けて細く見せたり、
腹筋が割れているように筋を入れたり、といった使い方も。
ブライダル関係者も期待を寄せる。
広い範囲に素早く吹き付けられるうえ、化粧崩れもしにくいため、
背中が大きく開いたウエディングドレスにも向くし、
肌に直接レースやアクセサリーのような模様を描くことで、
"変身"もできる。
実際に体験した女性は、「肌に触られないから、
他人に化粧してもらうことに慣れていなくても、緊張せずに済む」
触らないという特徴は、やけどや傷のあとを目立たなくするための
医療メークの分野でも注目。
医療メーク指導者の育成に取り組む「日本パラメディカル協会」
常任理事の牧野エミさん(52)は、「肌への負担が少なく、
専門の化粧品を使えば、入浴しても落ちない。
数回の講習で、患者さんが自分でメークできるようになる」
空気を圧縮するコンプレッサーは、小さいものでも1kg近くあり、
持ち運びが不便だという課題も。
メーク法を指導できる人材もまだ少なく、
一般ユーザーに広がるには時間がかかりそう。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/24/124413/
におい感じ首振るロボット 生物の仕組み、センサーに
(2010年8月24日 共同通信社)
昆虫が、においやフェロモンを感じる仕組みを働かせた
細胞をセンサーに持ち、においやフェロモンを検出して
首を振るロボットを、竹内昌治東京大准教授(微細加工学)らの
グループが開発、23日付の米科学アカデミー紀要(電子版)に発表。
人工のにおいのセンサーは、これまで酸化物半導体を
基にしたものが多く、生物の機能をロボットに応用したのは初めて。
竹内さんは、「口臭や体臭が分かるようにして、
介護に応用するなどしたい」
生物は、細胞の表面にある膜タンパク質の受容体で、
におい物質を受け止める。
グループは遺伝子操作により、カイコガで雌が雄を
おびき寄せるためのフェロモンなど、4種類の物質の
受容体が働くようにしたアフリカツメガエルの卵母細胞を作成。
それぞれの細胞に電極を入れたセンサーを、
ロボットの鼻の部分に取り付け、みけんに開けた穴から
フェロモンやにおいのある液体を入れると、
対応する受容体を持つ細胞が反応し、
首のモーターを動かして左右を向かせることに成功。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/24/124406/
昆虫が、においやフェロモンを感じる仕組みを働かせた
細胞をセンサーに持ち、においやフェロモンを検出して
首を振るロボットを、竹内昌治東京大准教授(微細加工学)らの
グループが開発、23日付の米科学アカデミー紀要(電子版)に発表。
人工のにおいのセンサーは、これまで酸化物半導体を
基にしたものが多く、生物の機能をロボットに応用したのは初めて。
竹内さんは、「口臭や体臭が分かるようにして、
介護に応用するなどしたい」
生物は、細胞の表面にある膜タンパク質の受容体で、
におい物質を受け止める。
グループは遺伝子操作により、カイコガで雌が雄を
おびき寄せるためのフェロモンなど、4種類の物質の
受容体が働くようにしたアフリカツメガエルの卵母細胞を作成。
それぞれの細胞に電極を入れたセンサーを、
ロボットの鼻の部分に取り付け、みけんに開けた穴から
フェロモンやにおいのある液体を入れると、
対応する受容体を持つ細胞が反応し、
首のモーターを動かして左右を向かせることに成功。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/24/124406/
太陽光 反射させ階下へ
(読売 8月23日)
21階建てビルの3階エレベーターホールに立ち、
ビル中央部を屋上まで貫く、吹き抜け空間を見上げる。
高さ約100mの最上部に、丸い鏡がずらりと並び、
太陽光を反射してギラギラと輝いている。
横浜市西区のオフィスビル「みなとみらいセンタービル」では、
吹き抜け空間と鏡を組み合わせて、自然の光を照明に使う
仕組みが本格採用。
「朝から夕方まで、太陽をフルに利用する。
吹き抜けの周囲にある廊下の照明電力を2割減らす効果がある」
建設を手がけた大成建設設計本部シニアアーキテクトの
峰村雄一さん(42)。
ビルが高層になればなるほど、吹き抜けを作っただけでは、
天窓からの光が下層階に届きにくくなる。
同社では、3種類の鏡を使って、各フロアに太陽光を行き渡らせる。
屋上の「1次ミラー」が、太陽の動きに合わせて自動的に角度を
変えながら日光を集める。
その光を反射させ、吹き抜け内へと送り込むのが「2次ミラー」。
吹き抜けの壁に下層階まで細長く張られ、
各フロアに光を届けるのが「3次ミラー」。
1次、2次ミラーは、直径1m20cmの円盤形、16台ずつ設置。
3次ミラーは、表面に細かな突起があるアルミ板、
建物内に柔らかい光を誘導。
この採光システムにより、照明電力が節約でき、
吹き抜けが屋内の熱気を逃がす換気塔の役割を果たし、
大型換気設備を設ける必要もなくなる。
屋上緑化やガラス窓の遮熱化などの工夫で、
ビル全体のCO2排出は同規模のビルより約3割少ない。
ビルは、環境に優しい建物を認証する横浜市の制度で、
最高のSランクを取得。
排出3割減は、様々な省エネ設備の組み合わせで実現、
吹き抜け効果が大きいとまでは言えない。
「明るい吹き抜けを見ると、人は気持ちが安らぐ。
自然光を取り入れることは、省エネ効果以上の『効果』がある」
今後も、太陽光の可能性を追求していきたい。
◆オフィスビルのCO2排出量
環境省などによると、08年度、オフィスビルなどが排出した
CO2量は2億3500万トン、1990年度比で43%増。
冷暖房や照明、オフィス機器が、ビルのエネルギー消費の約70%。
東京都は、排出削減のため大規模なオフィスビルなどを対象にした
排出量取引制度を、今年4月に導入。
http://www.yomiuri.co.jp/eco/saizensen/20100823-OYT8T00519.htm
21階建てビルの3階エレベーターホールに立ち、
ビル中央部を屋上まで貫く、吹き抜け空間を見上げる。
高さ約100mの最上部に、丸い鏡がずらりと並び、
太陽光を反射してギラギラと輝いている。
横浜市西区のオフィスビル「みなとみらいセンタービル」では、
吹き抜け空間と鏡を組み合わせて、自然の光を照明に使う
仕組みが本格採用。
「朝から夕方まで、太陽をフルに利用する。
吹き抜けの周囲にある廊下の照明電力を2割減らす効果がある」
建設を手がけた大成建設設計本部シニアアーキテクトの
峰村雄一さん(42)。
ビルが高層になればなるほど、吹き抜けを作っただけでは、
天窓からの光が下層階に届きにくくなる。
同社では、3種類の鏡を使って、各フロアに太陽光を行き渡らせる。
屋上の「1次ミラー」が、太陽の動きに合わせて自動的に角度を
変えながら日光を集める。
その光を反射させ、吹き抜け内へと送り込むのが「2次ミラー」。
吹き抜けの壁に下層階まで細長く張られ、
各フロアに光を届けるのが「3次ミラー」。
1次、2次ミラーは、直径1m20cmの円盤形、16台ずつ設置。
3次ミラーは、表面に細かな突起があるアルミ板、
建物内に柔らかい光を誘導。
この採光システムにより、照明電力が節約でき、
吹き抜けが屋内の熱気を逃がす換気塔の役割を果たし、
大型換気設備を設ける必要もなくなる。
屋上緑化やガラス窓の遮熱化などの工夫で、
ビル全体のCO2排出は同規模のビルより約3割少ない。
ビルは、環境に優しい建物を認証する横浜市の制度で、
最高のSランクを取得。
排出3割減は、様々な省エネ設備の組み合わせで実現、
吹き抜け効果が大きいとまでは言えない。
「明るい吹き抜けを見ると、人は気持ちが安らぐ。
自然光を取り入れることは、省エネ効果以上の『効果』がある」
今後も、太陽光の可能性を追求していきたい。
◆オフィスビルのCO2排出量
環境省などによると、08年度、オフィスビルなどが排出した
CO2量は2億3500万トン、1990年度比で43%増。
冷暖房や照明、オフィス機器が、ビルのエネルギー消費の約70%。
東京都は、排出削減のため大規模なオフィスビルなどを対象にした
排出量取引制度を、今年4月に導入。
http://www.yomiuri.co.jp/eco/saizensen/20100823-OYT8T00519.htm
アメフット:スタンフォード大コーチの河田剛さんに聞く(5)
(毎日 8月21日)
スタンフォード大学で、アメリカンフットボール部の
コーチングスタッフとして活動中の河田剛さん(38)。
今季の展望と将来の夢を聞いた。
「今季は勝負」と、河田さん。
スタンフォード大学攻撃陣は、エースランニングバック(RB)の
ゲアハートがNFL入りした以外は、
前季の主なメンバーがほぼ残っている。
クオーターバック(QB)は、プロからも注目される逸材で、
パス攻撃は向上が見込まれる。
しっかりとしたラン攻撃が確立できれば、
「全米王者だって、決して夢ではない」。
ラン攻撃の戦術も担当する河田さんにとって、腕の見せどころ。
河田さんの将来の夢は、日本人のNFL選手を育てること。
「フットボール界のイチローを、世に送り出したい」。
それには、まず米国の大学に在籍してプレーすることが大事。
「今まで日本のチームから、NFLに挑戦してきた選手たちには、
言葉や文化、日本のフットボールへの関心の薄さ、という壁が
立ちはだかっている」
「カナダ人のNFL選手は、現在10人ほどいるが、
ほぼ全員が米国の大学でプレーして見いだされた選手」。
国境を接する同じ英語圏の国で、体格や運動能力の差があまりない
カナダでさえ、自国の大学からNFL入りする選手はほぼ皆無。
日本から挑戦には、もっと大きなハンディがあるのは間違いない。
河田さんは、米国でプレーしたいと思っている高校生や大学生の
サポートが重要。
「例えば、ビザはどうするのか、スポーツ選手の奨学金制度は
どうなっているのか、学費以外の経済的な負担は、
など米国の大学スポーツ事情が具体的にわかっている
日本人はほとんどいない」
高校卒業後の若い選手が留学するなら、
当人だけでなく保護者の理解も不可欠。
河田さんが米国に在住して、いろいろな情報を収集して、
「意志を持った若いプレーヤーを応援したい」
「私自身が、大学のフルタイムのコーチにならなければいけない」。
全米大学体育協会(NCAA)の規則は厳格で、
フットボールの正規コーチは1チーム10人まで。
現在の河田さんの地位は、アシスタント。
スタンフォード大学は名門だけに、NFLでの選手・コーチ経験を持つ
人間が非常に多い。
河田さんも、NFLチームでのスタッフ、そして正規コーチと
ステップアップしていくつもりだ。
http://mainichi.jp/enta/sports/news/20100821mog00m050008000c.html
スタンフォード大学で、アメリカンフットボール部の
コーチングスタッフとして活動中の河田剛さん(38)。
今季の展望と将来の夢を聞いた。
「今季は勝負」と、河田さん。
スタンフォード大学攻撃陣は、エースランニングバック(RB)の
ゲアハートがNFL入りした以外は、
前季の主なメンバーがほぼ残っている。
クオーターバック(QB)は、プロからも注目される逸材で、
パス攻撃は向上が見込まれる。
しっかりとしたラン攻撃が確立できれば、
「全米王者だって、決して夢ではない」。
ラン攻撃の戦術も担当する河田さんにとって、腕の見せどころ。
河田さんの将来の夢は、日本人のNFL選手を育てること。
「フットボール界のイチローを、世に送り出したい」。
それには、まず米国の大学に在籍してプレーすることが大事。
「今まで日本のチームから、NFLに挑戦してきた選手たちには、
言葉や文化、日本のフットボールへの関心の薄さ、という壁が
立ちはだかっている」
「カナダ人のNFL選手は、現在10人ほどいるが、
ほぼ全員が米国の大学でプレーして見いだされた選手」。
国境を接する同じ英語圏の国で、体格や運動能力の差があまりない
カナダでさえ、自国の大学からNFL入りする選手はほぼ皆無。
日本から挑戦には、もっと大きなハンディがあるのは間違いない。
河田さんは、米国でプレーしたいと思っている高校生や大学生の
サポートが重要。
「例えば、ビザはどうするのか、スポーツ選手の奨学金制度は
どうなっているのか、学費以外の経済的な負担は、
など米国の大学スポーツ事情が具体的にわかっている
日本人はほとんどいない」
高校卒業後の若い選手が留学するなら、
当人だけでなく保護者の理解も不可欠。
河田さんが米国に在住して、いろいろな情報を収集して、
「意志を持った若いプレーヤーを応援したい」
「私自身が、大学のフルタイムのコーチにならなければいけない」。
全米大学体育協会(NCAA)の規則は厳格で、
フットボールの正規コーチは1チーム10人まで。
現在の河田さんの地位は、アシスタント。
スタンフォード大学は名門だけに、NFLでの選手・コーチ経験を持つ
人間が非常に多い。
河田さんも、NFLチームでのスタッフ、そして正規コーチと
ステップアップしていくつもりだ。
http://mainichi.jp/enta/sports/news/20100821mog00m050008000c.html
2010年9月3日金曜日
百寿グループ活躍 三重・津の渡辺さん、25年指導 平均70歳、各地で体操披露
(2010年8月23日 毎日新聞社)
体操で100歳まで元気に--。
「健康体操百寿グループ」の渡辺美代子さん(63)は、
指導者としてグループを25年間引っ張り続ける。
平均年齢70歳というメンバーと一緒に、
全国のさまざまなイベントに参加したり、
老人ホームなどの福祉施設で体操を披露。
「元気な街、津市」をPRしようと、毎日張り切って体を動かしている。
グループは、体操で健康を保ち、医療費の削減につなげようと
84年に発足、現在のメンバーは約60人。
渡辺さんは、知人から依頼を受け、85年から講師を務めてきた。
平日はほぼ毎日、津市内の公民館などで体操やストレッチを教えている。
これまで大きな病気はなく、健康そのもの。
「目標を持つことが大事」と感じ、定期的に福祉施設やイベントで
体操を披露することを企画すると、
メンバーは真剣なまなざしで必死に練習するようになった。
中には、痛み止めを打って参加するメンバーも。
「私自身、メンバーから元気をもらっています」と渡辺さん。
数年前からは、メンバーを連れ、京都や大阪、北海道などで
行われるイベントに参加。
今年は、高知市で行われた「よさこい祭り」に初めて参加。
祭りに向けて行われた練習では、赤いTシャツにピンクのリボンが
付いたヘアバンド姿のメンバーがずらりと縦4列に並び、
両手に持った鳴子を「カチャカチャ」と鳴らして踊っていた。
練習が終わると、メンバーたちが「先生、先生」と渡辺さんの
回りに集まり、会話が弾み、笑顔がはじけた。
25年間、休んだ日はほとんどない。
長く続ける秘けつについて、
「無理なく、ぼちぼちとすること」
グループ名の100歳まで、あと37年。
「死ぬまで先生の指導を受けたい」と冗談を言われるほど、
メンバーの期待は大きい。
「そのためには、私自身が健康でいないとね」と、
晴れやかな笑顔を見せた。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/23/124346/
体操で100歳まで元気に--。
「健康体操百寿グループ」の渡辺美代子さん(63)は、
指導者としてグループを25年間引っ張り続ける。
平均年齢70歳というメンバーと一緒に、
全国のさまざまなイベントに参加したり、
老人ホームなどの福祉施設で体操を披露。
「元気な街、津市」をPRしようと、毎日張り切って体を動かしている。
グループは、体操で健康を保ち、医療費の削減につなげようと
84年に発足、現在のメンバーは約60人。
渡辺さんは、知人から依頼を受け、85年から講師を務めてきた。
平日はほぼ毎日、津市内の公民館などで体操やストレッチを教えている。
これまで大きな病気はなく、健康そのもの。
「目標を持つことが大事」と感じ、定期的に福祉施設やイベントで
体操を披露することを企画すると、
メンバーは真剣なまなざしで必死に練習するようになった。
中には、痛み止めを打って参加するメンバーも。
「私自身、メンバーから元気をもらっています」と渡辺さん。
数年前からは、メンバーを連れ、京都や大阪、北海道などで
行われるイベントに参加。
今年は、高知市で行われた「よさこい祭り」に初めて参加。
祭りに向けて行われた練習では、赤いTシャツにピンクのリボンが
付いたヘアバンド姿のメンバーがずらりと縦4列に並び、
両手に持った鳴子を「カチャカチャ」と鳴らして踊っていた。
練習が終わると、メンバーたちが「先生、先生」と渡辺さんの
回りに集まり、会話が弾み、笑顔がはじけた。
25年間、休んだ日はほとんどない。
長く続ける秘けつについて、
「無理なく、ぼちぼちとすること」
グループ名の100歳まで、あと37年。
「死ぬまで先生の指導を受けたい」と冗談を言われるほど、
メンバーの期待は大きい。
「そのためには、私自身が健康でいないとね」と、
晴れやかな笑顔を見せた。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/23/124346/
カキいかだヒント、海洋発電の新システム
(読売 8月26日)
海に浮かべたいかだから、ワイヤのように発電装置を
海中に垂らし、波や海流を利用して発電する、
海洋エネルギー発電の新システムを、
広島大大学院の陸田秀実准教授(39)らのグループが考案。
竹製のいかだに、ワイヤを垂らすカキいかだから、
ヒントを得たといい、2011年に広島湾で実証実験を実施、
5年後の実用化を目指す。
力が加わると、電圧が発生する性質を持つ、圧電素子を利用。
陸田准教授らは昨年3月、フッ素化合物で作られた圧電素子を、
0・11mmまで薄くした「圧電フィルム」を、柔軟なシリコンとともに
層状に重ねて、発電の効率を従来の数倍から100倍近くまで
向上させることに成功。
これを束ねて、短冊状の発電装置(縦30cm、横5cm、厚さ5mm)を作り、
ワイヤのようにつないで、いかだから海中に垂らす。
カキいかだの形にしたのは、波の力を柔軟な構造で
受け止められるようにするため。
陸田准教授は、カキいかだの並ぶ、広島湾の風景を
眺めている時に、ひらめいた。
従来の海洋エネルギー発電は、波や渦、潮汐など、
特定の力を利用していたが、すべてを発電に利用できるのが特長。
標準的なカキいかだと同じ縦10m、横20mのいかだ本体に
発電装置を張り付け、さらに長さ10mのワイヤ状につないだ
発電装置を600本下げることで、一般家庭約10世帯分の消費量に相当、
年間4万3800kw時の発電が可能。
発電の効率は、風力発電と同等、費用は太陽光発電の半分程度。
独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」の
先導研究に選ばれ、陸田准教授らは実用化に向けて、
発電用のいかだの試作を進めている。
陸田准教授は、「発電効率の悪かった海洋エネルギー発電の
発展につながる可能性を秘めている。
いずれは太陽光発電などに並ぶほどに普及させたい」
◆圧電素子
力が加えられて生じたひずみを電圧に変換したり、
逆に電圧を加えるとひずみが生じたりする「圧電効果」の性質を持ち、
電子ライターの点火装置や、スピーカーなどに使われる。
駅の改札口に圧電素子を敷き詰め、乗客が改札を通過する際に
生じる振動で、電気を起こす実験が行われ、話題となった。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100826-OYT1T00810.htm
海に浮かべたいかだから、ワイヤのように発電装置を
海中に垂らし、波や海流を利用して発電する、
海洋エネルギー発電の新システムを、
広島大大学院の陸田秀実准教授(39)らのグループが考案。
竹製のいかだに、ワイヤを垂らすカキいかだから、
ヒントを得たといい、2011年に広島湾で実証実験を実施、
5年後の実用化を目指す。
力が加わると、電圧が発生する性質を持つ、圧電素子を利用。
陸田准教授らは昨年3月、フッ素化合物で作られた圧電素子を、
0・11mmまで薄くした「圧電フィルム」を、柔軟なシリコンとともに
層状に重ねて、発電の効率を従来の数倍から100倍近くまで
向上させることに成功。
これを束ねて、短冊状の発電装置(縦30cm、横5cm、厚さ5mm)を作り、
ワイヤのようにつないで、いかだから海中に垂らす。
カキいかだの形にしたのは、波の力を柔軟な構造で
受け止められるようにするため。
陸田准教授は、カキいかだの並ぶ、広島湾の風景を
眺めている時に、ひらめいた。
従来の海洋エネルギー発電は、波や渦、潮汐など、
特定の力を利用していたが、すべてを発電に利用できるのが特長。
標準的なカキいかだと同じ縦10m、横20mのいかだ本体に
発電装置を張り付け、さらに長さ10mのワイヤ状につないだ
発電装置を600本下げることで、一般家庭約10世帯分の消費量に相当、
年間4万3800kw時の発電が可能。
発電の効率は、風力発電と同等、費用は太陽光発電の半分程度。
独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」の
先導研究に選ばれ、陸田准教授らは実用化に向けて、
発電用のいかだの試作を進めている。
陸田准教授は、「発電効率の悪かった海洋エネルギー発電の
発展につながる可能性を秘めている。
いずれは太陽光発電などに並ぶほどに普及させたい」
◆圧電素子
力が加えられて生じたひずみを電圧に変換したり、
逆に電圧を加えるとひずみが生じたりする「圧電効果」の性質を持ち、
電子ライターの点火装置や、スピーカーなどに使われる。
駅の改札口に圧電素子を敷き詰め、乗客が改札を通過する際に
生じる振動で、電気を起こす実験が行われ、話題となった。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100826-OYT1T00810.htm
アメフット:スタンフォード大コーチの河田剛さんに聞く(4)
(毎日 8月21日)
スタンフォード大学で、アメリカンフットボール部の
コーチングスタッフとして活動中の河田剛さん(38)。
チームにとって、飛躍の年となった09年について聞いた。
スタンフォード大学のスタッフとなって、3年目のシーズンを迎えた
河田さんの業務は多忙を極めた。
米大学フットボールは、基本的に毎週土曜日に試合があるが、
河田さんがビデオで解析するチームは、
常に2週間先に対戦する相手。
「土曜日に試合が終わった瞬間から、ヘッドコーチ(HC)ら首脳陣は
次週の対戦相手への作戦を練り始める。
その時点で、相手の資料がすべてそろっていなければならない」
対戦校1チームにつき、だいたい4試合分のビデオを見る。
直近の試合はもちろん、前年シーズンに自軍と対戦があれば、
その試合も見る。
自軍と同種の攻撃戦術のチームとの対戦も参考に。
平日は、毎日十数時間モニター画面を見つめ続け、資料を作成。
グラウンドでは、攻撃ラインのコーチや控えチームの
アシスタントとしても働いた。
7月末から、最後の試合があった12月31日まで一日も休みはなかった。
スタンフォード大はこのシーズン、南カリフォルニア大や
ノートルダム大といった名門校から勝利を挙げ、
01年以来、8勝5敗と勝ち越し、ボウルゲームにも出場。
河田さんにとってうれしかったのは、
4年生のエースランニングバック(RB)トビー・ゲアハートの大活躍。
「13試合でラン1871ヤード、28タッチダウン。
いずれも全米1位」
ゲアハートは、大学フットボールの最優秀選手に贈られる
ハイズマン賞の選考でも2位となったが、
1位の選手と28点差は史上最もわずかな差。
ゲアハートを軸としたスタンフォード大のラン攻撃も、
全米1部120校中11位と躍進。
ラン攻撃の戦術担当も務める河田さんにとっても、大きな勲章となった。
http://mainichi.jp/enta/sports/news/20100821mog00m050007000c.html
スタンフォード大学で、アメリカンフットボール部の
コーチングスタッフとして活動中の河田剛さん(38)。
チームにとって、飛躍の年となった09年について聞いた。
スタンフォード大学のスタッフとなって、3年目のシーズンを迎えた
河田さんの業務は多忙を極めた。
米大学フットボールは、基本的に毎週土曜日に試合があるが、
河田さんがビデオで解析するチームは、
常に2週間先に対戦する相手。
「土曜日に試合が終わった瞬間から、ヘッドコーチ(HC)ら首脳陣は
次週の対戦相手への作戦を練り始める。
その時点で、相手の資料がすべてそろっていなければならない」
対戦校1チームにつき、だいたい4試合分のビデオを見る。
直近の試合はもちろん、前年シーズンに自軍と対戦があれば、
その試合も見る。
自軍と同種の攻撃戦術のチームとの対戦も参考に。
平日は、毎日十数時間モニター画面を見つめ続け、資料を作成。
グラウンドでは、攻撃ラインのコーチや控えチームの
アシスタントとしても働いた。
7月末から、最後の試合があった12月31日まで一日も休みはなかった。
スタンフォード大はこのシーズン、南カリフォルニア大や
ノートルダム大といった名門校から勝利を挙げ、
01年以来、8勝5敗と勝ち越し、ボウルゲームにも出場。
河田さんにとってうれしかったのは、
4年生のエースランニングバック(RB)トビー・ゲアハートの大活躍。
「13試合でラン1871ヤード、28タッチダウン。
いずれも全米1位」
ゲアハートは、大学フットボールの最優秀選手に贈られる
ハイズマン賞の選考でも2位となったが、
1位の選手と28点差は史上最もわずかな差。
ゲアハートを軸としたスタンフォード大のラン攻撃も、
全米1部120校中11位と躍進。
ラン攻撃の戦術担当も務める河田さんにとっても、大きな勲章となった。
http://mainichi.jp/enta/sports/news/20100821mog00m050007000c.html
スポーツ立国戦略:文科省発表 元トップ選手、地域で指導
(毎日 8月27日)
文部科学省は、今後10年間の国のスポーツ政策の指針となる
「スポーツ立国戦略」を発表。
五輪で過去最高のメダル獲得の目標を掲げ、
引退後のトップアスリートが地域の総合型クラブで指導するなどの
施策を盛り込んだ。
今後、戦略をもとに、61年に制定されたスポーツ振興法を見直した
スポーツ基本法の整備やスポーツ庁創設を目指す。
戦略では、国民のスポーツ実施率などを向上させるスポーツ機会の創造、
世界で競い合うトップアスリートの育成・強化、
スポーツ界における透明性や公平・公正性の向上--など
五つが柱になった。
育成・強化面では、ジュニア期からの強化体制づくりを掲げ、
日本スポーツ振興センターの機能強化や、
ナショナルトレーニングセンターのあり方を、
日本オリンピック委員会や日本体育協会などの意向を踏まえて検討。
最近の日本相撲協会の問題を受け、
「一部の団体のガバナンス(統治)に疑問、批判があり、
国民にスポーツ団体全体に対する信頼を失わせる危険性がある」
という指摘を追加。
スポーツ団体の代表、学識経験者らによる有識者会合を設置。
団体の組織や運営体制のあり方についての指針となる
ガイドラインを策定、国からの補助、助成金の内容に反映させる。
==============
◇政府主導の強化、JOCに危機感
国のスポーツ政策の指針が決まった。
文部科学省の「スポーツ立国戦略」。
選手強化について、文科省の外郭団体である
「日本スポーツ振興センター」(NAASH)の機能強化などが盛り込まれ、
JOCなどスポーツ界には、政府主導という懸念が残ったまま。
選手強化について、文科省の7月の原案では
NAASHの機能強化に言及。
JOCは、「選手強化の執行主体はJOC、日本体育協会と
その加盟団体であり、国やNAASHはそれをサポートする立場」
という反発する意見を提出。
最終的な戦略の中で、文科省はNAASHについて、
「支援機能の強化と体制整備」と表現を改め、
鈴木寛・副文科相は、「NAASHが仕切る、と受け止められているようだが、
私にはそういう考えはない」と火消しを強調。
これまで選手強化は、JOCが「ゴールドプラン」などを策定し、担ってきた。
昨年の「事業仕分け」で、JOCへの今年度の補助金は削減、
「マルチサポート事業」という国の選手強化策に、
前年の6倍もの予算が充てられた。
鈴木副文科相は、「マルチサポートを含め、
JOCの実質的な強化費は増えている」、
この事業の主体はJOCになく、市原則之専務理事は、
「金の流れが、力の流れになってくる可能性がある」と危機感。
五輪で過去最多のメダル獲得、という目標を掲げたスポーツ立国戦略。
具体性はまだ未知の世界だが、華々しい目標とは
逆の危機感をもはらんでいる。
http://mainichi.jp/enta/sports/general/archive/news/2010/08/27/20100827ddm035050121000c.html
文部科学省は、今後10年間の国のスポーツ政策の指針となる
「スポーツ立国戦略」を発表。
五輪で過去最高のメダル獲得の目標を掲げ、
引退後のトップアスリートが地域の総合型クラブで指導するなどの
施策を盛り込んだ。
今後、戦略をもとに、61年に制定されたスポーツ振興法を見直した
スポーツ基本法の整備やスポーツ庁創設を目指す。
戦略では、国民のスポーツ実施率などを向上させるスポーツ機会の創造、
世界で競い合うトップアスリートの育成・強化、
スポーツ界における透明性や公平・公正性の向上--など
五つが柱になった。
育成・強化面では、ジュニア期からの強化体制づくりを掲げ、
日本スポーツ振興センターの機能強化や、
ナショナルトレーニングセンターのあり方を、
日本オリンピック委員会や日本体育協会などの意向を踏まえて検討。
最近の日本相撲協会の問題を受け、
「一部の団体のガバナンス(統治)に疑問、批判があり、
国民にスポーツ団体全体に対する信頼を失わせる危険性がある」
という指摘を追加。
スポーツ団体の代表、学識経験者らによる有識者会合を設置。
団体の組織や運営体制のあり方についての指針となる
ガイドラインを策定、国からの補助、助成金の内容に反映させる。
==============
◇政府主導の強化、JOCに危機感
国のスポーツ政策の指針が決まった。
文部科学省の「スポーツ立国戦略」。
選手強化について、文科省の外郭団体である
「日本スポーツ振興センター」(NAASH)の機能強化などが盛り込まれ、
JOCなどスポーツ界には、政府主導という懸念が残ったまま。
選手強化について、文科省の7月の原案では
NAASHの機能強化に言及。
JOCは、「選手強化の執行主体はJOC、日本体育協会と
その加盟団体であり、国やNAASHはそれをサポートする立場」
という反発する意見を提出。
最終的な戦略の中で、文科省はNAASHについて、
「支援機能の強化と体制整備」と表現を改め、
鈴木寛・副文科相は、「NAASHが仕切る、と受け止められているようだが、
私にはそういう考えはない」と火消しを強調。
これまで選手強化は、JOCが「ゴールドプラン」などを策定し、担ってきた。
昨年の「事業仕分け」で、JOCへの今年度の補助金は削減、
「マルチサポート事業」という国の選手強化策に、
前年の6倍もの予算が充てられた。
鈴木副文科相は、「マルチサポートを含め、
JOCの実質的な強化費は増えている」、
この事業の主体はJOCになく、市原則之専務理事は、
「金の流れが、力の流れになってくる可能性がある」と危機感。
五輪で過去最多のメダル獲得、という目標を掲げたスポーツ立国戦略。
具体性はまだ未知の世界だが、華々しい目標とは
逆の危機感をもはらんでいる。
http://mainichi.jp/enta/sports/general/archive/news/2010/08/27/20100827ddm035050121000c.html
2010年9月2日木曜日
におい検査で早期診断 アルツハイマー病で新手法 鳥取大、治療にも好影響
(2010年8月24日 共同通信社)
物忘れなどの症状が極めて少ない早期のアルツハイマー病を、
においの検査で見分ける手法を、鳥取大の研究グループが開発。
アルツハイマー病に根本的な治療法はないが、
投薬や非薬物療法を早く始めることで、
病気の進行を食い止める効果が高くなる。
アルツハイマー病では、症状が目立たないごく早期から
嗅覚異常が現れることが知られ、
これを応用した検査の実用化が急がれている。
鳥取大グループは、日本人になじみのあるにおいを選ぶなどの工夫で、
ごく早期での病気の判別を可能。
鳥取大リサーチアシスタントの神保太樹さん(生体制御学)、
浦上克哉同大教授(同)らのグループが採用したのは、
ヒノキやメントールなど12種類。
認知症の簡易テストや診察で、早期アルツハイマー病とされた
平均約80歳の早期患者33人と年齢の近い非患者40人で、
におい検査を実施。
早期患者には、脳の画像診断などから病気の有無を確認。
12種類のうち、5種類以下しかかぎ分けられなかった人を、
「異常あり」として判定。
認知症簡易テストでは、30点満点中24点以上とテストでは
病気と判定できない、ごく早期の患者でも、
85%で嗅覚異常が見つかった。
神保さんは、「従来の検査では、判定できないごく早期でも見分けられた。
さらに精度を上げるほか、自費でも気軽に受けられるよう、
安価な検査として実用化を目指している」
※アルツハイマー病
物忘れなどを中心とした認知症の原因の一つ。
脳の細胞が脱落して、記憶や認知機能に障害が起きる。
症状の進行を抑える薬が実用化されているが、
ワクチンなど根本的な治療薬は研究段階にある。
運動や音楽、アロマセラピーを用いた非薬物療法も取り入れられている。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/24/124387/
物忘れなどの症状が極めて少ない早期のアルツハイマー病を、
においの検査で見分ける手法を、鳥取大の研究グループが開発。
アルツハイマー病に根本的な治療法はないが、
投薬や非薬物療法を早く始めることで、
病気の進行を食い止める効果が高くなる。
アルツハイマー病では、症状が目立たないごく早期から
嗅覚異常が現れることが知られ、
これを応用した検査の実用化が急がれている。
鳥取大グループは、日本人になじみのあるにおいを選ぶなどの工夫で、
ごく早期での病気の判別を可能。
鳥取大リサーチアシスタントの神保太樹さん(生体制御学)、
浦上克哉同大教授(同)らのグループが採用したのは、
ヒノキやメントールなど12種類。
認知症の簡易テストや診察で、早期アルツハイマー病とされた
平均約80歳の早期患者33人と年齢の近い非患者40人で、
におい検査を実施。
早期患者には、脳の画像診断などから病気の有無を確認。
12種類のうち、5種類以下しかかぎ分けられなかった人を、
「異常あり」として判定。
認知症簡易テストでは、30点満点中24点以上とテストでは
病気と判定できない、ごく早期の患者でも、
85%で嗅覚異常が見つかった。
神保さんは、「従来の検査では、判定できないごく早期でも見分けられた。
さらに精度を上げるほか、自費でも気軽に受けられるよう、
安価な検査として実用化を目指している」
※アルツハイマー病
物忘れなどを中心とした認知症の原因の一つ。
脳の細胞が脱落して、記憶や認知機能に障害が起きる。
症状の進行を抑える薬が実用化されているが、
ワクチンなど根本的な治療薬は研究段階にある。
運動や音楽、アロマセラピーを用いた非薬物療法も取り入れられている。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/24/124387/
介護予防、筋トレで効果 同世代の社交の場にも 専門家が支援、メニュー調整
(2010年8月21日 毎日新聞社)
できる限り介護の世話にならないようにする「介護予防」。
青森市の高齢者団体では、筋力トレーニングで効果を上げ、
持病や後遺症を抱える会員の多くが、歩行や軽い運動を
支障なくできるようになっている。
所在が分からない高齢者が各地で報告されるなか、
同世代の社交の場としても定着、地域に欠かせない存在。
トレーニングマシンの利用やマットを使ったバランス訓練--。
県立保健大体育館(青森市浜館)は、月曜と木曜の午前中、
「杖なし会」(中村和雄会長)の体力作りの場に変わる。
会員66人の平均年齢は、74歳。
友人と談笑しながら毎回2時間、汗を流す。
約3割は人工関節を入れていたり、後遺症でまひがあったりする。
このため、専門家が支援する。
保健大理学療法学科講師の三浦雅史さん(39)は、
トレーニング全体を指導し、ボランティア約10人が補助。
保健師が血圧や脈拍を測って、体調に合わせてメニューを調整。
3年前、消化器の病気で体重が20kg以上落ちた
遠間正男さん(78)は、「トレーニングが何よりのリハビリに。
最近は、調子がよくて仕方ない」
マシンで腕を鍛えていた石沢トキさん(78)は、
「定年後に歩かなくなったので、5年前に参加した。
みんなで一緒にやるのが楽しい。一人なら続かなかった」
元々、高齢者の筋力向上を目指した04年の県モデル事業。
「手すりを使わず、階段を上れるようになった」などと
報告が相次いだが、3カ月で終了。
初めから期間が決まっていた。
「もっと続けられないだろうか」。
参加者らは、事業の監修者だった三浦さんの協力を得て引き継ぎ、
05年5月に会を設立。
県の事業費はなくなったため、週1回の参加は月額3000円、
週2回は5000円をもらい、運営費を賄う。
年金などから払う人も多く、趣旨に賛同した保健大が
会場を無料で提供。
三浦さんは、「多くの高齢者は、普段は運動をしていないので、
逆に短期間で効果が出る」と分析。
半身まひを克服して、杖なしで歩けるようになった会員も。
80代の女性は体力を付け、10年ぶりにスキーを楽しんだ。
トレーニング後、カラオケに行ったり、飲食したりするグループも。
休んだ友人を心配して自宅へ行き、病気で倒れているところを
発見した会員もいる。
「1人暮らしの会員も多く、常に誰かが気にかけていることは心強い。
所在不明になる会員は出ないでしょうね」
三浦さんが、和やかな口調で断言。
問い合わせは、三浦さん(電話017・765・2082)。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/23/124297/
できる限り介護の世話にならないようにする「介護予防」。
青森市の高齢者団体では、筋力トレーニングで効果を上げ、
持病や後遺症を抱える会員の多くが、歩行や軽い運動を
支障なくできるようになっている。
所在が分からない高齢者が各地で報告されるなか、
同世代の社交の場としても定着、地域に欠かせない存在。
トレーニングマシンの利用やマットを使ったバランス訓練--。
県立保健大体育館(青森市浜館)は、月曜と木曜の午前中、
「杖なし会」(中村和雄会長)の体力作りの場に変わる。
会員66人の平均年齢は、74歳。
友人と談笑しながら毎回2時間、汗を流す。
約3割は人工関節を入れていたり、後遺症でまひがあったりする。
このため、専門家が支援する。
保健大理学療法学科講師の三浦雅史さん(39)は、
トレーニング全体を指導し、ボランティア約10人が補助。
保健師が血圧や脈拍を測って、体調に合わせてメニューを調整。
3年前、消化器の病気で体重が20kg以上落ちた
遠間正男さん(78)は、「トレーニングが何よりのリハビリに。
最近は、調子がよくて仕方ない」
マシンで腕を鍛えていた石沢トキさん(78)は、
「定年後に歩かなくなったので、5年前に参加した。
みんなで一緒にやるのが楽しい。一人なら続かなかった」
元々、高齢者の筋力向上を目指した04年の県モデル事業。
「手すりを使わず、階段を上れるようになった」などと
報告が相次いだが、3カ月で終了。
初めから期間が決まっていた。
「もっと続けられないだろうか」。
参加者らは、事業の監修者だった三浦さんの協力を得て引き継ぎ、
05年5月に会を設立。
県の事業費はなくなったため、週1回の参加は月額3000円、
週2回は5000円をもらい、運営費を賄う。
年金などから払う人も多く、趣旨に賛同した保健大が
会場を無料で提供。
三浦さんは、「多くの高齢者は、普段は運動をしていないので、
逆に短期間で効果が出る」と分析。
半身まひを克服して、杖なしで歩けるようになった会員も。
80代の女性は体力を付け、10年ぶりにスキーを楽しんだ。
トレーニング後、カラオケに行ったり、飲食したりするグループも。
休んだ友人を心配して自宅へ行き、病気で倒れているところを
発見した会員もいる。
「1人暮らしの会員も多く、常に誰かが気にかけていることは心強い。
所在不明になる会員は出ないでしょうね」
三浦さんが、和やかな口調で断言。
問い合わせは、三浦さん(電話017・765・2082)。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/23/124297/
「元気は食から」 スポーツ栄養を"伝道" 立命大教授、海老久美子
(2010年8月23日 共同通信社)
最新の調理器具を備えたキッチンと、ちゃぶ台が並ぶリビング。
「洋と和」の実習室が、妙に落ち着く。
「RecO Studio」と呼ぶ。
「スポーツと栄養」をテーマに、20年以上走り続けた
海老久美子(48)がたどり着いた場所。
「ここが、わたしの聖地になる。
元気は食から。
ここから、発信したいことがいっぱいある」
ことし4月、立命館大は滋賀県草津市のびわこ・くさつキャンパスに
スポーツ健康科学部を開設。
海老は、教授に就任。
実習室の見取り図を、一晩で描き上げた。
食の"伝道"の夢が広がる。
全日本アマチュア野球連盟の選手強化本部医科学部会委員でもある。
全国の高校野球チームに、「食べるトレーニング」を指導する。
海老がアドバイスするチームの一つが、彦根東高。
今夏の滋賀県大会決勝で敗れ、甲子園出場を逃したが、
選手たちはがっしりした体格に変わった。
疲労回復には、運動後1時間以内に食事を取るのが理想だが、
進学校で1時間半~2時間かけて通学する生徒もいる。
練習後、「部活食」でエネルギーを補給することに。
地元の弁当会社が協力して実現した。
鶏照り焼き、エビフライ、マカロニ、ブロッコリー、納豆、
オレンジなど、おかずがぎっしり。
丼飯と豚汁を、選手がお代わりする。
1500~1800kcal。
今井義尚監督(50)は、「栄養とトレーニングが合わさって、
体ができることを実感した」
1985年、大妻女子大で栄養士の資格を取り、日立家電に就職。
自社製品を使い、人前で話しながら料理を作る。
食を伝える「原点」だった。
健康ブームが到来し、転職を決意。
89年、フィットネス関連の人材を派遣するスポーツプログラムスに入社。
最初に栄養管理を担当した社会人野球の名門、
日本生命で洗礼を浴びた。
「若い栄養士が上から物を言って、誰が聞く。
選手となじむことからだ。ジャージーを持って来い」
後になれば、コーチの言葉がありがたかった。
「選手は10本。海老は5本」。
坂道ダッシュが待っていた。
キャッチボールで硬球を取り損ね、おでこにコブをつくって
栄養セミナーを行った。
社会人の選手たちが、ベンチ裏でたばこを吸う。
ショックだった。
「食事の大事さは、もっと小さい時から言わなきゃ駄目だ」
高校野球を中心に見るようになった。
食べ物と体の関係を考える目的で、選手に「調理実習」をさせる。
今でこそ好評な試みも、20年前は理解されなかった。
四国の高校で、猛反発に遭う。
選手の父親がかみついた。
「包丁を持たせるために、子どもに野球をやらせた覚えはない。
あんたが東京でやっていることが、どれだけ社会的に意味があるか
わからないが、うちの嫁だけにはしたくない」。
実習を断念。
「野球道具」として食のテキストが必要だと、出版社に売り込んだ。
2000年シドニー五輪で野球日本代表をサポートし、
翌年に高校球児のための「野球食」を出した。
食べる力が練習を乗り切る体をつくり、野球を強くする-。
「野球食」の提言をデータで実証するため、
40歳を前に甲子園大大学院に入学。
日本高野連の依頼で、甲子園大会出場チームの栄養実態も調査。
▽プロの責任
06年、国立スポーツ科学センターの契約研究員に採用。
さまざまなスポーツの第一線に携わるチャンスを得て、
北京五輪を担当。
活動範囲は広がる。
理事を務める日本スポーツ栄養研究会が主管し、日本栄養士会と
日本体育協会の共同認定による「公認スポーツ栄養士」の育成事業が
08年にスタート。
昨年、自らも第1期の認定を受けた。
ことし6月、同研究会の取り組みが評価され、
秩父宮記念スポーツ医・科学賞奨励賞を受賞。
海老は、「公認」の意義を強調する。
「スポーツ栄養士を名乗った人はたくさんいる。
でも、専門家では意味がない。
専門職として資格を持つことが大事。
栄養のプロとして仕事をすれば、責任も伴う。
スポーツの現場と同じ言語、同じ意識で話せる栄養士が育ってほしい」
▽おいしい栄養
「スポーツと栄養」の将来像は?
「今までは栄養素ありき。
栄養が先に出て、義務感になりすぎていないか。
おいしいスポーツ栄養を目指していきたい。
自分にとって豊かで、おいしいと思える食事で
体をつくって強くなってもらいたい」
これまで、トップアスリートが対象だった。
誰でも年を取る。
食事への意識も高まる一方だ。
これからは、健康であるための「スポーツと栄養」をどう形にして、
提供してゆくか。
マスターズに参加するような元気なお年寄り、引退したトップ選手が
健全な一般人として、体を維持してゆくための食生活も考えてあげたい。
野球を愛する大人のための「野球食シニア」も書きたい。
アイデアは際限ない。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/23/124353/
最新の調理器具を備えたキッチンと、ちゃぶ台が並ぶリビング。
「洋と和」の実習室が、妙に落ち着く。
「RecO Studio」と呼ぶ。
「スポーツと栄養」をテーマに、20年以上走り続けた
海老久美子(48)がたどり着いた場所。
「ここが、わたしの聖地になる。
元気は食から。
ここから、発信したいことがいっぱいある」
ことし4月、立命館大は滋賀県草津市のびわこ・くさつキャンパスに
スポーツ健康科学部を開設。
海老は、教授に就任。
実習室の見取り図を、一晩で描き上げた。
食の"伝道"の夢が広がる。
全日本アマチュア野球連盟の選手強化本部医科学部会委員でもある。
全国の高校野球チームに、「食べるトレーニング」を指導する。
海老がアドバイスするチームの一つが、彦根東高。
今夏の滋賀県大会決勝で敗れ、甲子園出場を逃したが、
選手たちはがっしりした体格に変わった。
疲労回復には、運動後1時間以内に食事を取るのが理想だが、
進学校で1時間半~2時間かけて通学する生徒もいる。
練習後、「部活食」でエネルギーを補給することに。
地元の弁当会社が協力して実現した。
鶏照り焼き、エビフライ、マカロニ、ブロッコリー、納豆、
オレンジなど、おかずがぎっしり。
丼飯と豚汁を、選手がお代わりする。
1500~1800kcal。
今井義尚監督(50)は、「栄養とトレーニングが合わさって、
体ができることを実感した」
1985年、大妻女子大で栄養士の資格を取り、日立家電に就職。
自社製品を使い、人前で話しながら料理を作る。
食を伝える「原点」だった。
健康ブームが到来し、転職を決意。
89年、フィットネス関連の人材を派遣するスポーツプログラムスに入社。
最初に栄養管理を担当した社会人野球の名門、
日本生命で洗礼を浴びた。
「若い栄養士が上から物を言って、誰が聞く。
選手となじむことからだ。ジャージーを持って来い」
後になれば、コーチの言葉がありがたかった。
「選手は10本。海老は5本」。
坂道ダッシュが待っていた。
キャッチボールで硬球を取り損ね、おでこにコブをつくって
栄養セミナーを行った。
社会人の選手たちが、ベンチ裏でたばこを吸う。
ショックだった。
「食事の大事さは、もっと小さい時から言わなきゃ駄目だ」
高校野球を中心に見るようになった。
食べ物と体の関係を考える目的で、選手に「調理実習」をさせる。
今でこそ好評な試みも、20年前は理解されなかった。
四国の高校で、猛反発に遭う。
選手の父親がかみついた。
「包丁を持たせるために、子どもに野球をやらせた覚えはない。
あんたが東京でやっていることが、どれだけ社会的に意味があるか
わからないが、うちの嫁だけにはしたくない」。
実習を断念。
「野球道具」として食のテキストが必要だと、出版社に売り込んだ。
2000年シドニー五輪で野球日本代表をサポートし、
翌年に高校球児のための「野球食」を出した。
食べる力が練習を乗り切る体をつくり、野球を強くする-。
「野球食」の提言をデータで実証するため、
40歳を前に甲子園大大学院に入学。
日本高野連の依頼で、甲子園大会出場チームの栄養実態も調査。
▽プロの責任
06年、国立スポーツ科学センターの契約研究員に採用。
さまざまなスポーツの第一線に携わるチャンスを得て、
北京五輪を担当。
活動範囲は広がる。
理事を務める日本スポーツ栄養研究会が主管し、日本栄養士会と
日本体育協会の共同認定による「公認スポーツ栄養士」の育成事業が
08年にスタート。
昨年、自らも第1期の認定を受けた。
ことし6月、同研究会の取り組みが評価され、
秩父宮記念スポーツ医・科学賞奨励賞を受賞。
海老は、「公認」の意義を強調する。
「スポーツ栄養士を名乗った人はたくさんいる。
でも、専門家では意味がない。
専門職として資格を持つことが大事。
栄養のプロとして仕事をすれば、責任も伴う。
スポーツの現場と同じ言語、同じ意識で話せる栄養士が育ってほしい」
▽おいしい栄養
「スポーツと栄養」の将来像は?
「今までは栄養素ありき。
栄養が先に出て、義務感になりすぎていないか。
おいしいスポーツ栄養を目指していきたい。
自分にとって豊かで、おいしいと思える食事で
体をつくって強くなってもらいたい」
これまで、トップアスリートが対象だった。
誰でも年を取る。
食事への意識も高まる一方だ。
これからは、健康であるための「スポーツと栄養」をどう形にして、
提供してゆくか。
マスターズに参加するような元気なお年寄り、引退したトップ選手が
健全な一般人として、体を維持してゆくための食生活も考えてあげたい。
野球を愛する大人のための「野球食シニア」も書きたい。
アイデアは際限ない。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/23/124353/
アメフット:スタンフォード大コーチの河田剛さんに聞く(3)
(毎日 8月19日)
名門校スタンフォード大学で、アメリカンフットボール部の
コーチングスタッフとして活動中の河田剛さん(38)。
09年、米大学フットボールの伝説的名コーチ、ルー・ホルツ氏の下で、
スタッフとして働いた際の話を聞いた。
日本でアメリカンフットボールが始まってから、09年で75周年。
これを記念して、「09年7月、米国フットボール界随一の伝統校
ノートルダム大OBチームを招へい、日本代表が対戦」。
08年秋のこと。
ノートルダムOBチーム「レジェンズ」を、ヘッドコーチ(HC)として
率いることに決まったのがホルツ氏。
ホルツ氏は、33シーズンにわたってHCを務め、通算249勝。
率いた6大学をすべてボウルゲームに導き、ノートルダム大時代は
86年から11シーズンで100勝を挙げ、88年には全米王者。
ノートルダムでの12年目のシーズン前、同大学の名コーチだった
ヌート・ロックニーの記録105勝を抜かないため、
あえて勇退したといわれる謙虚な人柄もあり、
米国フットボール界の尊敬を集める指導者。
記念試合の話を聞いた河田さんは、
「当初は、日本代表のためになにかしたい、と考えた」
オフシーズンでも、スタンフォード大体育局の業務があった河田さんは、
代表チームに貢献するのは無理。
「それなら、本場のフットボールを日本のファンに見せることも、
日本に対する貢献だ」
頭を切り替え、今回の試合のために特別に結成される
ノートルダム・レジェンズのスタッフに応募することに。
人を介して履歴書をノートルダム大に送ったところ、
数日後にホルツ氏本人から手紙が。
そこには、「我々のチームにようこそ」という内容。
さっそくレジェンズのミーティングに参加した河田さんだが、
米国人コーチングスタッフは攻撃陣に厚く、守備が若干手薄だったため、
河田さんはスタンフォード大での役割と同じ、
ビデオによるプレー解析に加え、専門外の守備も担当。
「72歳のホルツさんが集めたコーチングスタッフは、
皆さん有名な方ばかりで、比較的年配ぞろい」
高齢者がコンピューターを操作するのは苦手、というのは、
米国でも日本とあまり変わらず、
「コンピューターを使用するコーチ業務が、私の元に集中する結果に」
河田さんは、日本代表チームについての情報がほとんどない
スタッフのため、07年ワールドカップ(W杯)での日本戦3試合などを
ビデオで繰り返し再生、攻撃・守備双方の偵察レポートを作成。
200ページに及ぶ守備のプレーブック(戦術書)も作成。
09年7月25日、東京ドームで行われた試合。
河田さんは、「スポッター席」と呼ばれる観客席最上部の席に陣取り、
戦況を分析。
サイドラインの守備担当コーチと無線機でやりとりした。
「守備コーディネーターだったゲーリー・ダーネルさんの英語は、
テキサスなまりがひどく、しかも興奮しているから
正確に聞き取るのに苦労した」
前半、日本の選手交代で入るユニットのメンバーから、
特定のプレーを割り出したときには、ダーネル氏から称賛。
試合は、19対3でノートルダム・レジェンズが勝利。
日本代表はタッチダウンを奪えず。
第3クオーター、ノートルダムDLハズブロックが日本のQB菅原を
エンドゾーン内でタックル、セーフティーで2点を奪うなど、
レジェンズ守備陣が日本の攻撃陣を圧倒し続けた。
「ダーネルさんが試合後、私に『TK(河田さんの愛称)、
スコアボードを見ろ。これは、ディフェンスウインだ。胸を張れ』と
声をかけてくれた」
ホルツHCからは試合後、こんな手紙をもらった。
「親愛なるTK、もう少し英語が上達すれば、コーチとして素晴らしい
未来が待っている。
もし私が(コーチとして)復帰するようなことがあれば、
必ず君のためにコーチの座を用意しよう」
「ホルツさんからの手紙は、私の一生の宝物」
この試合から半年近くたった09年シーズンのオフ。
ダーネル氏と、アシスタントヘッドコーチを務めたビル・ルイス氏から、
別々に同じ内容のメールと電話があった。
「次の仕事、どうするんだ?スタンフォードにいられるのか?
無理だったら、いつでも相談しろ」
河田さんの才能を評価してのことだった。
http://mainichi.jp/enta/sports/news/20100819mog00m050014000c.html
名門校スタンフォード大学で、アメリカンフットボール部の
コーチングスタッフとして活動中の河田剛さん(38)。
09年、米大学フットボールの伝説的名コーチ、ルー・ホルツ氏の下で、
スタッフとして働いた際の話を聞いた。
日本でアメリカンフットボールが始まってから、09年で75周年。
これを記念して、「09年7月、米国フットボール界随一の伝統校
ノートルダム大OBチームを招へい、日本代表が対戦」。
08年秋のこと。
ノートルダムOBチーム「レジェンズ」を、ヘッドコーチ(HC)として
率いることに決まったのがホルツ氏。
ホルツ氏は、33シーズンにわたってHCを務め、通算249勝。
率いた6大学をすべてボウルゲームに導き、ノートルダム大時代は
86年から11シーズンで100勝を挙げ、88年には全米王者。
ノートルダムでの12年目のシーズン前、同大学の名コーチだった
ヌート・ロックニーの記録105勝を抜かないため、
あえて勇退したといわれる謙虚な人柄もあり、
米国フットボール界の尊敬を集める指導者。
記念試合の話を聞いた河田さんは、
「当初は、日本代表のためになにかしたい、と考えた」
オフシーズンでも、スタンフォード大体育局の業務があった河田さんは、
代表チームに貢献するのは無理。
「それなら、本場のフットボールを日本のファンに見せることも、
日本に対する貢献だ」
頭を切り替え、今回の試合のために特別に結成される
ノートルダム・レジェンズのスタッフに応募することに。
人を介して履歴書をノートルダム大に送ったところ、
数日後にホルツ氏本人から手紙が。
そこには、「我々のチームにようこそ」という内容。
さっそくレジェンズのミーティングに参加した河田さんだが、
米国人コーチングスタッフは攻撃陣に厚く、守備が若干手薄だったため、
河田さんはスタンフォード大での役割と同じ、
ビデオによるプレー解析に加え、専門外の守備も担当。
「72歳のホルツさんが集めたコーチングスタッフは、
皆さん有名な方ばかりで、比較的年配ぞろい」
高齢者がコンピューターを操作するのは苦手、というのは、
米国でも日本とあまり変わらず、
「コンピューターを使用するコーチ業務が、私の元に集中する結果に」
河田さんは、日本代表チームについての情報がほとんどない
スタッフのため、07年ワールドカップ(W杯)での日本戦3試合などを
ビデオで繰り返し再生、攻撃・守備双方の偵察レポートを作成。
200ページに及ぶ守備のプレーブック(戦術書)も作成。
09年7月25日、東京ドームで行われた試合。
河田さんは、「スポッター席」と呼ばれる観客席最上部の席に陣取り、
戦況を分析。
サイドラインの守備担当コーチと無線機でやりとりした。
「守備コーディネーターだったゲーリー・ダーネルさんの英語は、
テキサスなまりがひどく、しかも興奮しているから
正確に聞き取るのに苦労した」
前半、日本の選手交代で入るユニットのメンバーから、
特定のプレーを割り出したときには、ダーネル氏から称賛。
試合は、19対3でノートルダム・レジェンズが勝利。
日本代表はタッチダウンを奪えず。
第3クオーター、ノートルダムDLハズブロックが日本のQB菅原を
エンドゾーン内でタックル、セーフティーで2点を奪うなど、
レジェンズ守備陣が日本の攻撃陣を圧倒し続けた。
「ダーネルさんが試合後、私に『TK(河田さんの愛称)、
スコアボードを見ろ。これは、ディフェンスウインだ。胸を張れ』と
声をかけてくれた」
ホルツHCからは試合後、こんな手紙をもらった。
「親愛なるTK、もう少し英語が上達すれば、コーチとして素晴らしい
未来が待っている。
もし私が(コーチとして)復帰するようなことがあれば、
必ず君のためにコーチの座を用意しよう」
「ホルツさんからの手紙は、私の一生の宝物」
この試合から半年近くたった09年シーズンのオフ。
ダーネル氏と、アシスタントヘッドコーチを務めたビル・ルイス氏から、
別々に同じ内容のメールと電話があった。
「次の仕事、どうするんだ?スタンフォードにいられるのか?
無理だったら、いつでも相談しろ」
河田さんの才能を評価してのことだった。
http://mainichi.jp/enta/sports/news/20100819mog00m050014000c.html
2010年9月1日水曜日
実感する理科(4)専科教員、校内に「博物館」
(読売 8月21日)
放課後、杉並区立井荻小学校の理科室は、
児童が自由に出入りし、授業とは違った活気に包まれる。
図鑑に見入ったり、骨格標本や磁石で連結する
原子模型に夢中になったり、集まる児童の目的は様々。
理科室前の廊下には、キアゲハの幼虫やカブトムシ、
ヤゴ(トンボの幼虫)の入った水槽もある。
「先生、これすごいでしょ」
校庭に通じる入り口から、児童が持ってきたのは
猫じゃらし(エノコログサ)。
穂先が三つに割れている。
理科室に常駐する理科専科教員の古野博教諭(47)が、
「珍しいね、どこで見つけたの。
ほかにもないか探してごらんよ」と促すと、
児童は再び校庭にかけ出した。
ミニ博物館のような理科室を作った古野教諭は、
「何かに興味を持ち、寄ってくれたらうれしい。
目指すは、『知の駄菓子屋』」
古野教諭は、科学教育の普及に努めるNPO法人「ガリレオ工房」
の会員で、月1回の研究会に顔を出し、
授業で使える実験や教材などの情報交換。
理科室には、科学関係の児童書が集められ、
学校の蔵書と古野教諭所有分を合わせて約150冊。
窓越しに表紙が見えるように並べられ、ショーウインドーのよう。
自由に触ることのできる魚の解剖模型や科学教材も陳列。
廊下に並ぶ生き物は、地元のNPO法人「すぎなみ環境ネットワーク」の
協力で集められた。
顕微鏡も、「たとえ壊れても、戸棚の奥に眠っているより
毎日使った方がいい」(古野教諭)と貸し出し。
科学教育の振興・推進を掲げる杉並区は、
今年度から理科専科教員の積極的配置を始めた。
理科好きな児童を増やすため、体験重視の教育環境を作るのが狙い、
区内43小学校のうち、理科専科教員は23校25人。
専科教員は、基本的に担任を持たず、授業に専念できる。
井荻小の理科室は、この余裕から生まれた。
古野教諭は、「授業で教える内容は、最低限の範囲なので、
もっと知りたい児童の受け皿として、理科室を生かした。
安全に注意を払いつつ、児童が自主的に使えるようにしたい」
◆理科専科教員
08年、科学技術振興機構などが行った
小学校理科教育実態調査によると、約27%が理科専科の
教員を配置。
専科教員は、音楽、家庭科など実技系教科に置かれることが多い。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100821-OYT8T00149.htm
放課後、杉並区立井荻小学校の理科室は、
児童が自由に出入りし、授業とは違った活気に包まれる。
図鑑に見入ったり、骨格標本や磁石で連結する
原子模型に夢中になったり、集まる児童の目的は様々。
理科室前の廊下には、キアゲハの幼虫やカブトムシ、
ヤゴ(トンボの幼虫)の入った水槽もある。
「先生、これすごいでしょ」
校庭に通じる入り口から、児童が持ってきたのは
猫じゃらし(エノコログサ)。
穂先が三つに割れている。
理科室に常駐する理科専科教員の古野博教諭(47)が、
「珍しいね、どこで見つけたの。
ほかにもないか探してごらんよ」と促すと、
児童は再び校庭にかけ出した。
ミニ博物館のような理科室を作った古野教諭は、
「何かに興味を持ち、寄ってくれたらうれしい。
目指すは、『知の駄菓子屋』」
古野教諭は、科学教育の普及に努めるNPO法人「ガリレオ工房」
の会員で、月1回の研究会に顔を出し、
授業で使える実験や教材などの情報交換。
理科室には、科学関係の児童書が集められ、
学校の蔵書と古野教諭所有分を合わせて約150冊。
窓越しに表紙が見えるように並べられ、ショーウインドーのよう。
自由に触ることのできる魚の解剖模型や科学教材も陳列。
廊下に並ぶ生き物は、地元のNPO法人「すぎなみ環境ネットワーク」の
協力で集められた。
顕微鏡も、「たとえ壊れても、戸棚の奥に眠っているより
毎日使った方がいい」(古野教諭)と貸し出し。
科学教育の振興・推進を掲げる杉並区は、
今年度から理科専科教員の積極的配置を始めた。
理科好きな児童を増やすため、体験重視の教育環境を作るのが狙い、
区内43小学校のうち、理科専科教員は23校25人。
専科教員は、基本的に担任を持たず、授業に専念できる。
井荻小の理科室は、この余裕から生まれた。
古野教諭は、「授業で教える内容は、最低限の範囲なので、
もっと知りたい児童の受け皿として、理科室を生かした。
安全に注意を払いつつ、児童が自主的に使えるようにしたい」
◆理科専科教員
08年、科学技術振興機構などが行った
小学校理科教育実態調査によると、約27%が理科専科の
教員を配置。
専科教員は、音楽、家庭科など実技系教科に置かれることが多い。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100821-OYT8T00149.htm
アメフット:スタンフォード大コーチの河田剛さんに聞く(2)
(毎日 8月17日)
米国きっての名門校スタンフォード大学で、
アメリカンフットボール部のコーチングスタッフとして
活動中の河田剛さん。
今回は、春のキャンプや2年目のシーズンについて聞いた。
08年、河田さんの2年目のシーズンは、春季練習から始まり、
3月、渡米しチームに帯同。
春期練習は、全米体育協会(NCAA)のルールで、
練習は15回に制限。
春季キャンプの締めくくりに、チームを二つに分けた
スプリングゲーム(日本で言う紅白戦)が行われる。
ヘッドコーチ(HC)は中立となり、口を出さず、
残りのコーチ陣が2チームに分かれて戦う。
「選手は、2チームによる『ドラフト会議』で、
どちらかに振り分けられる。
ドラフトは本格的で、コーチミーティングで、
指名選手の決定や相手チームとの駆け引きなど、戦略を立案」
このドラフト会議は、12回目の練習終了後に開かれ、
50人まで選手が指名。
残りの選手は、ポジションを考慮して振り分けられ、
13、14回目の練習では、紅白それぞれのチームとして練習。
「試合は、1クオーター12分(通常は15分)。
勝者は、試合後のバーベキューで肉を食べ放題、
負けたチームは、ホットドッグ一つだけ」
試合は有料で公開、チアリーダーやマーチングバンドも登場。
この時期、プロフットボールNFLや大学フットボールは
完全にオフなので、試合に飢えているファンの高い関心を呼び、
名門大学の試合は8万人以上の観客が集まる。
この紅白戦を通じて、河田さんが感じたことは、
「彼らはなんでも本気になって、そして勝ちたがる」
春期練習後、河田さんはビザの関係でいったん帰国、
7月に再渡米。
この年から、河田さんはスタンフォード大学体育局全般の
仕事にも携わるようになった。
シーズン中は、フットボールが最優先だが、
オフに他のスポーツの裏方として働いた。
「チケットの販売や、マーケティングなど。
雑用でも、なんでもこなした」
08年も、チーム内での河田さんの仕事は同じで、
ビデオによる相手守備の解析と、ランニングゲームの作戦担当。
前年は、米国人スタッフをサポートするのが主、
この年は、自分の担当する部分は専任。
チームは、5勝7敗でシーズンを終えた。
前年より1勝多かったとはいえ、終盤の3連敗が痛かった。
スタンフォード大学の攻撃部門のランキングは、
NCAAの1部校120大学中、67位。
河田さんの担当するラン部門は、20位と上位に食い込んだ。
09年シーズン前、河田さんに新たな出会いがあった。
米大学フットボールの伝説的名コーチ、ルー・ホルツ氏の下で
働く機会を得たのだ。
http://mainichi.jp/enta/sports/news/20100817mog00m050016000c.html
米国きっての名門校スタンフォード大学で、
アメリカンフットボール部のコーチングスタッフとして
活動中の河田剛さん。
今回は、春のキャンプや2年目のシーズンについて聞いた。
08年、河田さんの2年目のシーズンは、春季練習から始まり、
3月、渡米しチームに帯同。
春期練習は、全米体育協会(NCAA)のルールで、
練習は15回に制限。
春季キャンプの締めくくりに、チームを二つに分けた
スプリングゲーム(日本で言う紅白戦)が行われる。
ヘッドコーチ(HC)は中立となり、口を出さず、
残りのコーチ陣が2チームに分かれて戦う。
「選手は、2チームによる『ドラフト会議』で、
どちらかに振り分けられる。
ドラフトは本格的で、コーチミーティングで、
指名選手の決定や相手チームとの駆け引きなど、戦略を立案」
このドラフト会議は、12回目の練習終了後に開かれ、
50人まで選手が指名。
残りの選手は、ポジションを考慮して振り分けられ、
13、14回目の練習では、紅白それぞれのチームとして練習。
「試合は、1クオーター12分(通常は15分)。
勝者は、試合後のバーベキューで肉を食べ放題、
負けたチームは、ホットドッグ一つだけ」
試合は有料で公開、チアリーダーやマーチングバンドも登場。
この時期、プロフットボールNFLや大学フットボールは
完全にオフなので、試合に飢えているファンの高い関心を呼び、
名門大学の試合は8万人以上の観客が集まる。
この紅白戦を通じて、河田さんが感じたことは、
「彼らはなんでも本気になって、そして勝ちたがる」
春期練習後、河田さんはビザの関係でいったん帰国、
7月に再渡米。
この年から、河田さんはスタンフォード大学体育局全般の
仕事にも携わるようになった。
シーズン中は、フットボールが最優先だが、
オフに他のスポーツの裏方として働いた。
「チケットの販売や、マーケティングなど。
雑用でも、なんでもこなした」
08年も、チーム内での河田さんの仕事は同じで、
ビデオによる相手守備の解析と、ランニングゲームの作戦担当。
前年は、米国人スタッフをサポートするのが主、
この年は、自分の担当する部分は専任。
チームは、5勝7敗でシーズンを終えた。
前年より1勝多かったとはいえ、終盤の3連敗が痛かった。
スタンフォード大学の攻撃部門のランキングは、
NCAAの1部校120大学中、67位。
河田さんの担当するラン部門は、20位と上位に食い込んだ。
09年シーズン前、河田さんに新たな出会いがあった。
米大学フットボールの伝説的名コーチ、ルー・ホルツ氏の下で
働く機会を得たのだ。
http://mainichi.jp/enta/sports/news/20100817mog00m050016000c.html
歩き遍路で糖尿病克服…徳島
(2010年8月20日 読売新聞)
「歩き遍路」で、運動習慣を身に着けよう--。
四国の霊場巡りで、糖尿病やメタボリックシンドロームを克服する
ツアー「ヘルス・グリーン・ツーリズムin徳島」を、
徳島県などの実行委が企画。
県民には、山道もあって距離が長いツアーを用意、
10日から申し込みを受け付け始めたが、応募はまだ3人。
県はPRを強め、参加を呼びかけている。
徳島は、人口当たりの糖尿病死亡率が1993年以降、
2007年を除いて都道府県で最も高いため、
県と、県医師会の「糖尿病対策班」、徳島大開放実践センター、
県観光協会が協力。
歩き遍路と、ヘルシーメニューを取り入れたツアーで、
糖尿病患者らに運動習慣をつけ、食生活を改善してもらおうと考えた。
実行委は、県内の糖尿病患者らを対象にした
歩行距離12kmの「ツアー1」と、県外の糖尿病患者らも参加できる
一般向けの短い(6km)「ツアー2」を設定。
両ツアーとも、医師や保健師が同行、途中でバスも利用し、
塩分やカロリーを抑えたヘルシー弁当を食べ、
夜には阿波踊り体操も行う。
参加費は2万円、それぞれ定員25人、超えれば抽選。
ツアー1は10月29~31日、鳴門市の一番札所「霊山寺」から
十七番札所「井戸寺」まで山道も歩くコース、
9月5、19両日に開く健康セミナーを受講するのが参加条件。
ツアー2は11月5~7日、霊山寺から八番札所「熊谷寺」まで歩く。
ミカン狩りやコンニャク作りも体験。
ツアー2は和歌山、広島両県といった県外客などの申し込みが
8件あったが、県民のみのツアー1の申し込みは3件(各1人)だけ。
県は、「ツアー終了後も、運動習慣として身に着けてもらえるよう、
健康セミナーも開く。
糖尿病克服のため、ぜひ参加を」、
市町村役場や県医師会にも申込書を置いてもらう。
申し込みは、県ホームページでダウンロードできる申込書に書き、
実行委にファクスか郵送。
問い合わせ、健康増進課内の同実行委(088・621・2208)。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/20/124279/
「歩き遍路」で、運動習慣を身に着けよう--。
四国の霊場巡りで、糖尿病やメタボリックシンドロームを克服する
ツアー「ヘルス・グリーン・ツーリズムin徳島」を、
徳島県などの実行委が企画。
県民には、山道もあって距離が長いツアーを用意、
10日から申し込みを受け付け始めたが、応募はまだ3人。
県はPRを強め、参加を呼びかけている。
徳島は、人口当たりの糖尿病死亡率が1993年以降、
2007年を除いて都道府県で最も高いため、
県と、県医師会の「糖尿病対策班」、徳島大開放実践センター、
県観光協会が協力。
歩き遍路と、ヘルシーメニューを取り入れたツアーで、
糖尿病患者らに運動習慣をつけ、食生活を改善してもらおうと考えた。
実行委は、県内の糖尿病患者らを対象にした
歩行距離12kmの「ツアー1」と、県外の糖尿病患者らも参加できる
一般向けの短い(6km)「ツアー2」を設定。
両ツアーとも、医師や保健師が同行、途中でバスも利用し、
塩分やカロリーを抑えたヘルシー弁当を食べ、
夜には阿波踊り体操も行う。
参加費は2万円、それぞれ定員25人、超えれば抽選。
ツアー1は10月29~31日、鳴門市の一番札所「霊山寺」から
十七番札所「井戸寺」まで山道も歩くコース、
9月5、19両日に開く健康セミナーを受講するのが参加条件。
ツアー2は11月5~7日、霊山寺から八番札所「熊谷寺」まで歩く。
ミカン狩りやコンニャク作りも体験。
ツアー2は和歌山、広島両県といった県外客などの申し込みが
8件あったが、県民のみのツアー1の申し込みは3件(各1人)だけ。
県は、「ツアー終了後も、運動習慣として身に着けてもらえるよう、
健康セミナーも開く。
糖尿病克服のため、ぜひ参加を」、
市町村役場や県医師会にも申込書を置いてもらう。
申し込みは、県ホームページでダウンロードできる申込書に書き、
実行委にファクスか郵送。
問い合わせ、健康増進課内の同実行委(088・621・2208)。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/20/124279/
南部どり美容液商品化 大船渡のアマタケ
(岩手日報 8月27日)
大船渡市のアマタケ(甘竹秀企社長)は、
自社ブランド鶏「南部どり」から抽出したコラーゲンを使用した
ジェル状美容液の商品化を発表。
マーナーコスメチックス(本社千葉県、井田勝康社長)が開発協力、
藤沢町の化粧品工場で製造。
消費者に、南部どりの魅力を幅広く伝える手段とする考え。
同町のマーナー社くりこま高原藤沢工場で記者発表。
「南部どりモイスチャージェル」は、南部どりから抽出した
水溶性コラーゲンのほか、鶏由来ヒアルロン酸、ビタミンC誘導体、
くりこまの天然水、抗炎症効果があるグリチルリチン酸2K-を配合。
無添加で、年齢を問わず、若々しい肌を保てるなどの効果がある。
2年前から研究を始め、化粧品開発には約半年かけた。
井田社長は、「1万点を超える化粧品をつくってきたが、
これほどのコラーゲン入りは初めて」
1個50gで5千円。
9月からアマタケのホームページで販売、同社のイベントなどで紹介。
初回生産量は3千個。
甘竹社長は、「化粧品を通じて、安全とおいしさに絶対的な自信がある
南部どりの良さを、多くの人に知ってもらいたい」
http://www.iwate-np.co.jp/economy/e201008/e1008271.html
大船渡市のアマタケ(甘竹秀企社長)は、
自社ブランド鶏「南部どり」から抽出したコラーゲンを使用した
ジェル状美容液の商品化を発表。
マーナーコスメチックス(本社千葉県、井田勝康社長)が開発協力、
藤沢町の化粧品工場で製造。
消費者に、南部どりの魅力を幅広く伝える手段とする考え。
同町のマーナー社くりこま高原藤沢工場で記者発表。
「南部どりモイスチャージェル」は、南部どりから抽出した
水溶性コラーゲンのほか、鶏由来ヒアルロン酸、ビタミンC誘導体、
くりこまの天然水、抗炎症効果があるグリチルリチン酸2K-を配合。
無添加で、年齢を問わず、若々しい肌を保てるなどの効果がある。
2年前から研究を始め、化粧品開発には約半年かけた。
井田社長は、「1万点を超える化粧品をつくってきたが、
これほどのコラーゲン入りは初めて」
1個50gで5千円。
9月からアマタケのホームページで販売、同社のイベントなどで紹介。
初回生産量は3千個。
甘竹社長は、「化粧品を通じて、安全とおいしさに絶対的な自信がある
南部どりの良さを、多くの人に知ってもらいたい」
http://www.iwate-np.co.jp/economy/e201008/e1008271.html
2010年8月31日火曜日
実感する理科(3)OBの経験 若手教師へ
(読売 8月20日)
1人に1台割り当てられた顕微鏡を使って、花や微生物を観察、
屋外の流水実験装置では、浸食の様子を見る。
徳島県阿南市科学センターで行われた、小学校の理科の授業。
指導するのは、定年退職した理科の先生たち。
同センターは、鉄筋一部3階建て、延べ床面積2754m2。
理科学習などに使う「体験館」と、口径113cmの大型望遠鏡がある
「天文館」がある。
通常の博物館と違い、小中学校の理科の授業ができるよう、
展示物や機器などが工夫。
同市では、市町村合併前の那賀川町だった1997年から、
全小学校の4~6年生を対象に、同センターを拠点とした
理科学習を行ってきた。
今年度も、送迎バスの費用400万円を市が負担、
市内22小学校の児童が、学級単位で年間約100日通う。
指導員は、団塊の世代以上の元中学校理科教師3人。
最年長は、館長代理の山川茂則さん(70)。
研究員や学芸員とともに、施設を使って授業や教材の
研究開発をし、今年度は、新学習指導要領の授業案作りに協力。
この日、訪れたのは、同市立羽ノ浦小学校5年2組の29人。
山川さんら指導員が授業を行い、
担任の吉田玲子教諭(53)は補助役に。
縦10m、横1・5mの流水装置を使った浸食実験で、
子どもたちは、「カーブの外側が削れていく!」と、
川の蛇行の仕組みを実感していた。
センターを利用した小学校教師に行ったアンケートでは、
「丁寧な指導で理解が深まる」、
「教師側にも発見があった」と好評。
山川さんは、「大型実験装置とともに、
指導員の経験がセンターの魅力」と胸を張る。
「まず実験ありきでは、子どもは興味がわかない。
なぜという好奇心を大切に」
杉並区の済美教育センターで開かれた「授業塾」。
講師を務める元理科教師の松岡正子さん(61)が、
7人の小学校教員に呼びかけた。
松岡さんは、区の理科巡回指導員として、区内の小中学校を回り、
理科室の器具の配置や授業について助言。
授業塾は、若手が学べる機会が少ないとの松岡さんの指摘により、
同区が今年度から始め、2月まで計8回を予定。
松岡さんは、実際の授業では時間配分や失敗しやすい点を考えること、
電気回路のショートによるやけどなど、安全に気を配ることも注意。
高井戸東小の満留友樹教諭(27)は、
「実験の経験が少ないので、勉強になった」と満足。
「若手に伝えたいことは色々あります」と松岡さん。
ベテランならではの細かな心遣いで、現場を支える。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100820-OYT8T00176.htm
1人に1台割り当てられた顕微鏡を使って、花や微生物を観察、
屋外の流水実験装置では、浸食の様子を見る。
徳島県阿南市科学センターで行われた、小学校の理科の授業。
指導するのは、定年退職した理科の先生たち。
同センターは、鉄筋一部3階建て、延べ床面積2754m2。
理科学習などに使う「体験館」と、口径113cmの大型望遠鏡がある
「天文館」がある。
通常の博物館と違い、小中学校の理科の授業ができるよう、
展示物や機器などが工夫。
同市では、市町村合併前の那賀川町だった1997年から、
全小学校の4~6年生を対象に、同センターを拠点とした
理科学習を行ってきた。
今年度も、送迎バスの費用400万円を市が負担、
市内22小学校の児童が、学級単位で年間約100日通う。
指導員は、団塊の世代以上の元中学校理科教師3人。
最年長は、館長代理の山川茂則さん(70)。
研究員や学芸員とともに、施設を使って授業や教材の
研究開発をし、今年度は、新学習指導要領の授業案作りに協力。
この日、訪れたのは、同市立羽ノ浦小学校5年2組の29人。
山川さんら指導員が授業を行い、
担任の吉田玲子教諭(53)は補助役に。
縦10m、横1・5mの流水装置を使った浸食実験で、
子どもたちは、「カーブの外側が削れていく!」と、
川の蛇行の仕組みを実感していた。
センターを利用した小学校教師に行ったアンケートでは、
「丁寧な指導で理解が深まる」、
「教師側にも発見があった」と好評。
山川さんは、「大型実験装置とともに、
指導員の経験がセンターの魅力」と胸を張る。
「まず実験ありきでは、子どもは興味がわかない。
なぜという好奇心を大切に」
杉並区の済美教育センターで開かれた「授業塾」。
講師を務める元理科教師の松岡正子さん(61)が、
7人の小学校教員に呼びかけた。
松岡さんは、区の理科巡回指導員として、区内の小中学校を回り、
理科室の器具の配置や授業について助言。
授業塾は、若手が学べる機会が少ないとの松岡さんの指摘により、
同区が今年度から始め、2月まで計8回を予定。
松岡さんは、実際の授業では時間配分や失敗しやすい点を考えること、
電気回路のショートによるやけどなど、安全に気を配ることも注意。
高井戸東小の満留友樹教諭(27)は、
「実験の経験が少ないので、勉強になった」と満足。
「若手に伝えたいことは色々あります」と松岡さん。
ベテランならではの細かな心遣いで、現場を支える。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100820-OYT8T00176.htm
アメフット:スタンフォード大コーチの河田剛さんに聞く(1)
(毎日 8月16日)
スタンフォード大学といえば、ハーバードと並び称される
米国きっての名門私立大学。
鳩山由紀夫前首相やルース駐日米大使もOBの同大学は、
学業水準だけでなく、スポーツでも全米屈指のレベル。
スタンフォード大学のアメリカンフットボール部で、
一人の日本人がコーチングスタッフとして活躍中。
河田剛さん。
「昨シーズン、チームは8年ぶりに勝ち越し、
ボウルゲームにも出場しました」
河田さんは今、日本人の選手や指導者の中で、
米プロフットボールNFLに最も近い存在。
9月から始まる4年目のシーズンを前に、
今季の抱負や、自身の夢を聞いた。
河田さんは1972年生まれ、埼玉県の出身。
城西大学でフットボールを始め、社会人の
リクルート・シーガルズ(現オービック)でもプレー。
ポジションはオフェンスライン(OL)、
シーガルズ時代はライスボウル(日本選手権)3度優勝、
第1回ワールドカップで、日本代表が優勝した際のメンバー。
03年シーズンで引退、04年から3年間シーガルズのコーチ。
河田さんが、米国でコーチをするきっかけとなったのは、
05年春、NFLのアトランタ・ファルコンズの
新人キャンプを訪れたこと。
96~97年、シーガルズでコーチをしていたロバート・プリンス氏が
前年の04年、ファルコンズのコーチに就任。
昔教えていたシーガルズの選手・コーチに、
「キャンプを見に来ないか」との誘い。
河田さんは、2回渡米、合計2週間ほどキャンプを見学。
当時、ファルコンズのヘッドコーチ(HC)だったのは、
就任2年目の若手理論派ジム・モーラ氏。
「モーラさんは、NFLの各チームから、優秀なコーチを集めて
チーム作りをしていたので、私はそこで当時のNFL最先端の
技術や理論を目の当たりに」
ゾーンブロックの指導では、NFL随一のアレックス・ギブス氏、
ウェストコースト攻撃の専門家グレッグ・ナッブ氏、
現レイダースHCのトム・ケーブル氏など、そうそうたる顔ぶれ。
モーラ氏は、練習を公開するのを好まないため、
見学を許された部外者は河田さんを含め2人だけ。
「幸運なことに、05年8月、ファルコンズは来日、
プレシーズン戦を東京で戦った。
その際、1週間チームに帯同することができた」
合わせて3週間の経験が河田さんを、
コーチとしての新たな領域に踏み切らせた。
ファルコンズのキャンプが河田さんにもたらしたのは、
技術や理論だけにとどまらない。
トップ級のコーチたちとの人脈ができたのだ。
NFLのフォーティーナイナーズでも活躍したクリス・ダルマン氏が、
07年、母校スタンフォード大学のコーチとなった際、
河田さんに声をかけた。
ダルマン氏は河田さんと年齢が近く、
現役時代のポジションも同じOL。
プロのコーチとして生きていく目標を立てていた河田さんは、
春にさっそく渡米。
NFLのスター選手だった新任のジム・ハーボウHCに、
無給のボランティアとしてチームの手伝いをしたいと申し出た。
勤めていた会社を辞めると、大学近くに住んでいた
日本人の知人に同居させてもらい、「コーチ修業」を始めた。
日本で大学、社会人とステップアップし、さまざまなフットボールを
体験してきた河田さんだが、本場の名門大学で目にしたのは、
まったく違うものだった。
「毎日が驚きの連続。とにかくスケールが違った。
アウェーの試合で、敵地に移動するとき、
市内から空港まで警察のバイクが先導、赤信号でも止まらない。
空港でも、チーム専用機の横まで移動し、
乗り込む際に身分確認を受けるだけ」。
試合開始前のロッカールームには、「毎回、新品のチームロゴ入り
キャップ、ポロシャツ、チノパンツがコーチ・スタッフ全員分ある」
極めつきは、スタジアム。
ライバル校との対戦では、南カリフォルニア大学の本拠地
メモリアルコロシアムでは9万3000人、
UCLAの本拠地ローズボウルスタジアムは9万1000人。
「ブーイングで、すぐ隣にいるコーチと会話ができないほど」
「TK」というニックネームで呼ばれるようになった河田さんが、
チームで与えられた役割は、ビデオで対戦相手の守備を解析。
「最初の3カ月が勝負だ、と思って馬車馬のように働いた」
ビザの関係で、シーズン中の10月に一度日本へ帰国、
その際に「TKがいなくて不便だな」、「戻ってきてくれないと困るな」と
思わせなければいけない。
毎日10時間以上、対戦相手の試合のビデオを
1プレー1プレー精査する日が続いた。
シーズン中は無休、朝6時に起きてすぐオフィスに向かい、
帰宅は12時過ぎ。
オフィスに泊まり込むこともしばしば、睡眠時間は3~4時間。
「『誰もができることを、誰にもできないくらいやる』をモットーに、
米国人スタッフの倍は働いた。
未婚で家族がいなかったので、時間はあった」
作業スケジュールを図表化したり、データをグラフ化したりと、
ちょっとした部分で工夫を重ねていった。
河田さんの努力は認められた。
ハーボウHCは、シーズン終了後、河田さんをオフィスに招き、
「来年は、スタッフとして働くためのビザ獲得をサポートしよう」と
言ってくれたのだ。
http://mainichi.jp/enta/sports/general/archive/news/2010/08/16/20100816mog00m050008000c.html
スタンフォード大学といえば、ハーバードと並び称される
米国きっての名門私立大学。
鳩山由紀夫前首相やルース駐日米大使もOBの同大学は、
学業水準だけでなく、スポーツでも全米屈指のレベル。
スタンフォード大学のアメリカンフットボール部で、
一人の日本人がコーチングスタッフとして活躍中。
河田剛さん。
「昨シーズン、チームは8年ぶりに勝ち越し、
ボウルゲームにも出場しました」
河田さんは今、日本人の選手や指導者の中で、
米プロフットボールNFLに最も近い存在。
9月から始まる4年目のシーズンを前に、
今季の抱負や、自身の夢を聞いた。
河田さんは1972年生まれ、埼玉県の出身。
城西大学でフットボールを始め、社会人の
リクルート・シーガルズ(現オービック)でもプレー。
ポジションはオフェンスライン(OL)、
シーガルズ時代はライスボウル(日本選手権)3度優勝、
第1回ワールドカップで、日本代表が優勝した際のメンバー。
03年シーズンで引退、04年から3年間シーガルズのコーチ。
河田さんが、米国でコーチをするきっかけとなったのは、
05年春、NFLのアトランタ・ファルコンズの
新人キャンプを訪れたこと。
96~97年、シーガルズでコーチをしていたロバート・プリンス氏が
前年の04年、ファルコンズのコーチに就任。
昔教えていたシーガルズの選手・コーチに、
「キャンプを見に来ないか」との誘い。
河田さんは、2回渡米、合計2週間ほどキャンプを見学。
当時、ファルコンズのヘッドコーチ(HC)だったのは、
就任2年目の若手理論派ジム・モーラ氏。
「モーラさんは、NFLの各チームから、優秀なコーチを集めて
チーム作りをしていたので、私はそこで当時のNFL最先端の
技術や理論を目の当たりに」
ゾーンブロックの指導では、NFL随一のアレックス・ギブス氏、
ウェストコースト攻撃の専門家グレッグ・ナッブ氏、
現レイダースHCのトム・ケーブル氏など、そうそうたる顔ぶれ。
モーラ氏は、練習を公開するのを好まないため、
見学を許された部外者は河田さんを含め2人だけ。
「幸運なことに、05年8月、ファルコンズは来日、
プレシーズン戦を東京で戦った。
その際、1週間チームに帯同することができた」
合わせて3週間の経験が河田さんを、
コーチとしての新たな領域に踏み切らせた。
ファルコンズのキャンプが河田さんにもたらしたのは、
技術や理論だけにとどまらない。
トップ級のコーチたちとの人脈ができたのだ。
NFLのフォーティーナイナーズでも活躍したクリス・ダルマン氏が、
07年、母校スタンフォード大学のコーチとなった際、
河田さんに声をかけた。
ダルマン氏は河田さんと年齢が近く、
現役時代のポジションも同じOL。
プロのコーチとして生きていく目標を立てていた河田さんは、
春にさっそく渡米。
NFLのスター選手だった新任のジム・ハーボウHCに、
無給のボランティアとしてチームの手伝いをしたいと申し出た。
勤めていた会社を辞めると、大学近くに住んでいた
日本人の知人に同居させてもらい、「コーチ修業」を始めた。
日本で大学、社会人とステップアップし、さまざまなフットボールを
体験してきた河田さんだが、本場の名門大学で目にしたのは、
まったく違うものだった。
「毎日が驚きの連続。とにかくスケールが違った。
アウェーの試合で、敵地に移動するとき、
市内から空港まで警察のバイクが先導、赤信号でも止まらない。
空港でも、チーム専用機の横まで移動し、
乗り込む際に身分確認を受けるだけ」。
試合開始前のロッカールームには、「毎回、新品のチームロゴ入り
キャップ、ポロシャツ、チノパンツがコーチ・スタッフ全員分ある」
極めつきは、スタジアム。
ライバル校との対戦では、南カリフォルニア大学の本拠地
メモリアルコロシアムでは9万3000人、
UCLAの本拠地ローズボウルスタジアムは9万1000人。
「ブーイングで、すぐ隣にいるコーチと会話ができないほど」
「TK」というニックネームで呼ばれるようになった河田さんが、
チームで与えられた役割は、ビデオで対戦相手の守備を解析。
「最初の3カ月が勝負だ、と思って馬車馬のように働いた」
ビザの関係で、シーズン中の10月に一度日本へ帰国、
その際に「TKがいなくて不便だな」、「戻ってきてくれないと困るな」と
思わせなければいけない。
毎日10時間以上、対戦相手の試合のビデオを
1プレー1プレー精査する日が続いた。
シーズン中は無休、朝6時に起きてすぐオフィスに向かい、
帰宅は12時過ぎ。
オフィスに泊まり込むこともしばしば、睡眠時間は3~4時間。
「『誰もができることを、誰にもできないくらいやる』をモットーに、
米国人スタッフの倍は働いた。
未婚で家族がいなかったので、時間はあった」
作業スケジュールを図表化したり、データをグラフ化したりと、
ちょっとした部分で工夫を重ねていった。
河田さんの努力は認められた。
ハーボウHCは、シーズン終了後、河田さんをオフィスに招き、
「来年は、スタッフとして働くためのビザ獲得をサポートしよう」と
言ってくれたのだ。
http://mainichi.jp/enta/sports/general/archive/news/2010/08/16/20100816mog00m050008000c.html
「ロボスーツ」リハビリ支え、医療・介護に導入進む
(2010年8月20日 読売新聞)
人の「意思」で動くロボットの利用が、
医療や介護の現場で広がっている。
ロボットスーツ「HAL(ハル)」の訓練施設が、つくば市にオープン。
最先端技術がリハビリをサポートするのは、
サイボーグ世界をほうふつさせる。
励みにつながる意外な効果もみられる。
飯能市の飯能靖和病院で、両脚にHALを装着した男性(75)が、
かすかなモーター音とともに、段差10cmの階段で
上り下りを繰り返した。
「階段を上れるようになるとは思わなかった」とうれしそう。
見守る医療スタッフから、「すごい」と歓声。
男性は、4月に脳卒中で左半身がマヒ。
5月下旬、HALを取り入れたリハビリを始めた。
座ったまま足を曲げ伸ばししたり、立つ座るを繰り返したり、
段階に応じて新しい動きに挑戦。
練習を積んできた男性は、「最初は、HALに引っ張られるような
感じだったが、今はつえをつきながら歩けるように。
日本が作った最先端のロボットを、着けられることもうれしい」
リハビリを担当する大沢愛子医師(35)は、
「HALで動けるようになると、つらいリハビリにも希望が持てる。
ロボットを使える楽しさも大きい」
HALは、全国の病院や介護施設など37施設で導入。
筑波大の山海嘉之教授(52)は、
「人生80年、身体機能低下の傾きを、少しでもなだらかにし、
元気で暮らせるようになればいい。
将来的には、家庭で使えるようにしたい」
山海教授が社長を務めるベンチャー企業「サイバーダイン」は、
障害者らがトレーニングできる施設を、つくば市に開設。
理学療法士らがサポート、症例を集めて今後に生かす狙い。
茨城県は、生活支援ロボットの開発を促そうと、
約1億6000万円で30体を導入。
県立医療大では6月から、脊髄損傷で車いすを使っている人や、
脳卒中でマヒが残る人など10人に装着。
着脱の難しさや費用などの面で、課題もある。
同大の居村茂幸教授(61)は、「マヒで必要以上に、
緊張した筋肉に対応困難な場合がある」と指摘、
利用者の視点を生かしながら、細かい症状に対応できるように研究。
日本は、介護ロボットの分野で、「世界市場を獲得する」を目指す。
大手自動車や家電メーカーなども、相次いで参入。
経済産業省は、「高齢化社会で、介護ロボットは大きな意味を持つ。
ニーズも高い」(産業機械課)、
普及のため、安全基準づくりを進めている。
◆HAL
サイバーダインが、09年発売した世界初の福祉用ロボットスーツ。
体を動かそうとするときに出る微弱な「生体電位信号」を
センサーでとらえ、モーターを動かして手足の動きを
サポートする仕組み。
動きたくない意思が伝われば、その動きも止まる。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/20/124277/
人の「意思」で動くロボットの利用が、
医療や介護の現場で広がっている。
ロボットスーツ「HAL(ハル)」の訓練施設が、つくば市にオープン。
最先端技術がリハビリをサポートするのは、
サイボーグ世界をほうふつさせる。
励みにつながる意外な効果もみられる。
飯能市の飯能靖和病院で、両脚にHALを装着した男性(75)が、
かすかなモーター音とともに、段差10cmの階段で
上り下りを繰り返した。
「階段を上れるようになるとは思わなかった」とうれしそう。
見守る医療スタッフから、「すごい」と歓声。
男性は、4月に脳卒中で左半身がマヒ。
5月下旬、HALを取り入れたリハビリを始めた。
座ったまま足を曲げ伸ばししたり、立つ座るを繰り返したり、
段階に応じて新しい動きに挑戦。
練習を積んできた男性は、「最初は、HALに引っ張られるような
感じだったが、今はつえをつきながら歩けるように。
日本が作った最先端のロボットを、着けられることもうれしい」
リハビリを担当する大沢愛子医師(35)は、
「HALで動けるようになると、つらいリハビリにも希望が持てる。
ロボットを使える楽しさも大きい」
HALは、全国の病院や介護施設など37施設で導入。
筑波大の山海嘉之教授(52)は、
「人生80年、身体機能低下の傾きを、少しでもなだらかにし、
元気で暮らせるようになればいい。
将来的には、家庭で使えるようにしたい」
山海教授が社長を務めるベンチャー企業「サイバーダイン」は、
障害者らがトレーニングできる施設を、つくば市に開設。
理学療法士らがサポート、症例を集めて今後に生かす狙い。
茨城県は、生活支援ロボットの開発を促そうと、
約1億6000万円で30体を導入。
県立医療大では6月から、脊髄損傷で車いすを使っている人や、
脳卒中でマヒが残る人など10人に装着。
着脱の難しさや費用などの面で、課題もある。
同大の居村茂幸教授(61)は、「マヒで必要以上に、
緊張した筋肉に対応困難な場合がある」と指摘、
利用者の視点を生かしながら、細かい症状に対応できるように研究。
日本は、介護ロボットの分野で、「世界市場を獲得する」を目指す。
大手自動車や家電メーカーなども、相次いで参入。
経済産業省は、「高齢化社会で、介護ロボットは大きな意味を持つ。
ニーズも高い」(産業機械課)、
普及のため、安全基準づくりを進めている。
◆HAL
サイバーダインが、09年発売した世界初の福祉用ロボットスーツ。
体を動かそうとするときに出る微弱な「生体電位信号」を
センサーでとらえ、モーターを動かして手足の動きを
サポートする仕組み。
動きたくない意思が伝われば、その動きも止まる。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/20/124277/
月内に基礎工事完了へ 約半年間の「難作業」 新大船渡魚市場建築工事
(東海新報 8月26日)
大船渡市で進めている新大船渡魚市場建築工事は、
難作業とされていた埋め立て部分での基礎工事が、
今月末で完了する見通し。
今後は、荷さばき所の床となるコンクリート打設が行われ、
10月以降、柱や梁などの設置に入る予定。
工期は来年3月まで、市では工事の進ちょく状況を見据えながら、
12月までに最終的な判断を固めたい考え。
新魚市場は、県が大船渡漁港広域漁港整備事業として、
岸壁建設や用地造成を行った敷地内に、市が中心となって建設。
築40年以上が経過、老朽化が進む現魚市場に代わる施設を
整備することで、衛生管理の高度化や水揚げ増強、
地域活性化が期待。
基礎工事では、敷地内の広範囲を掘削し、打設した杭上に
「フーチング」と呼ばれる杭や柱などをつなぐ基礎の一部や、
地中梁を整備する必要。
海水が浸透しやすい土砂が多く含まれ、予想以上に浸透率が
高いことが着手前に分かり、2月に開かれた市議会臨時会で、
変更承認議決を得た。
建築工事費は、設計変更の結果、当初より約3億4000万円増え、
46億4800万円。
3月、特殊な井戸とポンプを使った水位低下工法が本格化。
海水侵入を防ぐ矢板を二重にする施工も行った結果、
埋立地内の水位は平均で80cm低下。
想定した水位までは下がらなかったため、地中梁の形状変更や、
海水侵入を防ぐ鋼製型枠の導入などで対応。
「難工事」の問題点を克服しながら、作業を進めてきた。
結果、地中梁やフーチング整備などの基礎工事は、
今月中に完了する見通し。
ポンプによる水位低下策も終了。
すでに一部で始まった地中梁の間に土砂を埋め戻す作業や、
荷さばき所の床となるコンクリート打設完了は、9月末を見込み。
10月以降、柱や梁といった〝立体的”な整備が始まる。
県外の工場で製作された柱などが運ばれ、現地で組み立てる方式。
工期は、今年2月の時点で当初計画よりも6カ月延長、
来年3月25日まで。
設計変更した3月以降も、新たな改善策に迫られるなど、
一部関係者から遅れを懸念する声。
市魚市場建設推進室では、「ほぼ順調に整備は進み、
工期内完成に向けて努力しているが、今後の天候などによって
工程が左右されることも。
現在、全体的な施工計画を精査している最中で、
12月議会をメドに、最終的な方向性をまとめたい」
現在整備している荷さばき場や管理事務所の完成後は、
現魚市場施設を解体。
跡地に、サンマ水揚げなどに対応する南側岸壁を整備する予定、
完成は24年度中。
http://www.tohkaishimpo.com/
大船渡市で進めている新大船渡魚市場建築工事は、
難作業とされていた埋め立て部分での基礎工事が、
今月末で完了する見通し。
今後は、荷さばき所の床となるコンクリート打設が行われ、
10月以降、柱や梁などの設置に入る予定。
工期は来年3月まで、市では工事の進ちょく状況を見据えながら、
12月までに最終的な判断を固めたい考え。
新魚市場は、県が大船渡漁港広域漁港整備事業として、
岸壁建設や用地造成を行った敷地内に、市が中心となって建設。
築40年以上が経過、老朽化が進む現魚市場に代わる施設を
整備することで、衛生管理の高度化や水揚げ増強、
地域活性化が期待。
基礎工事では、敷地内の広範囲を掘削し、打設した杭上に
「フーチング」と呼ばれる杭や柱などをつなぐ基礎の一部や、
地中梁を整備する必要。
海水が浸透しやすい土砂が多く含まれ、予想以上に浸透率が
高いことが着手前に分かり、2月に開かれた市議会臨時会で、
変更承認議決を得た。
建築工事費は、設計変更の結果、当初より約3億4000万円増え、
46億4800万円。
3月、特殊な井戸とポンプを使った水位低下工法が本格化。
海水侵入を防ぐ矢板を二重にする施工も行った結果、
埋立地内の水位は平均で80cm低下。
想定した水位までは下がらなかったため、地中梁の形状変更や、
海水侵入を防ぐ鋼製型枠の導入などで対応。
「難工事」の問題点を克服しながら、作業を進めてきた。
結果、地中梁やフーチング整備などの基礎工事は、
今月中に完了する見通し。
ポンプによる水位低下策も終了。
すでに一部で始まった地中梁の間に土砂を埋め戻す作業や、
荷さばき所の床となるコンクリート打設完了は、9月末を見込み。
10月以降、柱や梁といった〝立体的”な整備が始まる。
県外の工場で製作された柱などが運ばれ、現地で組み立てる方式。
工期は、今年2月の時点で当初計画よりも6カ月延長、
来年3月25日まで。
設計変更した3月以降も、新たな改善策に迫られるなど、
一部関係者から遅れを懸念する声。
市魚市場建設推進室では、「ほぼ順調に整備は進み、
工期内完成に向けて努力しているが、今後の天候などによって
工程が左右されることも。
現在、全体的な施工計画を精査している最中で、
12月議会をメドに、最終的な方向性をまとめたい」
現在整備している荷さばき場や管理事務所の完成後は、
現魚市場施設を解体。
跡地に、サンマ水揚げなどに対応する南側岸壁を整備する予定、
完成は24年度中。
http://www.tohkaishimpo.com/
2010年8月30日月曜日
実感する理科(2)授業の技学び苦手克服
(読売 8月19日)
新学習指導要領で、新たに明記された発光ダイオードを使った
小学校教師向けの実験講座が、東京学芸大学で開かれた。
プラスチック板にアルミテープで配線、発光ダイオードや
電池とつなげること約20分。
最後にスイッチを入れ、赤、緑、青色の光が重なって白色になると、
参加した小学校教師ら8人から、「おおっ」と感動する声。
「光の3原色を確かめることが、新指導要領の言う
『実感を伴った理解』につながる。
装置を作ることで、満足感も得られる」
実験キットを開発し、この日の講座で講師を務めた
鎌田正裕教授(51)。
同大は、現職教員を対象にした指導力向上講座を年間通して実施、
実験講座は、その一環。
07年度から、「太陽と月・星の働き」、「生き物のくらしと環境」、
「地質野外観察会」など、教員アンケートで苦手意識の高かった
分野についての講座を開設。
苦手意識の背景には、教科書に載っている地層や生き物が
身近になかったり、教員自身が教え慣れないことがあった。
講座では、水槽の作り方や多摩川での地質観察会を盛り込み、
安全で失敗が少なくなるよう工夫。
講座をとりまとめた松川正樹教授(59)は、
「子どもの理科嫌いを減らすには、実験や観察で
興味を持たせることが大切。
先生の苦手意識克服は、最初の一歩です」
千葉県の市原市立牧園小学校で行われた、
川の中の「生命のつながり」を学ぶ公開授業。
顕微鏡で、メダカや微生物を観察する様子を、
新任教師約20人が見学。
教壇に立ったのは、同県が認定する理科の達人の1人である
荒木正範教諭(39)。
同県は、今年度から小学校の理科、音楽科、図画工作科で
「魅力ある授業づくりの達人」事業を始めた。
優れた教師を「達人」認定し、公開授業や近隣校で指導、
授業の技を伝えようという試み。
達人認定されるのは、教職経験が約10年以上。
各教育事務所管内で3人程度。
この日の公開授業では、授業の進め方や板書の書き方を
まとめた指導案も配られた。
授業後の質疑応答では、荒木教諭が、
「実験は、準備と片づけの段取りが重要」、
「虫の名前など、教科書以上に詳しい子どももいるが、
実際に見せて感じさせることが大切」などと、授業のコツを披露。
授業の技を伝授する取り組みが広がっている。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100819-OYT8T00162.htm
新学習指導要領で、新たに明記された発光ダイオードを使った
小学校教師向けの実験講座が、東京学芸大学で開かれた。
プラスチック板にアルミテープで配線、発光ダイオードや
電池とつなげること約20分。
最後にスイッチを入れ、赤、緑、青色の光が重なって白色になると、
参加した小学校教師ら8人から、「おおっ」と感動する声。
「光の3原色を確かめることが、新指導要領の言う
『実感を伴った理解』につながる。
装置を作ることで、満足感も得られる」
実験キットを開発し、この日の講座で講師を務めた
鎌田正裕教授(51)。
同大は、現職教員を対象にした指導力向上講座を年間通して実施、
実験講座は、その一環。
07年度から、「太陽と月・星の働き」、「生き物のくらしと環境」、
「地質野外観察会」など、教員アンケートで苦手意識の高かった
分野についての講座を開設。
苦手意識の背景には、教科書に載っている地層や生き物が
身近になかったり、教員自身が教え慣れないことがあった。
講座では、水槽の作り方や多摩川での地質観察会を盛り込み、
安全で失敗が少なくなるよう工夫。
講座をとりまとめた松川正樹教授(59)は、
「子どもの理科嫌いを減らすには、実験や観察で
興味を持たせることが大切。
先生の苦手意識克服は、最初の一歩です」
千葉県の市原市立牧園小学校で行われた、
川の中の「生命のつながり」を学ぶ公開授業。
顕微鏡で、メダカや微生物を観察する様子を、
新任教師約20人が見学。
教壇に立ったのは、同県が認定する理科の達人の1人である
荒木正範教諭(39)。
同県は、今年度から小学校の理科、音楽科、図画工作科で
「魅力ある授業づくりの達人」事業を始めた。
優れた教師を「達人」認定し、公開授業や近隣校で指導、
授業の技を伝えようという試み。
達人認定されるのは、教職経験が約10年以上。
各教育事務所管内で3人程度。
この日の公開授業では、授業の進め方や板書の書き方を
まとめた指導案も配られた。
授業後の質疑応答では、荒木教諭が、
「実験は、準備と片づけの段取りが重要」、
「虫の名前など、教科書以上に詳しい子どももいるが、
実際に見せて感じさせることが大切」などと、授業のコツを披露。
授業の技を伝授する取り組みが広がっている。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100819-OYT8T00162.htm
メンデルの法則 優性遺伝子から「劣性」抑制物質…奈良先端科学技術大学院大
(2010年8月19日 読売新聞)
両親から受け継いだ遺伝形質のうち、片方だけが子に表れる
「メンデルの優性の法則」が起きる新たな仕組みを、
奈良先端科学技術大学院大のチームが、植物の研究で解明。
優性遺伝子が、劣性遺伝子の働きを抑える物質を作り出して
優位に立っている。
19日の英科学誌ネイチャーに掲載。
優性の法則について、機能が一部欠損している遺伝子が
劣性になる例は多く報告。
アブラナ科植物の自家受精を防ぐための遺伝子では、
劣性は、優性と機能の違いはないのに、形質が表れない。
高山誠司教授らは、劣性遺伝子の働きを調整するスイッチ部に、
「メチル化」という化学変化が起きて、働かなくなる仕組みを見つけ、
2006年に報告。
樽谷芳明研究員(現・国立遺伝学研究所助教)らと研究を進め、
詳しいメカニズムが今回、判明。
優性遺伝子に隣接する遺伝子から、「低分子RNA」が作られ、
劣性遺伝子のスイッチ部に取り付くことで、メチル化を誘導。
劣性遺伝子の働きが1万分の1以下に抑えられ、
形質が表れないことを確認。
高山教授は、「低分子RNAを操作することで、
有用なのに表れない劣性遺伝子を働かせたり、
不要な優性の形質を抑えたりでき、
農作物の品種改良につながるだろう」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/20/124280/
両親から受け継いだ遺伝形質のうち、片方だけが子に表れる
「メンデルの優性の法則」が起きる新たな仕組みを、
奈良先端科学技術大学院大のチームが、植物の研究で解明。
優性遺伝子が、劣性遺伝子の働きを抑える物質を作り出して
優位に立っている。
19日の英科学誌ネイチャーに掲載。
優性の法則について、機能が一部欠損している遺伝子が
劣性になる例は多く報告。
アブラナ科植物の自家受精を防ぐための遺伝子では、
劣性は、優性と機能の違いはないのに、形質が表れない。
高山誠司教授らは、劣性遺伝子の働きを調整するスイッチ部に、
「メチル化」という化学変化が起きて、働かなくなる仕組みを見つけ、
2006年に報告。
樽谷芳明研究員(現・国立遺伝学研究所助教)らと研究を進め、
詳しいメカニズムが今回、判明。
優性遺伝子に隣接する遺伝子から、「低分子RNA」が作られ、
劣性遺伝子のスイッチ部に取り付くことで、メチル化を誘導。
劣性遺伝子の働きが1万分の1以下に抑えられ、
形質が表れないことを確認。
高山教授は、「低分子RNAを操作することで、
有用なのに表れない劣性遺伝子を働かせたり、
不要な優性の形質を抑えたりでき、
農作物の品種改良につながるだろう」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/20/124280/
岩手の参入を承認 プロバスケbjリーグ
(岩手日報 8月27日)
日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)は、
2011年10月に始まる11~12シーズンから、
本県に本拠を置くチームが新規加入すると発表。
東北からのbjリーグ加入は仙台(89ERS)、
10~11シーズンから参入する秋田(ノーザンハピネッツ)
に続き3チーム目。
新規加入は、岩手プロバスケットボール設立準備発起人会
(龍沢正美代表)が目指していた。
今月10日、リーグ本部へ申請書類を提出し、
現地視察や審議を経て決定。
同会の龍沢代表は、「郷土のチームとして、
県民から応援していただけるようまい進したい」
チーム名や監督、選手などはこれから決める。
10月中にも運営会社を立ち上げ、スポンサー獲得などの準備を進める。
盛岡市の県営体育館をホームアリーナに検討、
龍沢代表は、「県内6市の体育館で興行をしたい」
同リーグは、男子のプロバスケットボールリーグ。
11~12シーズンから岩手のほか千葉、神奈川、長野のチームが
加わり、計20チームで優勝を争う。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100827_1
日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)は、
2011年10月に始まる11~12シーズンから、
本県に本拠を置くチームが新規加入すると発表。
東北からのbjリーグ加入は仙台(89ERS)、
10~11シーズンから参入する秋田(ノーザンハピネッツ)
に続き3チーム目。
新規加入は、岩手プロバスケットボール設立準備発起人会
(龍沢正美代表)が目指していた。
今月10日、リーグ本部へ申請書類を提出し、
現地視察や審議を経て決定。
同会の龍沢代表は、「郷土のチームとして、
県民から応援していただけるようまい進したい」
チーム名や監督、選手などはこれから決める。
10月中にも運営会社を立ち上げ、スポンサー獲得などの準備を進める。
盛岡市の県営体育館をホームアリーナに検討、
龍沢代表は、「県内6市の体育館で興行をしたい」
同リーグは、男子のプロバスケットボールリーグ。
11~12シーズンから岩手のほか千葉、神奈川、長野のチームが
加わり、計20チームで優勝を争う。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100827_1
ゲーリッグは「ゲーリッグ病」ではなかった?
(2010年8月18日 読売新聞)
メジャーリーグの往年の名選手ルー・ゲーリッグが
発病したのは、その名をとって「ゲーリッグ病」と呼ばれる
難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)ではなく、
別の病気だった可能性があるとする見解を米研究者がまとめ、
18日発行の米医学専門誌で発表。
米ボストン大学のアン・マッキー准教授らは、
頭部に衝撃を受けやすいスポーツ選手や兵士などに、
ALSと診断される人が多い点に注目。
ALSと診断されて死亡したアメリカンフットボール選手2人と
ボクサー1人の脊髄を分析、2種類の異常なたんぱく質が
蓄積しているのを見つけた。
このたんぱく質が神経の働きを妨げ、全身がまひするALSと
症状が似た別種の病気を引き起こしたとみられる。
鉄人と呼ばれたゲーリッグは、けがで欠場しないことで有名、
当時はヘルメットが普及しておらず、頭にボールが当たり、
意識を失ったことが何度かあった。
ALSと診断されて引退、1941年に37歳で死亡。
マッキー准教授は、米メディアに「ゲーリッグが発症したのは、
度重なる脳しんとうなどが原因となったこの病気。
ALSではないだろう」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/18/124148/
メジャーリーグの往年の名選手ルー・ゲーリッグが
発病したのは、その名をとって「ゲーリッグ病」と呼ばれる
難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)ではなく、
別の病気だった可能性があるとする見解を米研究者がまとめ、
18日発行の米医学専門誌で発表。
米ボストン大学のアン・マッキー准教授らは、
頭部に衝撃を受けやすいスポーツ選手や兵士などに、
ALSと診断される人が多い点に注目。
ALSと診断されて死亡したアメリカンフットボール選手2人と
ボクサー1人の脊髄を分析、2種類の異常なたんぱく質が
蓄積しているのを見つけた。
このたんぱく質が神経の働きを妨げ、全身がまひするALSと
症状が似た別種の病気を引き起こしたとみられる。
鉄人と呼ばれたゲーリッグは、けがで欠場しないことで有名、
当時はヘルメットが普及しておらず、頭にボールが当たり、
意識を失ったことが何度かあった。
ALSと診断されて引退、1941年に37歳で死亡。
マッキー准教授は、米メディアに「ゲーリッグが発症したのは、
度重なる脳しんとうなどが原因となったこの病気。
ALSではないだろう」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/18/124148/
2010年8月29日日曜日
実感する理科(1)業者の研修 実験に自信
(読売 8月18日)
ブロッコリーの花芽をはさみで切り、バラバラにしてすり鉢でつぶす。
食塩水など数種類の溶液に溶かした後、
エタノールの入った試験管に流し込むと、細い綿のような繊維が現れた。
「白い濁りが、遺伝子であるDNA(デオキシリボ核酸)。
試験管へ入れる際に、泡立てないのがコツ」
最先端の理科実験出前授業などを手がけるリバネスが、
札幌市内で開いた無料研修会。
白衣のスタッフの説明を真剣にメモする7人は、中学・高校の教師たち。
研修で紹介したDNA抽出実験は、20分足らず。
教師から、「DNAだと証明するには?」、「ほかに使える材料は?」
といった質問が相次いだ。
札幌市立八条中の伏見和弘教諭(40)は、
「新しいテーマをどう取り上げるか、ヒントを得た。
身近な材料で、実験ができそうです」と満足げ。
新学習指導要領で、中学3年で遺伝子の正体がDNAである、
と触れるようになった。
同社は事業PRを目的に、無料研修会を2003年から関東、関西で
開いているが、今年から教員の要望に応え、
回数を昨年の4回から12回以上にし、沖縄、北海道など開催地も増やす。
沖縄では、小学校の教師も加わり、参加人数は定員の20人を上回った。
学校教育用理科機器メーカーなどで作る日本理科教育振興協会は、
実験器具や教材を授業で広く使ってもらおうと、
「小学校教師のための理科実験セミナー」を、大阪教育大学で開いた。
新学習指導要領に盛り込まれた新しい内容に焦点を絞った内容で、
約30人が参加。
参加費は1000円、すぐに授業で使える教材など“おみやげ”もいっぱい。
6年で習う「電気の利用」に、新たに盛り込まれた手回し発電機の実験も紹介。
大阪市立酉島小学校の坂本拡介教諭(29)は、
「手回し発電機は、学校に大量に届き、困っていた。
これで、学校へ戻ったら、先生方に指導できます」
新学習指導要領では、40年ぶりに実験・観察の時間が増え、
年間にすると、小学校で約1・2倍(55時間増)、
中学で約1・3倍(95時間増)に。
09年度、自公前政権下の超大型補正予算で、理科設備費として
小・中・高校1校当たり約100万円が支給。
具体的な指導方法については、現場に委ねられ、戸惑うケースも少なくない。
実験・観察が多く盛り込まれ、「実感の伴った理解」へ向けた、
理科教育の各地の取り組みを報告する。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100818-OYT8T00190.htm
ブロッコリーの花芽をはさみで切り、バラバラにしてすり鉢でつぶす。
食塩水など数種類の溶液に溶かした後、
エタノールの入った試験管に流し込むと、細い綿のような繊維が現れた。
「白い濁りが、遺伝子であるDNA(デオキシリボ核酸)。
試験管へ入れる際に、泡立てないのがコツ」
最先端の理科実験出前授業などを手がけるリバネスが、
札幌市内で開いた無料研修会。
白衣のスタッフの説明を真剣にメモする7人は、中学・高校の教師たち。
研修で紹介したDNA抽出実験は、20分足らず。
教師から、「DNAだと証明するには?」、「ほかに使える材料は?」
といった質問が相次いだ。
札幌市立八条中の伏見和弘教諭(40)は、
「新しいテーマをどう取り上げるか、ヒントを得た。
身近な材料で、実験ができそうです」と満足げ。
新学習指導要領で、中学3年で遺伝子の正体がDNAである、
と触れるようになった。
同社は事業PRを目的に、無料研修会を2003年から関東、関西で
開いているが、今年から教員の要望に応え、
回数を昨年の4回から12回以上にし、沖縄、北海道など開催地も増やす。
沖縄では、小学校の教師も加わり、参加人数は定員の20人を上回った。
学校教育用理科機器メーカーなどで作る日本理科教育振興協会は、
実験器具や教材を授業で広く使ってもらおうと、
「小学校教師のための理科実験セミナー」を、大阪教育大学で開いた。
新学習指導要領に盛り込まれた新しい内容に焦点を絞った内容で、
約30人が参加。
参加費は1000円、すぐに授業で使える教材など“おみやげ”もいっぱい。
6年で習う「電気の利用」に、新たに盛り込まれた手回し発電機の実験も紹介。
大阪市立酉島小学校の坂本拡介教諭(29)は、
「手回し発電機は、学校に大量に届き、困っていた。
これで、学校へ戻ったら、先生方に指導できます」
新学習指導要領では、40年ぶりに実験・観察の時間が増え、
年間にすると、小学校で約1・2倍(55時間増)、
中学で約1・3倍(95時間増)に。
09年度、自公前政権下の超大型補正予算で、理科設備費として
小・中・高校1校当たり約100万円が支給。
具体的な指導方法については、現場に委ねられ、戸惑うケースも少なくない。
実験・観察が多く盛り込まれ、「実感の伴った理解」へ向けた、
理科教育の各地の取り組みを報告する。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100818-OYT8T00190.htm
糖尿病関係のたんぱく質、神経伝達物質で脂肪調節…阪大など解明
(2010年8月19日 読売新聞)
糖尿病などに関係するたんぱく質「PPARγ」に、
神経伝達物質セロトニンが結合すると、
脂肪蓄積の調節などが進むことを、
大阪大などの研究グループが解明。
幅広い糖尿病治療薬の開発が期待、欧州の科学誌に掲載。
PPARγは、脂肪酸と結合すると活性化し、糖の分解を行い、
体重のコントロールや血中の糖の量を調節するきっかけとなる働き。
現在の糖尿病治療では、この後、インスリンの機能を
コントロールする薬を投与する。
研究グループは、たんぱく質などの結晶にX線をあて、
セロトニンも脂肪酸と同じように、PPARγにくっついていることを発見。
脂肪酸が結合した時と同じ働きをしていることを突き止めた。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/20/124281/
糖尿病などに関係するたんぱく質「PPARγ」に、
神経伝達物質セロトニンが結合すると、
脂肪蓄積の調節などが進むことを、
大阪大などの研究グループが解明。
幅広い糖尿病治療薬の開発が期待、欧州の科学誌に掲載。
PPARγは、脂肪酸と結合すると活性化し、糖の分解を行い、
体重のコントロールや血中の糖の量を調節するきっかけとなる働き。
現在の糖尿病治療では、この後、インスリンの機能を
コントロールする薬を投与する。
研究グループは、たんぱく質などの結晶にX線をあて、
セロトニンも脂肪酸と同じように、PPARγにくっついていることを発見。
脂肪酸が結合した時と同じ働きをしていることを突き止めた。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/20/124281/
外国人向け日本語学習テキスト出版 元IBC戸田さん
(岩手日報 8月25日)
米国ケンタッキー州在住、元IBC岩手放送アナウンサーの
戸田信子さん(一戸町出身)らが、外国人向けの
日本語学習テキスト「ビギニングジャパニーズ」を執筆、
米国タイトル社から出版。
平泉や弁慶など岩手の歴史も取り上げ、戸田さんは、
「語学だけでなく、日本の文化に興味を持つ入り口にしてほしい」
ケンタッキー州日本語協会会長を務める夫のネイセン・パットンさんと、
現地で日本語教師として働く仲間2人との共著。
英語と日本語で書かれている。
テキストは、主人公となる人物が日本各地を旅しながら、
日本語を学習していく内容。
イラスト入りの物語を読み進めながら、
会話の中に登場する単語や漢字を学習できる。
主人公が平泉を訪れる場面もあり、弁慶との会話を通じ、
侍や家来などの日本独特の文化や武士の服装なども紹介。
戸田さんは、結婚を機に2000年に渡米。
フリーアナウンサーとして活動を続けながら、
03年から同州の3大学で日本語の講師を務めている。
テキストも、一部の大学で使われる。
既存のテキストは、文法や漢字の読み書きを重視したものが多く、
「学生の目線に立って、日本の歴史や文化を紹介した
ガイドブックのような本を作りたかった」と執筆の理由。
テキストに登場する会話や単語を吹き込んだCD付きで、
自ら例文も吹き込んだ。
「自分を通じて、岩手を発信できたらという思いがいつもある。
日本語教育の現場から、岩手や日本をもっと知りたいと
思うようなきっかけづくりができればうれしい」
日本からは、インターネットなどで購入できる。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100825_4
米国ケンタッキー州在住、元IBC岩手放送アナウンサーの
戸田信子さん(一戸町出身)らが、外国人向けの
日本語学習テキスト「ビギニングジャパニーズ」を執筆、
米国タイトル社から出版。
平泉や弁慶など岩手の歴史も取り上げ、戸田さんは、
「語学だけでなく、日本の文化に興味を持つ入り口にしてほしい」
ケンタッキー州日本語協会会長を務める夫のネイセン・パットンさんと、
現地で日本語教師として働く仲間2人との共著。
英語と日本語で書かれている。
テキストは、主人公となる人物が日本各地を旅しながら、
日本語を学習していく内容。
イラスト入りの物語を読み進めながら、
会話の中に登場する単語や漢字を学習できる。
主人公が平泉を訪れる場面もあり、弁慶との会話を通じ、
侍や家来などの日本独特の文化や武士の服装なども紹介。
戸田さんは、結婚を機に2000年に渡米。
フリーアナウンサーとして活動を続けながら、
03年から同州の3大学で日本語の講師を務めている。
テキストも、一部の大学で使われる。
既存のテキストは、文法や漢字の読み書きを重視したものが多く、
「学生の目線に立って、日本の歴史や文化を紹介した
ガイドブックのような本を作りたかった」と執筆の理由。
テキストに登場する会話や単語を吹き込んだCD付きで、
自ら例文も吹き込んだ。
「自分を通じて、岩手を発信できたらという思いがいつもある。
日本語教育の現場から、岩手や日本をもっと知りたいと
思うようなきっかけづくりができればうれしい」
日本からは、インターネットなどで購入できる。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100825_4
経済連携、年内合意へ 12億人市場のインドと 車、電機の輸出拡大 アジアの成長取り込む
(2010年8月18日 共同通信社)
日本とインドが、両国間の貿易、投資などを自由化する
経済連携協定(EPA)の締結で、年内にも合意に達する見通し。
経済発展が著しく、中国に次ぐ人口12億人を抱える
大市場インドへの自動車・同部品、電機製品などの
輸出増加を通じ、日本の成長促進が期待。
日本のEPA締結は12件目、民主党政権になってから初めて。
菅政権は、EPAによりアジアの新興国と経済的な一体化を進め、
アジアの勢いを日本に取り込むことを、
成長戦略の柱の一つに掲げている。
インドに続き韓国、ペルーなどとも交渉を急ぎ、
EPA網を拡大したい考え。
インドとの交渉では、難航していた日本国内の
医薬品認可手続きの簡素化、
インドの自動車部品の関税引き下げなどで、
双方が歩み寄ったもよう。
9月、両国の事務レベルで詰めの協議を行い、
今秋に予定されているインドのシン首相の訪日時に、
菅直人首相との首脳会談で大筋合意を目指す。
外務省によると、日本の貿易額に占めるインドの割合は
約0・9%(2008年度)にとどまる。
インドでは、日本の自動車メーカーなどが生産拠点増強を図っており、
EPA締結で、日本から資材や部品を輸入する際の関税が
下がれば、メリットは大きい。
インド側は、後発医薬品(ジェネリック医薬品)の
対日輸出の増加などを期待。
09年末、当時の鳩山由紀夫首相がインドを訪問、
シン首相とEPAの早期締結へ交渉を加速することを確認。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/18/124123/
日本とインドが、両国間の貿易、投資などを自由化する
経済連携協定(EPA)の締結で、年内にも合意に達する見通し。
経済発展が著しく、中国に次ぐ人口12億人を抱える
大市場インドへの自動車・同部品、電機製品などの
輸出増加を通じ、日本の成長促進が期待。
日本のEPA締結は12件目、民主党政権になってから初めて。
菅政権は、EPAによりアジアの新興国と経済的な一体化を進め、
アジアの勢いを日本に取り込むことを、
成長戦略の柱の一つに掲げている。
インドに続き韓国、ペルーなどとも交渉を急ぎ、
EPA網を拡大したい考え。
インドとの交渉では、難航していた日本国内の
医薬品認可手続きの簡素化、
インドの自動車部品の関税引き下げなどで、
双方が歩み寄ったもよう。
9月、両国の事務レベルで詰めの協議を行い、
今秋に予定されているインドのシン首相の訪日時に、
菅直人首相との首脳会談で大筋合意を目指す。
外務省によると、日本の貿易額に占めるインドの割合は
約0・9%(2008年度)にとどまる。
インドでは、日本の自動車メーカーなどが生産拠点増強を図っており、
EPA締結で、日本から資材や部品を輸入する際の関税が
下がれば、メリットは大きい。
インド側は、後発医薬品(ジェネリック医薬品)の
対日輸出の増加などを期待。
09年末、当時の鳩山由紀夫首相がインドを訪問、
シン首相とEPAの早期締結へ交渉を加速することを確認。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/18/124123/
2010年8月28日土曜日
家庭で新聞活用(4)記事の「切り抜き」宝物
(読売 8月14日)
「ママ、この記事切ってもいい?」、
「まだ読み終わってないから待っててね」
春日部市の公務員唐木千恵子さん(46)宅。
夕食後のだんらんで、その日の読売新聞を切り抜くのが日課。
長女の小学4年映里花さん(10)は、くらし面の「こどもの詩」、
解説面の「日本語日めくり」がお気に入り。
長男の小学3年秀徳君(8)は、都道府県や世界各国を
紹介する記事が好き。
みんなが記事を切り抜くので、新聞は穴だらけに。
姉弟は切り抜いた記事を、授業で使い切ったノートに張る。
たまったスクラップ帳は、言葉と情報の宝庫。
何度も読み返している。
「楽しいから続けています。
新聞を読むのが好きになりました」と映里花さん。
「学ぶ楽しさを日々、体験しています」
「夏休み親子新聞教室」にゲストとして参加した際、
母親千恵子さんは、新聞の魅力をこう語った。
唐木さん親子は2年前、この「新聞教室」に参加したことが
きっかけで、新聞作りにのめり込んだ。
旅行記や五輪、皆既日食などをテーマに新聞作りを続けている。
昨年、「日本の食料自給率は40%」という記事に驚いて作った
新聞では、「食料輸入が止まったら、10人のうち4人しか
生きられない」と問題提起。
店で買ってくる魚や野菜の産地を、
半年間記録した結果も同時に紹介。
作品は、地元新聞社のコンクールで優秀賞に輝いた。
作文コンクールにも挑戦し、姉弟ともに入賞を果たした。
千恵子さんは、「基本はスクラップ作り。
親子で楽しむことが一番大事ですね」
「こんな記事があったよ」。
平塚市の主婦浅田智代子さん(38)は、夕食時、
4人の子どもに気になった記事を読み聞かせている。
学校や生活の悩みなどに答える、読売新聞くらし面
「人生案内」や地域のニュースなど。
「心にとまった話を伝えたい」と智代子さん。
中学2年の長女直子さん(13)と2年前、「新聞教室」に参加。
直子さんは今、コラム「編集手帳」を切り抜き、
知らない言葉を学ぶことが楽しみ。
小学生の弟たちは、漫画や恐竜の記事が気になる。
母親が、新聞を読む姿を見て育ったという智代子さん。
「そんな姿をいつも見せていれば、子どもも自然と読む習慣が
身に着くのだと思います」。
親の思いを子世代へ、新聞が橋渡しもしている。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100814-OYT8T00118.htm
「ママ、この記事切ってもいい?」、
「まだ読み終わってないから待っててね」
春日部市の公務員唐木千恵子さん(46)宅。
夕食後のだんらんで、その日の読売新聞を切り抜くのが日課。
長女の小学4年映里花さん(10)は、くらし面の「こどもの詩」、
解説面の「日本語日めくり」がお気に入り。
長男の小学3年秀徳君(8)は、都道府県や世界各国を
紹介する記事が好き。
みんなが記事を切り抜くので、新聞は穴だらけに。
姉弟は切り抜いた記事を、授業で使い切ったノートに張る。
たまったスクラップ帳は、言葉と情報の宝庫。
何度も読み返している。
「楽しいから続けています。
新聞を読むのが好きになりました」と映里花さん。
「学ぶ楽しさを日々、体験しています」
「夏休み親子新聞教室」にゲストとして参加した際、
母親千恵子さんは、新聞の魅力をこう語った。
唐木さん親子は2年前、この「新聞教室」に参加したことが
きっかけで、新聞作りにのめり込んだ。
旅行記や五輪、皆既日食などをテーマに新聞作りを続けている。
昨年、「日本の食料自給率は40%」という記事に驚いて作った
新聞では、「食料輸入が止まったら、10人のうち4人しか
生きられない」と問題提起。
店で買ってくる魚や野菜の産地を、
半年間記録した結果も同時に紹介。
作品は、地元新聞社のコンクールで優秀賞に輝いた。
作文コンクールにも挑戦し、姉弟ともに入賞を果たした。
千恵子さんは、「基本はスクラップ作り。
親子で楽しむことが一番大事ですね」
「こんな記事があったよ」。
平塚市の主婦浅田智代子さん(38)は、夕食時、
4人の子どもに気になった記事を読み聞かせている。
学校や生活の悩みなどに答える、読売新聞くらし面
「人生案内」や地域のニュースなど。
「心にとまった話を伝えたい」と智代子さん。
中学2年の長女直子さん(13)と2年前、「新聞教室」に参加。
直子さんは今、コラム「編集手帳」を切り抜き、
知らない言葉を学ぶことが楽しみ。
小学生の弟たちは、漫画や恐竜の記事が気になる。
母親が、新聞を読む姿を見て育ったという智代子さん。
「そんな姿をいつも見せていれば、子どもも自然と読む習慣が
身に着くのだと思います」。
親の思いを子世代へ、新聞が橋渡しもしている。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100814-OYT8T00118.htm
三陸旧家の歴史に光 大船渡で研究者が古文書調査
(岩手日報 8月23日)
大学教員らで組織する三陸古文書調査会
(代表・高橋美貴東京農工大准教授)は、
大船渡市三陸町綾里の「砂子浜の大家」千田家の古文書を
現地で調べている。
江戸時代から海商、網元として隆盛し、行政的機能や
文化拠点の役割を果たした旧家の様子をひもといている。
現地調査は、2005年から毎年実施。
今回は10人の調査会メンバーに、地元の市民らが協力。
蔵に保存されていた古文書を、デジタルカメラで1枚ずつ撮影。
撮影枚数は、6年で10万枚以上。
古文書は元禄年間からで、1750年代以降の宝暦・天明が中心。
日誌や帳簿から、当時のカツオなどの漁獲や、
持ち船で魚を仙台や銚子に、加工品を江戸へ出荷していたこと
などがうかがえる。
同調査は、今回が最終年度となる可能性が高い。
事務局長の斎藤善之東北学院大教授は、
「豪商、漁家のほか、地域の公共機能や文化も担う複合的な存在。
論文集として報告をまとめたい」
14代当主の千田基久兵衛さん(82)は、
「資料が研究に少しでも役立てば、ご先祖さまも喜んでくれるだろう」
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100823_15
大学教員らで組織する三陸古文書調査会
(代表・高橋美貴東京農工大准教授)は、
大船渡市三陸町綾里の「砂子浜の大家」千田家の古文書を
現地で調べている。
江戸時代から海商、網元として隆盛し、行政的機能や
文化拠点の役割を果たした旧家の様子をひもといている。
現地調査は、2005年から毎年実施。
今回は10人の調査会メンバーに、地元の市民らが協力。
蔵に保存されていた古文書を、デジタルカメラで1枚ずつ撮影。
撮影枚数は、6年で10万枚以上。
古文書は元禄年間からで、1750年代以降の宝暦・天明が中心。
日誌や帳簿から、当時のカツオなどの漁獲や、
持ち船で魚を仙台や銚子に、加工品を江戸へ出荷していたこと
などがうかがえる。
同調査は、今回が最終年度となる可能性が高い。
事務局長の斎藤善之東北学院大教授は、
「豪商、漁家のほか、地域の公共機能や文化も担う複合的な存在。
論文集として報告をまとめたい」
14代当主の千田基久兵衛さん(82)は、
「資料が研究に少しでも役立てば、ご先祖さまも喜んでくれるだろう」
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100823_15
だるさ・食欲不振・無気力…夏バテを科学する 特集ワイド
(2010年8月19日 毎日新聞社)
毎日、うだるように暑い。
体がだるい、食欲もうせ、ボーッとして気力がわかない、
なんていう人も多いのでは。
そもそも夏バテとはどんな症状?
なぜ夏は体調を崩しやすいの?
Q 暑いと、体がだるく、食欲がなくなったり、やる気が低下したり、
夏バテの状態になる。なぜ、夏は体調を崩しやすいのか?
A 夏バテには、はっきりとした定義はない。
北陸大学薬学部臨床薬学教育センターの中川輝昭教授によると、
いくつかの特徴的な症状がみられた場合、夏バテといわれる。
(1)体温調節の不調。
ヒトは、体温が36~37度の時が一番活動しやすい。
暑くなると、血管が拡張して汗を出し体温調節を行うが、
湿度が高いと汗の蒸発が妨げられ、熱が体内にこもり、
疲れやすくなる。
冷房の利いた室内と、暑い屋外との温度差が大きいと、
体温を調節するリズムが乱れ、自律神経失調症を起こしやすい。
(2)体内の水分・ミネラル不足。
気温が上がり、たくさん汗をかくと、体内の水分と一緒に、
ミネラル分も排出され、体内の電解質バランスが崩れ、
脱水症状を起こす。
体調に異常を起こしてしまう。
(3)食欲低下、栄養不足。
暑さが続くと、胃の消化機能が低下し、栄養の吸収が悪くなり、
食欲不振を起こす。
栄養の吸収が悪いと、ビタミン類やたんぱく質、ミネラルなど
体に必要な栄養素も不足がちになり、だるく感じたり、
根気が続かなくなったりする。
冷たい物ばかり取ると、胃腸が冷え、胃の消化酵素の働きが低下し、
消化不良を起こし、食欲がなくなるという悪循環に。
Q 夏は、なぜ寝苦しいのか?
A 快適に眠るためには、室温が25度前後、湿度は40~60%が最適。
エアコンの風に直接当たると、体温が奪われ、健康には良くない。
室温は、多少高くても除湿をすれば、寝苦しさは多少解消。
寝付かれないとき、牛乳をコップ1杯飲むと良い。
牛乳のカルシウムには、鎮静作用がある。
Q 平熱の高低や、太っているかなどで、暑さの感じ方は違うの?
A 夏に強いか弱いかは、感覚や環境などの要因も関係。
体温や体形で、一律に判断はできない。
自律神経失調症の人は、体温調節がうまくできないため、
夏バテになりやすい。
自律神経失調症気味の人には、体温の低い人が多い。
体温の高い人は夏に強い、と言われるのかも。
Q 女性と男性で、冷房の感じ方が違うのはなぜ?
A 体温は、内臓や筋肉の活動により作られる。
女性の方が、男性より筋肉が少ないため、
同じように熱を作れず、冷えに弱い。
夏もスーツを着用している男性の快適温度は約20度、
薄着の女性は約28度。
8度もの差がある。
Q 「夏」風邪と、わざわざ呼ぶのはどうして?
A 風邪のほとんどは、ウイルスの感染が原因。
ウイルスの数は、200種類以上。
ウイルスは、インフルエンザウイルスなど、寒くて乾燥した
環境を好むものが多いが、暑くて湿度の高い夏のような
環境が好きなウイルスも。
アデノウイルスは、のどの痛みや頭痛を訴え、
39度以上の高熱が続く、俗に「プール熱」と呼ばれる症状や
結膜炎、急性胃腸炎を引き起こす。
エンテロウイルスに感染すると、手のひら、足裏、口内に
水疱が出る手足口病や、高熱とのどの痛みのある
ヘルパンギーナなどになる。
ウイルス感染した場合、インフルエンザなど冬の風邪と
区別する意味で、「夏風邪」と呼んでいる。
「夏風邪」は、冬の風邪に比べ、胃腸障害を伴うことが多い。
Q のどが渇いたとき、冷たい物を飲む方がいい?
A のどが渇いた時、すでに脱水症状が起きている。
冷たい飲み物の方が温かい飲み物より、胃から腸への
到達時間が短いので、渇きが早く潤す。
あまり冷たい物ばかり飲んでいると、消化不良などの
原因にもなるので、飲み過ぎは良くない。
Q 水分補給はビールでも大丈夫?
A ビールに含まれるアルコールには、利尿作用があるため
尿の量が増え、水分がたくさん出て水分不足に。
効果的ではない。
Q 夏に増える怪談話。聞くと涼しくなるの?
A 怖い話を聞いたり、恐ろしい体験をしたりすると、
背筋がゾゾゾッとして寒気がし、体がひんやりする。
冷や汗をかいたり、鳥肌が立ったりすることによる。
その時、皮膚は冷たくなっており、皮膚の血管が収縮するなど
寒い時に起きる反応と同じなので、涼しく感じる。
Q 夏によく食べる物で、ウナギと梅干し、天ぷらとかき氷、
あるいはスイカ--などは食べ合わせが悪いと言われるが、どうして?
A 現代医学と漢方の両面から、食べ物の研究をしている
「東医食治研究会」会長で薬学博士の田村哲彦さんによると、
「ウナギは脂っこさと、梅干しの酸味が刺激しあって、
消化不良を起こすことがある」
一部、「梅干しを食べるとさっぱりするので、
つい食べ過ぎてしまいおなかをこわす」からとの説も。
ウナギと梅干しは、現在の栄養学の観点から見れば、
決して悪くはない。
天ぷらとかき氷も、かき氷やスイカなど、
水分の多いものを大量に取ると、胃液が薄まり、
天ぷらのような油ものを消化しにくくする。
食べ合わせでいけないものとは、胃腸があまり強くない人が、
気をつけたほうがいい組み合わせ。
「胃腸が丈夫な人は、何を食べても大丈夫」だ。
Q 体に悪い食べ合わせは夏に多い気がするが、夏だけなのか?
A 衛生上、食中毒や疫病は夏場に起こりやすい。
食べ物から気をつけようということ。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/19/124222/
毎日、うだるように暑い。
体がだるい、食欲もうせ、ボーッとして気力がわかない、
なんていう人も多いのでは。
そもそも夏バテとはどんな症状?
なぜ夏は体調を崩しやすいの?
Q 暑いと、体がだるく、食欲がなくなったり、やる気が低下したり、
夏バテの状態になる。なぜ、夏は体調を崩しやすいのか?
A 夏バテには、はっきりとした定義はない。
北陸大学薬学部臨床薬学教育センターの中川輝昭教授によると、
いくつかの特徴的な症状がみられた場合、夏バテといわれる。
(1)体温調節の不調。
ヒトは、体温が36~37度の時が一番活動しやすい。
暑くなると、血管が拡張して汗を出し体温調節を行うが、
湿度が高いと汗の蒸発が妨げられ、熱が体内にこもり、
疲れやすくなる。
冷房の利いた室内と、暑い屋外との温度差が大きいと、
体温を調節するリズムが乱れ、自律神経失調症を起こしやすい。
(2)体内の水分・ミネラル不足。
気温が上がり、たくさん汗をかくと、体内の水分と一緒に、
ミネラル分も排出され、体内の電解質バランスが崩れ、
脱水症状を起こす。
体調に異常を起こしてしまう。
(3)食欲低下、栄養不足。
暑さが続くと、胃の消化機能が低下し、栄養の吸収が悪くなり、
食欲不振を起こす。
栄養の吸収が悪いと、ビタミン類やたんぱく質、ミネラルなど
体に必要な栄養素も不足がちになり、だるく感じたり、
根気が続かなくなったりする。
冷たい物ばかり取ると、胃腸が冷え、胃の消化酵素の働きが低下し、
消化不良を起こし、食欲がなくなるという悪循環に。
Q 夏は、なぜ寝苦しいのか?
A 快適に眠るためには、室温が25度前後、湿度は40~60%が最適。
エアコンの風に直接当たると、体温が奪われ、健康には良くない。
室温は、多少高くても除湿をすれば、寝苦しさは多少解消。
寝付かれないとき、牛乳をコップ1杯飲むと良い。
牛乳のカルシウムには、鎮静作用がある。
Q 平熱の高低や、太っているかなどで、暑さの感じ方は違うの?
A 夏に強いか弱いかは、感覚や環境などの要因も関係。
体温や体形で、一律に判断はできない。
自律神経失調症の人は、体温調節がうまくできないため、
夏バテになりやすい。
自律神経失調症気味の人には、体温の低い人が多い。
体温の高い人は夏に強い、と言われるのかも。
Q 女性と男性で、冷房の感じ方が違うのはなぜ?
A 体温は、内臓や筋肉の活動により作られる。
女性の方が、男性より筋肉が少ないため、
同じように熱を作れず、冷えに弱い。
夏もスーツを着用している男性の快適温度は約20度、
薄着の女性は約28度。
8度もの差がある。
Q 「夏」風邪と、わざわざ呼ぶのはどうして?
A 風邪のほとんどは、ウイルスの感染が原因。
ウイルスの数は、200種類以上。
ウイルスは、インフルエンザウイルスなど、寒くて乾燥した
環境を好むものが多いが、暑くて湿度の高い夏のような
環境が好きなウイルスも。
アデノウイルスは、のどの痛みや頭痛を訴え、
39度以上の高熱が続く、俗に「プール熱」と呼ばれる症状や
結膜炎、急性胃腸炎を引き起こす。
エンテロウイルスに感染すると、手のひら、足裏、口内に
水疱が出る手足口病や、高熱とのどの痛みのある
ヘルパンギーナなどになる。
ウイルス感染した場合、インフルエンザなど冬の風邪と
区別する意味で、「夏風邪」と呼んでいる。
「夏風邪」は、冬の風邪に比べ、胃腸障害を伴うことが多い。
Q のどが渇いたとき、冷たい物を飲む方がいい?
A のどが渇いた時、すでに脱水症状が起きている。
冷たい飲み物の方が温かい飲み物より、胃から腸への
到達時間が短いので、渇きが早く潤す。
あまり冷たい物ばかり飲んでいると、消化不良などの
原因にもなるので、飲み過ぎは良くない。
Q 水分補給はビールでも大丈夫?
A ビールに含まれるアルコールには、利尿作用があるため
尿の量が増え、水分がたくさん出て水分不足に。
効果的ではない。
Q 夏に増える怪談話。聞くと涼しくなるの?
A 怖い話を聞いたり、恐ろしい体験をしたりすると、
背筋がゾゾゾッとして寒気がし、体がひんやりする。
冷や汗をかいたり、鳥肌が立ったりすることによる。
その時、皮膚は冷たくなっており、皮膚の血管が収縮するなど
寒い時に起きる反応と同じなので、涼しく感じる。
Q 夏によく食べる物で、ウナギと梅干し、天ぷらとかき氷、
あるいはスイカ--などは食べ合わせが悪いと言われるが、どうして?
A 現代医学と漢方の両面から、食べ物の研究をしている
「東医食治研究会」会長で薬学博士の田村哲彦さんによると、
「ウナギは脂っこさと、梅干しの酸味が刺激しあって、
消化不良を起こすことがある」
一部、「梅干しを食べるとさっぱりするので、
つい食べ過ぎてしまいおなかをこわす」からとの説も。
ウナギと梅干しは、現在の栄養学の観点から見れば、
決して悪くはない。
天ぷらとかき氷も、かき氷やスイカなど、
水分の多いものを大量に取ると、胃液が薄まり、
天ぷらのような油ものを消化しにくくする。
食べ合わせでいけないものとは、胃腸があまり強くない人が、
気をつけたほうがいい組み合わせ。
「胃腸が丈夫な人は、何を食べても大丈夫」だ。
Q 体に悪い食べ合わせは夏に多い気がするが、夏だけなのか?
A 衛生上、食中毒や疫病は夏場に起こりやすい。
食べ物から気をつけようということ。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/19/124222/
北海道大の研究グループ、がん攻撃細胞を活性化させるワクチン
(2010年8月18日 読売新聞)
北海道大遺伝子病制御研究所の西村孝司教授らの
研究グループは、がん細胞を「異物」と認識して攻撃する
免疫細胞を活性化させるワクチンで、
転移性のがんの病巣を消失させたり、縮小させたりする効果が
臨床試験で確認。
国際免疫学会で発表。
人は、「ヘルパーT細胞」という免疫細胞が指令を出し、
「キラーT細胞」と呼ばれる別の細胞が、
がん細胞を攻撃する免疫の仕組みを備えている。
西村教授らは、がん患者から採取したヘルパーT細胞、
キラーT細胞の一部を培養し、人工的に合成したワクチンを作った。
これを、がん患者に投与することで、両細胞の働きを高め、
免疫力そのものを強化するためで、北大と近畿大で
治療を受けているがん患者11人にワクチンを投与。
その結果、4人の患者でヘルパー、キラーとも、
細胞の活性化が確認できた。
乳がんが転移して、首の部分のリンパ節にできたがん細胞が
完全に消失したケースや、大腸がんの転移病巣の拡大を防ぐ
ケースなど、治療効果が認められるものも。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/18/124156/
北海道大遺伝子病制御研究所の西村孝司教授らの
研究グループは、がん細胞を「異物」と認識して攻撃する
免疫細胞を活性化させるワクチンで、
転移性のがんの病巣を消失させたり、縮小させたりする効果が
臨床試験で確認。
国際免疫学会で発表。
人は、「ヘルパーT細胞」という免疫細胞が指令を出し、
「キラーT細胞」と呼ばれる別の細胞が、
がん細胞を攻撃する免疫の仕組みを備えている。
西村教授らは、がん患者から採取したヘルパーT細胞、
キラーT細胞の一部を培養し、人工的に合成したワクチンを作った。
これを、がん患者に投与することで、両細胞の働きを高め、
免疫力そのものを強化するためで、北大と近畿大で
治療を受けているがん患者11人にワクチンを投与。
その結果、4人の患者でヘルパー、キラーとも、
細胞の活性化が確認できた。
乳がんが転移して、首の部分のリンパ節にできたがん細胞が
完全に消失したケースや、大腸がんの転移病巣の拡大を防ぐ
ケースなど、治療効果が認められるものも。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/18/124156/
2010年8月27日金曜日
「疲れないサングラス」の効果をバスの運転手がテスト
(日経ヘルス 8月25日)
8月14~29日までの16日間、大阪市営バスの運転手が、
特殊なレンズの入ったサングラスを着用して運転する
実証実験を行っている。
路面からの照り返しなどの光を遮ることで、
運転時の疲労感が軽減されるかを検証するのが目的。
抗疲労産業の育成を目指す大阪市が、産学の連携をサポート。
実験では、大阪市営バスの40~50歳代の男性運転手約20人が、
9~18時までレンズを着用して勤務、自覚する疲労感を
VAS法(Visual Analog Scale、心理状態を視覚化する一手法)で記録。
レンズを着用した日としなかった日で、疲労感の度合いを比較。
今回の実験に用いたレンズは、タレックス光学工業の
「ザ・レンズTALEX」。
薄さ0.03mmの偏光フィルターを、2枚のレンズで挟んだ構造で、
路面からの照り返しやビルの反射光、紫外線といった光をカット。
レンズは、すでに商品化され、ドライバーやゴルファーが使っているが、
ヒトで疲労軽減効果を実証するのは、今回が初めて。
動物での試験は済ませており、同社と
大阪市立大学大学院医学研究科の井上正康教授との共同研究で、
マウスで疲労軽減効果があることを確かめている。
偏光フィルターが疲労を軽減するメカニズムは、
「雑音の多いところで、何かを聞き取ろうとすると疲れるのと同じで、
必要な視覚情報をとらえるときにも、乱反射する光のような
“雑光”があると、ストレスが大きくなり疲労が増大する。
偏光フィルターは、必要な光以外を遮るので、
ストレスを軽減できる」と井上教授。
「ザ・レンズTALEX」には19色の製品があり、
今回用いたのは、晴天の屋外向けでグレーの“トゥルービュー”という
色のもの(価格は2枚1組、6300円から)。
屋内でのPC作業などに向く、無色透明に近いレンズもあり、
こちらの疲労軽減効果についても、
井上教授らが現在、動物試験で確かめている。
http://nhpro.nikkeibp.co.jp/article/nhpro/20100825/108304/
8月14~29日までの16日間、大阪市営バスの運転手が、
特殊なレンズの入ったサングラスを着用して運転する
実証実験を行っている。
路面からの照り返しなどの光を遮ることで、
運転時の疲労感が軽減されるかを検証するのが目的。
抗疲労産業の育成を目指す大阪市が、産学の連携をサポート。
実験では、大阪市営バスの40~50歳代の男性運転手約20人が、
9~18時までレンズを着用して勤務、自覚する疲労感を
VAS法(Visual Analog Scale、心理状態を視覚化する一手法)で記録。
レンズを着用した日としなかった日で、疲労感の度合いを比較。
今回の実験に用いたレンズは、タレックス光学工業の
「ザ・レンズTALEX」。
薄さ0.03mmの偏光フィルターを、2枚のレンズで挟んだ構造で、
路面からの照り返しやビルの反射光、紫外線といった光をカット。
レンズは、すでに商品化され、ドライバーやゴルファーが使っているが、
ヒトで疲労軽減効果を実証するのは、今回が初めて。
動物での試験は済ませており、同社と
大阪市立大学大学院医学研究科の井上正康教授との共同研究で、
マウスで疲労軽減効果があることを確かめている。
偏光フィルターが疲労を軽減するメカニズムは、
「雑音の多いところで、何かを聞き取ろうとすると疲れるのと同じで、
必要な視覚情報をとらえるときにも、乱反射する光のような
“雑光”があると、ストレスが大きくなり疲労が増大する。
偏光フィルターは、必要な光以外を遮るので、
ストレスを軽減できる」と井上教授。
「ザ・レンズTALEX」には19色の製品があり、
今回用いたのは、晴天の屋外向けでグレーの“トゥルービュー”という
色のもの(価格は2枚1組、6300円から)。
屋内でのPC作業などに向く、無色透明に近いレンズもあり、
こちらの疲労軽減効果についても、
井上教授らが現在、動物試験で確かめている。
http://nhpro.nikkeibp.co.jp/article/nhpro/20100825/108304/
家庭で新聞活用(3)調べる意欲を育む手段
(読売 8月13日)
「選んだ記事をもとに親子で話しあい、
どう表現するかやってみましょう」
私立聖心女子学院初等科で、6年生の児童・家族48組
約100人を集め、新聞を使った課外授業が行われた。
指導したのは、岸尾祐二教諭。
読売新聞主催「夏休み親子新聞教室」でも講師陣に加わり、
指導にあたった。
来年度から使われる、新しい社会科の教科書を執筆した一人。
参加家族ごとに当日の新聞のほか、切り取った記事を張ったり、
感想を書き込んだりできる白い紙が渡された。
教諭が、「記事を読んで、思いついた四字熟語や
ことわざを書き出しましょう」と説明。
「念には念を入れる」、「石橋をたたいて渡る」といったことわざを
思いついた児童が選んだのは、他の動物が入り込んで
天然記念物のトキが襲われないようケージを再度、
補強するという記事。
「出来事を知るという目的だけでなく、思考のきっかけにしたり、
国語の力を伸ばしたりするために、新聞は使える」と岸尾教諭。
児童が楽しめるよう、さまざまな手法を考え、
授業に取り入れている。
熱心に新聞を読んでいたIさん(11)は、
「何気なく新聞を読んでいると、なるほどと思っただけで
終わってしまう。
授業で新聞を使う時、取りあげられた人がどんな気持ちでいたのか、
といったことを考えさせられ、おもしろい」と笑顔。
新聞を使う学習で、必ず用意するのが、辞典などの参考書類。
今回の催しは、学校の図書室で行った。
子どもたちは、そうした本を新聞の脇に並べ、ページをめくった。
パソコンで、インターネットを使いながら、
新聞を広げた親子もいた。
こうした環境だと、知らない言葉だけでなく、
興味のわいた事柄も調べることができる。
「サッカーW杯なら、参加国の文化を調べたり、
主催国南アフリカにかつてあったアパルトヘイト(人種隔離政策)を
取りあげてもいい。
話題をどんどん広げていくことが、新聞活用で大事な点」
保護者も交えたこうした課外授業を定期的に行うのは、
家庭でも日頃から新聞の教育的な活用を意識してもらうため。
大人向けに書かれた新聞は、難しい表現も多い。
親のサポートも大事。
助け舟を出すことはもちろん、自分から調べる意欲を
育てるようにしたい。
記事で紹介された場所を親子で訪れたりすれば、
子どもはもっといろんなことを知りたくなる。
「昔と比べ、保護者は忙しいとは思いますが、
子どもの世界を広げる手段として、新聞をぜひ活用してほしい」と
岸尾教諭は呼びかけている。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100813-OYT8T00351.htm
「選んだ記事をもとに親子で話しあい、
どう表現するかやってみましょう」
私立聖心女子学院初等科で、6年生の児童・家族48組
約100人を集め、新聞を使った課外授業が行われた。
指導したのは、岸尾祐二教諭。
読売新聞主催「夏休み親子新聞教室」でも講師陣に加わり、
指導にあたった。
来年度から使われる、新しい社会科の教科書を執筆した一人。
参加家族ごとに当日の新聞のほか、切り取った記事を張ったり、
感想を書き込んだりできる白い紙が渡された。
教諭が、「記事を読んで、思いついた四字熟語や
ことわざを書き出しましょう」と説明。
「念には念を入れる」、「石橋をたたいて渡る」といったことわざを
思いついた児童が選んだのは、他の動物が入り込んで
天然記念物のトキが襲われないようケージを再度、
補強するという記事。
「出来事を知るという目的だけでなく、思考のきっかけにしたり、
国語の力を伸ばしたりするために、新聞は使える」と岸尾教諭。
児童が楽しめるよう、さまざまな手法を考え、
授業に取り入れている。
熱心に新聞を読んでいたIさん(11)は、
「何気なく新聞を読んでいると、なるほどと思っただけで
終わってしまう。
授業で新聞を使う時、取りあげられた人がどんな気持ちでいたのか、
といったことを考えさせられ、おもしろい」と笑顔。
新聞を使う学習で、必ず用意するのが、辞典などの参考書類。
今回の催しは、学校の図書室で行った。
子どもたちは、そうした本を新聞の脇に並べ、ページをめくった。
パソコンで、インターネットを使いながら、
新聞を広げた親子もいた。
こうした環境だと、知らない言葉だけでなく、
興味のわいた事柄も調べることができる。
「サッカーW杯なら、参加国の文化を調べたり、
主催国南アフリカにかつてあったアパルトヘイト(人種隔離政策)を
取りあげてもいい。
話題をどんどん広げていくことが、新聞活用で大事な点」
保護者も交えたこうした課外授業を定期的に行うのは、
家庭でも日頃から新聞の教育的な活用を意識してもらうため。
大人向けに書かれた新聞は、難しい表現も多い。
親のサポートも大事。
助け舟を出すことはもちろん、自分から調べる意欲を
育てるようにしたい。
記事で紹介された場所を親子で訪れたりすれば、
子どもはもっといろんなことを知りたくなる。
「昔と比べ、保護者は忙しいとは思いますが、
子どもの世界を広げる手段として、新聞をぜひ活用してほしい」と
岸尾教諭は呼びかけている。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100813-OYT8T00351.htm
科学の話、出前します「研究の理解者増やしたい」
(2010年8月24日 読売新聞)
科学者がカフェなどで話をしたり、
実験教室を開いたりする動きが盛ん。
研究成果を社会に生かそうという試みで、国を挙げての取り組み。
「理科は苦手」、「難しい」と敬遠しがちだが、参加してみると、
意外と楽しく、暮らしとの接点が見つかりそう。
「ガリレオ・ガリレイ」(名古屋市)は、科学をテーマに、
昨年6月にオープンしたイタリアンレストラン。
店内で天体の立体映像が楽しめるほか、第一線で活躍する
科学者を招いた「サイエンスカフェ」を、週末に開いている。
今月8日、早稲田大学の竹山春子教授が、
「遺伝子情報って役に立つの?」と題して、
最前線の遺伝子研究を紹介。
親子連れなど、約30人が耳を傾けた。
参加費はランチ、ドリンク付きで大人2000円。
名古屋市の会社員谷川有美さん(37)は、
「難しい所もあったけれど、ランチのついでに、
研究現場の雰囲気がわかって面白かった」
この店を運営する「ナノオプト・メディア」(東京)は、
環境エネルギーの専門家の藤原洋さん(55)が、
科学技術の情報発信を掲げて設立した会社。
「科学に、関心も興味もない層が増えた。
科学離れを食い止めるには、先端の科学者と触れ合う場が必要」
科学者が気軽な雰囲気で、一般市民と話し合うサイエンスカフェは、
1990年代にヨーロッパで始まり、日本でも各地に広がっている。
独立行政法人「科学技術振興機構」では、
サイエンスカフェの情報をホームページ「サイエンスポータル」に掲載、
2008年の掲載件数は589件。
今年は、8月上旬までで719件に増えた。
主催者も企業や大学、NPO、個人など様々。
有機化学の研究者で東邦大学名誉教授の岩村道子さん(69)は、
退職後の08年4月から、住まいのある東京・高輪で、
サイエンスカフェを始めた。
教会を会場に、2か月に1度、「子どもたちの健康と環境」などの
話題を選んで講師を招く。
「大学とは違い、身近な場所で開くので、いろんな人に来てもらえる」
実験を通じて、科学を伝える試みも盛ん。
バイオ関連の企業や研究者らがかかわるNPO法人
「くらしとバイオプラザ21」(東京)の主席研究員佐々義子さんが
各地で開いているのは、台所から科学を学ぶ
「キッチンサイエンス」の教室。
ブルーベリーの成分「アントシアニン」が、レモン汁や重曹で
色が変わる化学反応を、ケーキ作りで知る。
「台所は、化学・物理反応の宝庫。
科学が縁遠いものではない、と知ってもらえれば」
科学を伝えるこのような試みは、
「サイエンスコミュニケーション」と呼ばれる。
子ども向けに博物館などで行われていたが、
大人向けに多様な形で街に広がってきた。
サイエンスライターで、「科学との正しい付き合い方」の著者、
内田麻理香さんは、「科学技術がブラックボックス化して、
『よくわからない』、『なんとなく怖い』と思われている。
研究への理解者を増やしたい、という思いが科学者側にある」
大学の独立行政法人化や事業仕分けをきっかけに、
科学技術予算に厳しい目が向けられ、
社会に成果をアピールする必要が増してきたという事情もある。
◆研究成果 社会に訴え
国も、「サイエンスコミュニケーション」を重視。
第3期科学技術基本計画(2006年度から5か年)に、
「社会・国民に支持され、成果を還元する科学技術」を盛り込み、
科学と社会との橋渡し役となる「科学技術コミュニケーター」などの
人材養成に乗り出した。
北大、東大、早稲田大の三つの大学のほか、
国立科学博物館などでも、理科系の大学院生などを対象に、
科学を説明する能力を磨くコースを設けている。
06年から養成講座を始めた国立科学博物館では、
すでに39人の「認定サイエンスコミュニケータ」が誕生、
企業や大学などで科学技術の広報活動に携わっている。
今夏、総合科学技術会議が年間3000万円以上の
公的研究費をもらう研究者に、「国民との科学・技術対話」を
求める方針を打ち出した。
該当する研究者数は、少なくとも2000人を超え、
今後、様々な形で科学者が研究成果を発表する機会が増えそう。
国立科学博物館の「サイエンスコミュニケータ養成実践講座」の
講師を務める独立行政法人「科学技術振興機構」の渡辺政隆さんは、
「サイエンスコミュニケーション」の狙いを、
「理科や科学と聞いただけで、シャッターを閉じるように
敬遠してしまう風潮をなくすこと」と解説。
食の安全が揺らぐなど、何を信じたらいいかわからない
不安感が高まっている。
それにつけ込むように、科学を装って効果や効能をうたう
「インチキ科学」も後を絶たない。
「自分で必要な情報を集めて、判断することが求められている。
専門家と一緒に、科学について考える場が役に立つ」
現状のサイエンスカフェなどの中には、
「科学者から一方的に研究成果を伝えるだけで、
一般人にはわかりづらいものもある」と指摘。
「科学に関心を持つ人を増やせるかどうか、
伝え方が問われている」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/24/124415/
科学者がカフェなどで話をしたり、
実験教室を開いたりする動きが盛ん。
研究成果を社会に生かそうという試みで、国を挙げての取り組み。
「理科は苦手」、「難しい」と敬遠しがちだが、参加してみると、
意外と楽しく、暮らしとの接点が見つかりそう。
「ガリレオ・ガリレイ」(名古屋市)は、科学をテーマに、
昨年6月にオープンしたイタリアンレストラン。
店内で天体の立体映像が楽しめるほか、第一線で活躍する
科学者を招いた「サイエンスカフェ」を、週末に開いている。
今月8日、早稲田大学の竹山春子教授が、
「遺伝子情報って役に立つの?」と題して、
最前線の遺伝子研究を紹介。
親子連れなど、約30人が耳を傾けた。
参加費はランチ、ドリンク付きで大人2000円。
名古屋市の会社員谷川有美さん(37)は、
「難しい所もあったけれど、ランチのついでに、
研究現場の雰囲気がわかって面白かった」
この店を運営する「ナノオプト・メディア」(東京)は、
環境エネルギーの専門家の藤原洋さん(55)が、
科学技術の情報発信を掲げて設立した会社。
「科学に、関心も興味もない層が増えた。
科学離れを食い止めるには、先端の科学者と触れ合う場が必要」
科学者が気軽な雰囲気で、一般市民と話し合うサイエンスカフェは、
1990年代にヨーロッパで始まり、日本でも各地に広がっている。
独立行政法人「科学技術振興機構」では、
サイエンスカフェの情報をホームページ「サイエンスポータル」に掲載、
2008年の掲載件数は589件。
今年は、8月上旬までで719件に増えた。
主催者も企業や大学、NPO、個人など様々。
有機化学の研究者で東邦大学名誉教授の岩村道子さん(69)は、
退職後の08年4月から、住まいのある東京・高輪で、
サイエンスカフェを始めた。
教会を会場に、2か月に1度、「子どもたちの健康と環境」などの
話題を選んで講師を招く。
「大学とは違い、身近な場所で開くので、いろんな人に来てもらえる」
実験を通じて、科学を伝える試みも盛ん。
バイオ関連の企業や研究者らがかかわるNPO法人
「くらしとバイオプラザ21」(東京)の主席研究員佐々義子さんが
各地で開いているのは、台所から科学を学ぶ
「キッチンサイエンス」の教室。
ブルーベリーの成分「アントシアニン」が、レモン汁や重曹で
色が変わる化学反応を、ケーキ作りで知る。
「台所は、化学・物理反応の宝庫。
科学が縁遠いものではない、と知ってもらえれば」
科学を伝えるこのような試みは、
「サイエンスコミュニケーション」と呼ばれる。
子ども向けに博物館などで行われていたが、
大人向けに多様な形で街に広がってきた。
サイエンスライターで、「科学との正しい付き合い方」の著者、
内田麻理香さんは、「科学技術がブラックボックス化して、
『よくわからない』、『なんとなく怖い』と思われている。
研究への理解者を増やしたい、という思いが科学者側にある」
大学の独立行政法人化や事業仕分けをきっかけに、
科学技術予算に厳しい目が向けられ、
社会に成果をアピールする必要が増してきたという事情もある。
◆研究成果 社会に訴え
国も、「サイエンスコミュニケーション」を重視。
第3期科学技術基本計画(2006年度から5か年)に、
「社会・国民に支持され、成果を還元する科学技術」を盛り込み、
科学と社会との橋渡し役となる「科学技術コミュニケーター」などの
人材養成に乗り出した。
北大、東大、早稲田大の三つの大学のほか、
国立科学博物館などでも、理科系の大学院生などを対象に、
科学を説明する能力を磨くコースを設けている。
06年から養成講座を始めた国立科学博物館では、
すでに39人の「認定サイエンスコミュニケータ」が誕生、
企業や大学などで科学技術の広報活動に携わっている。
今夏、総合科学技術会議が年間3000万円以上の
公的研究費をもらう研究者に、「国民との科学・技術対話」を
求める方針を打ち出した。
該当する研究者数は、少なくとも2000人を超え、
今後、様々な形で科学者が研究成果を発表する機会が増えそう。
国立科学博物館の「サイエンスコミュニケータ養成実践講座」の
講師を務める独立行政法人「科学技術振興機構」の渡辺政隆さんは、
「サイエンスコミュニケーション」の狙いを、
「理科や科学と聞いただけで、シャッターを閉じるように
敬遠してしまう風潮をなくすこと」と解説。
食の安全が揺らぐなど、何を信じたらいいかわからない
不安感が高まっている。
それにつけ込むように、科学を装って効果や効能をうたう
「インチキ科学」も後を絶たない。
「自分で必要な情報を集めて、判断することが求められている。
専門家と一緒に、科学について考える場が役に立つ」
現状のサイエンスカフェなどの中には、
「科学者から一方的に研究成果を伝えるだけで、
一般人にはわかりづらいものもある」と指摘。
「科学に関心を持つ人を増やせるかどうか、
伝え方が問われている」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/24/124415/
釣りゲームでリハビリ 札幌医大、ハドソンと開発
(2010年8月16日 共同通信社)
厳しいリハビリも、ゲーム感覚で-。
札幌医科大(札幌市)の金子文成保健医療学部准教授らの
グループが、ソフト制作のハドソン(東京)と連携し、
ゲームの楽しさを取り込んだリハビリ用のソフト開発を進めている。
試作第1弾は、同社の市販ソフト「めざせ!!釣りマスター」の
プログラムを、金子准教授らが開発した
リハビリ機器で操作できるよう改修した。
パソコンにつないだリハビリ機器の棒状ハンドルを、前後左右に操作、
画面上の仕掛けを動かして魚を誘い、掛かった魚を
一定時間決められた位置に保てれば成功。
魚は、イワナやコイなど6種類、種類によって引きが違い、
釣り上げる際の手応えは本物さながら。
部品を取り換えて、脚のリハビリにも活用できる。
脳卒中の後遺症などで、手足にまひが残る患者の利用を想定。
これまでも、サッカーのシュートを打つソフトがあったが、
変化のパターンが少なかった。
ゲーム会社との連携により、
飽きにくくリハビリ意欲を高めるソフトを目指す。
金子准教授は、「サポートする理学療法士がいない時間にも楽しめ、
全体的なリハビリ量を増やせる。
効果を検証した上で、普及版の研究開発を進めたい」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/16/124024/
厳しいリハビリも、ゲーム感覚で-。
札幌医科大(札幌市)の金子文成保健医療学部准教授らの
グループが、ソフト制作のハドソン(東京)と連携し、
ゲームの楽しさを取り込んだリハビリ用のソフト開発を進めている。
試作第1弾は、同社の市販ソフト「めざせ!!釣りマスター」の
プログラムを、金子准教授らが開発した
リハビリ機器で操作できるよう改修した。
パソコンにつないだリハビリ機器の棒状ハンドルを、前後左右に操作、
画面上の仕掛けを動かして魚を誘い、掛かった魚を
一定時間決められた位置に保てれば成功。
魚は、イワナやコイなど6種類、種類によって引きが違い、
釣り上げる際の手応えは本物さながら。
部品を取り換えて、脚のリハビリにも活用できる。
脳卒中の後遺症などで、手足にまひが残る患者の利用を想定。
これまでも、サッカーのシュートを打つソフトがあったが、
変化のパターンが少なかった。
ゲーム会社との連携により、
飽きにくくリハビリ意欲を高めるソフトを目指す。
金子准教授は、「サポートする理学療法士がいない時間にも楽しめ、
全体的なリハビリ量を増やせる。
効果を検証した上で、普及版の研究開発を進めたい」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/16/124024/
2010年8月26日木曜日
家庭で新聞活用(2)自作紙面 切り口様々
(読売 8月12日)
「ホームラン 三本打って気もちいい」
東京都葛飾区の小学3年生は、巨人のラミレス選手が
ガッツポーズする写真と記事をスクラップ帳に張り、
そこに自作の句を大きな字で書いた。
サッカーで失点し、悔しがるゴールキーパーの写真には、
「ごめんなさい 同点ゴール入れちゃった」と添えた。
壇上の小学3年生は満面の笑みで、
「記事の登場人物の気持ちを、うたにしました」と、
制作の狙いを語ってくれた。
読売新聞東京本社で開かれた「夏休み親子新聞教室」では、
参加者の中から選ばれた親子5組が、壇上で自作の新聞を披露。
気になる記事や写真を切り抜き、独自の視点で味付けした
「自分新聞」を手にした子どもたちの説明に、会場が盛り上がった。
東京都江戸川区の小学4年生は、
紙面で見つけた笑顔の写真に感想を加え、
「ハッピーニュース」を作った。
選んだのは、自作の弁当を見せる中学生や
W杯決勝トーナメント進出を決めたサッカー日本代表の選手たち。
小学4年生は、「みんなの笑顔が気に入りました」
父親(41)は、「ハッピーなニュースが少ない中、
見つけることができ、すごく良かったなと思います」
神奈川県海老名市の小学5年生と父親(43)は、
別々に新聞を作った。
小学5年生は「鍾乳洞」、父親は「エンジン」がテーマ。
父親が、「互いの新聞を見比べ、コミュニケーションを取ろうと思う」と、
大きな拍手が起きた。
新聞づくりのための切り口は様々。
会場では、新聞を使った授業を実践している先生方の報告も行われ、
参加者たちが熱心にメモを取っていた。
越谷市立東越谷小の中山正則教諭は、
野菜の栽培記録「夏やさい新聞」を紹介。
小学2年の児童が育てたナスや枝豆などの観察日記を、
カラフルな1枚の新聞に再編集。
日記を読み返して内容を絞り、見出しを付けて紙面を作ることが、
書くことへの自信につながっている。
八王子市立元八王子中の林彩教諭は、
新聞の写真とその解説や感想を組み合わせた
「フォトストーリー」を提案。
テーマは、初夏やゲリラ豪雨、サッカーW杯など。
「写真に注目すると、新聞が楽しく読めるようになる」
「はがき新聞」を指導したのは、
さいたま市立馬宮中の小谷野弘子教諭。
はがき大の紙に、生徒たちが好きな本や映画の紹介、
職場見学の体験記などを、見出しを付けてまとめた。
「はがきなので、言葉は短く、まとめやすい。
お世話になった人に出せば、喜ばれますよ」とアドバイス。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100812-OYT8T00237.htm
「ホームラン 三本打って気もちいい」
東京都葛飾区の小学3年生は、巨人のラミレス選手が
ガッツポーズする写真と記事をスクラップ帳に張り、
そこに自作の句を大きな字で書いた。
サッカーで失点し、悔しがるゴールキーパーの写真には、
「ごめんなさい 同点ゴール入れちゃった」と添えた。
壇上の小学3年生は満面の笑みで、
「記事の登場人物の気持ちを、うたにしました」と、
制作の狙いを語ってくれた。
読売新聞東京本社で開かれた「夏休み親子新聞教室」では、
参加者の中から選ばれた親子5組が、壇上で自作の新聞を披露。
気になる記事や写真を切り抜き、独自の視点で味付けした
「自分新聞」を手にした子どもたちの説明に、会場が盛り上がった。
東京都江戸川区の小学4年生は、
紙面で見つけた笑顔の写真に感想を加え、
「ハッピーニュース」を作った。
選んだのは、自作の弁当を見せる中学生や
W杯決勝トーナメント進出を決めたサッカー日本代表の選手たち。
小学4年生は、「みんなの笑顔が気に入りました」
父親(41)は、「ハッピーなニュースが少ない中、
見つけることができ、すごく良かったなと思います」
神奈川県海老名市の小学5年生と父親(43)は、
別々に新聞を作った。
小学5年生は「鍾乳洞」、父親は「エンジン」がテーマ。
父親が、「互いの新聞を見比べ、コミュニケーションを取ろうと思う」と、
大きな拍手が起きた。
新聞づくりのための切り口は様々。
会場では、新聞を使った授業を実践している先生方の報告も行われ、
参加者たちが熱心にメモを取っていた。
越谷市立東越谷小の中山正則教諭は、
野菜の栽培記録「夏やさい新聞」を紹介。
小学2年の児童が育てたナスや枝豆などの観察日記を、
カラフルな1枚の新聞に再編集。
日記を読み返して内容を絞り、見出しを付けて紙面を作ることが、
書くことへの自信につながっている。
八王子市立元八王子中の林彩教諭は、
新聞の写真とその解説や感想を組み合わせた
「フォトストーリー」を提案。
テーマは、初夏やゲリラ豪雨、サッカーW杯など。
「写真に注目すると、新聞が楽しく読めるようになる」
「はがき新聞」を指導したのは、
さいたま市立馬宮中の小谷野弘子教諭。
はがき大の紙に、生徒たちが好きな本や映画の紹介、
職場見学の体験記などを、見出しを付けてまとめた。
「はがきなので、言葉は短く、まとめやすい。
お世話になった人に出せば、喜ばれますよ」とアドバイス。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100812-OYT8T00237.htm
ルービックキューブ、20手以内で必ず完成!
(読売 8月17日)
立方体の6面の色をそろえるパズル「ルービックキューブ」は、
どんな局面でも20手以内で完成できることを、
米独の科学者らが証明、30年にわたる研究の歴史に決着。
米オハイオ州のケント州立大学のモーリー・デビッドソン准教授(数学)ら
研究チームはまず、4325京(京は兆の1万倍)通りある
パズルの開始局面を、上下逆さまにすれば同じになる
局面などを除いて絞り込んだ。
同州のスーパーコンピューター研究所に、
大型コンピューターの使用を申請し却下されたものの、
米検索大手グーグルが、社内のコンピューターの空き時間を提供、
数週間にわたり全局面を計算。
その結果、各面の色がどんなにばらばらでも、
20手あれば必ず完成できることが分かった。
20手が必要な局面は、3億通りあると推定。
ルービックキューブは、1974年にハンガリーの建築学者が発明。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100817-OYT1T00501.htm
立方体の6面の色をそろえるパズル「ルービックキューブ」は、
どんな局面でも20手以内で完成できることを、
米独の科学者らが証明、30年にわたる研究の歴史に決着。
米オハイオ州のケント州立大学のモーリー・デビッドソン准教授(数学)ら
研究チームはまず、4325京(京は兆の1万倍)通りある
パズルの開始局面を、上下逆さまにすれば同じになる
局面などを除いて絞り込んだ。
同州のスーパーコンピューター研究所に、
大型コンピューターの使用を申請し却下されたものの、
米検索大手グーグルが、社内のコンピューターの空き時間を提供、
数週間にわたり全局面を計算。
その結果、各面の色がどんなにばらばらでも、
20手あれば必ず完成できることが分かった。
20手が必要な局面は、3億通りあると推定。
ルービックキューブは、1974年にハンガリーの建築学者が発明。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100817-OYT1T00501.htm
自家用車で高齢者送迎 「地域の足」を確保・北上
(岩手日報 8月23日)
北上市口内町のNPO法人くちない(昆野先男理事長)は、
自家用車を活用して有償の乗客運送を始めた。
市中心部から10kmほど離れ、高齢化も進行する口内地区。
通院利用などで、交通手段の確保が難しい高齢者らの
利便性向上に一役買う。
新たな「地域の足」に、利用者から「便利なので助かる」と歓迎の声。
「バス停から家まで歩いて1時間半かかる。本当に助かります」
昆野ミキさん(68)は、市中心部への通院の帰り、
最寄りのバス停から自宅までの約2・2kmを利用し、笑顔を見せた。
ドライバーの昆野助男さん(70)は、
「まずは安全運転が第一。
相手の様子を見ながら会話もして、気持ちよく乗ってもらいたい」
市東部に位置する口内地区は、人口約1780人。
高齢化率は40%に迫る。
公共交通機関は、県交通のバス1路線だけ。
同法人は、08年度から運送の社会実験や関係者との協議を進め、
岩手運輸支局に自家用車有償運送の登録を申請。
利用は会員制で、地区内でバス停、金融機関などへの区間を
運行する「過疎地運送」、身体障害者、要介護認定者らを
中心部の病院や官公庁に運送する「福祉運送」―の2種類。
地区内の8人がドライバーを務める。
登録者数は、「過疎地」が約100人、「福祉」が13人。
先月29日のスタートから利用は数件だが、
広報紙を発行するなどして周知を図る。
同法人の菅野甚一事務局長は、
「高齢化が進む地域で、暮らしやすさについて
一つ一つ考えていかなければならない。
この運送を活用した日常生活用品の調達なども検討したい」
原則土、日、祝日を除き午前8時~午後6時まで運行。
運賃は、「過疎地」が年会費千円を支払った場合、
1回100円、それ以外は初乗り(1・5kmまで)300円から。
「福祉」は800~1200円。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100823_11
北上市口内町のNPO法人くちない(昆野先男理事長)は、
自家用車を活用して有償の乗客運送を始めた。
市中心部から10kmほど離れ、高齢化も進行する口内地区。
通院利用などで、交通手段の確保が難しい高齢者らの
利便性向上に一役買う。
新たな「地域の足」に、利用者から「便利なので助かる」と歓迎の声。
「バス停から家まで歩いて1時間半かかる。本当に助かります」
昆野ミキさん(68)は、市中心部への通院の帰り、
最寄りのバス停から自宅までの約2・2kmを利用し、笑顔を見せた。
ドライバーの昆野助男さん(70)は、
「まずは安全運転が第一。
相手の様子を見ながら会話もして、気持ちよく乗ってもらいたい」
市東部に位置する口内地区は、人口約1780人。
高齢化率は40%に迫る。
公共交通機関は、県交通のバス1路線だけ。
同法人は、08年度から運送の社会実験や関係者との協議を進め、
岩手運輸支局に自家用車有償運送の登録を申請。
利用は会員制で、地区内でバス停、金融機関などへの区間を
運行する「過疎地運送」、身体障害者、要介護認定者らを
中心部の病院や官公庁に運送する「福祉運送」―の2種類。
地区内の8人がドライバーを務める。
登録者数は、「過疎地」が約100人、「福祉」が13人。
先月29日のスタートから利用は数件だが、
広報紙を発行するなどして周知を図る。
同法人の菅野甚一事務局長は、
「高齢化が進む地域で、暮らしやすさについて
一つ一つ考えていかなければならない。
この運送を活用した日常生活用品の調達なども検討したい」
原則土、日、祝日を除き午前8時~午後6時まで運行。
運賃は、「過疎地」が年会費千円を支払った場合、
1回100円、それ以外は初乗り(1・5kmまで)300円から。
「福祉」は800~1200円。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100823_11
アルツハイマーにうまい予防法…食べるワクチン
(2010年8月16日 読売新聞)
アルツハイマー病の原因とされるたんぱく質を含む
ピーマンを食べると、病気の予防につながる効果があることを、
東京大学の石浦章一教授らがマウスの実験で確認。
「食べるワクチン」として臨床応用が期待。
米科学誌に発表。
アルツハイマー病の患者の脳(大脳皮質)には、
アミロイド・ベータというたんぱく質が沈着・凝集し、
老人斑ができている。
これが、認知機能の低下などを起こすと考えられている。
免疫の働きを利用し、素早く大量の抗体を作り出して
このたんぱく質を除去させるため、
米国でアミロイド・ベータをワクチンとして注射する臨床試験が
行われたことがあるが、過剰な免疫反応による副作用が問題となり、
中止になった。
石浦教授らは、注射でなく食べて腸から吸収すると、
副作用が起こりにくいことに着目。
アミロイド・ベータの遺伝子を組み込んだピーマンを作り、
その青葉を青汁にして、アルツハイマー病を発症するように
遺伝子を操作したマウスに与えた。
何も与えなかったマウスは、発症して1年ほどで死んだが、
青汁を与えたマウスは16か月以上生存、
脳に老人斑は見られなかった。
副作用も少なかった。
石浦教授によると、アミロイド・ベータを含む米などを作れば、
人間が食べやすくなる。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/16/124032/
アルツハイマー病の原因とされるたんぱく質を含む
ピーマンを食べると、病気の予防につながる効果があることを、
東京大学の石浦章一教授らがマウスの実験で確認。
「食べるワクチン」として臨床応用が期待。
米科学誌に発表。
アルツハイマー病の患者の脳(大脳皮質)には、
アミロイド・ベータというたんぱく質が沈着・凝集し、
老人斑ができている。
これが、認知機能の低下などを起こすと考えられている。
免疫の働きを利用し、素早く大量の抗体を作り出して
このたんぱく質を除去させるため、
米国でアミロイド・ベータをワクチンとして注射する臨床試験が
行われたことがあるが、過剰な免疫反応による副作用が問題となり、
中止になった。
石浦教授らは、注射でなく食べて腸から吸収すると、
副作用が起こりにくいことに着目。
アミロイド・ベータの遺伝子を組み込んだピーマンを作り、
その青葉を青汁にして、アルツハイマー病を発症するように
遺伝子を操作したマウスに与えた。
何も与えなかったマウスは、発症して1年ほどで死んだが、
青汁を与えたマウスは16か月以上生存、
脳に老人斑は見られなかった。
副作用も少なかった。
石浦教授によると、アミロイド・ベータを含む米などを作れば、
人間が食べやすくなる。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/16/124032/
2010年8月25日水曜日
国際水準に達した国内学術誌は可能か
(サイエンスポータル 2010年8月9日)
日本学術会議の学術誌問題検討分科会が、
国内の研究者が海外の学術誌を自由に読めなくなっている
現状に対し、早急な対応を求める提言を発表。
研究者のボランティア活動や公的支援に頼っていた日本と、
いち早くビジネスモデルづくりに成功した海外大手出版社との
違いに加え、IT化が決定的な差をつくったことが指摘。
提言から、日本の学術誌、研究者の苦境を示す実態を見てみたい。
「20世紀半ば以降、海外の大手商業出版社は、
学術誌の市場を大きなビジネスチャンスととらえ、
学術誌の出版権を次々に入手するとともに、
市場の独占を進めていった。
学術誌の電子媒体化の加速的進行により、
学術誌商業出版社は巨大なプラットフォームを構築し、
多くの学術誌を同時かつ瞬時に処理できるようになり、
出版権の拡大をより容易にした」
これに対し、日本の学術誌はどうか?
「(1)学術団体が独自に出版、
(2)制作・広報・販売など部分的に国内外の出版社に委託して出版、
(3)制作・広報をJST(科学技術振興機構)や
NII(国立情報学研究所)など公的支援を受けて出版、
という3つに大別。
JSTやNIIが、電子ジャーナル化やパッケージ・ポータル化を推進、
いまだ学術誌による発信力が国際水準に達していないのが現状」
JSTは、J-STAGE(科学技術情報発信・流通総合システム)により
電子化を支援、583の国内学術誌が電子ジャーナルとして刊行、
そのうち449誌が無料で閲覧。
NIIも、NII-ELS(学術団体が刊行する学術誌を電子化し、
蓄積・提供する電子図書館)によって、1,069の国内学術誌が電子化、
そのうち583誌は無料で一般公開(2009年現在)。
大手商業出版社や大手学会出版が、主導的な役割を果たしている
海外とは、だいぶ様相が異なる。
結果として、「学術誌による発信力が、国際水準に達していない」
現状を招いてしまった。
提言は、理由の一つとして「学術全体もしくは各学術団体が
それぞれの分野の発展の姿に合わせて、
学術情報発信システムを自ら設計・推進することに対し、
科学者視点に立ち、合理的かつ効果的に支援する場が
無かったこと」
現状の改善が容易でないことを伺わせる、さらに具体的な記述。
「学術誌にとって、掲載されている論文の質を高めることが
最重要であることは論を待たない。
欧米では、編集長はその学術誌の顔であり、
人選は慎重に行われ、学術誌によっては専任の編集長を置く。
その責任をまっとうするため、任期も長い。
わが国では、2~3年で交代することが多く、
学術誌の顔となること、編集長のリーダーシップによる
戦略的な将来設計を行うことが難しい。
欧米では、編集長もしくは編集委員をサポートする人材として、
学位取得者のスタッフが雇用されることが多く、
人材には相応の責任と待遇が与えられている。
わが国では、一部に専任編集長の雇用や、
編集長の任期長期化の試みが見られるものの、
基本的に短期間で交代するため、
長期的な戦略性が見られることは少ない。
編集スタッフは、学術団体の会員で構成される編集委員会の
お手伝い的な編集事務の扱いにとどまっていることが多い。
わが国では、学術の進展と変化に応じ、世界に伍して
編集を牽引できる専門家がほとんど存在していない」
一般向け科学雑誌の編集長が務まる人材は、日本にもいる。
学術誌の編集長を本業にしたいという人が、果たしてどのくらいいるか?
日本の研究者、基礎研究者の多くが、
「ネイチャー」、「サイエンス」などに欧米の著名科学誌に
論文が載ることを望んでいる。
提言が求める「国際的に通用するリーディングジャーナルの育成」
一つとっても、実現は容易でない。
http://www.scienceportal.jp/news/review/1008/1008091.html
日本学術会議の学術誌問題検討分科会が、
国内の研究者が海外の学術誌を自由に読めなくなっている
現状に対し、早急な対応を求める提言を発表。
研究者のボランティア活動や公的支援に頼っていた日本と、
いち早くビジネスモデルづくりに成功した海外大手出版社との
違いに加え、IT化が決定的な差をつくったことが指摘。
提言から、日本の学術誌、研究者の苦境を示す実態を見てみたい。
「20世紀半ば以降、海外の大手商業出版社は、
学術誌の市場を大きなビジネスチャンスととらえ、
学術誌の出版権を次々に入手するとともに、
市場の独占を進めていった。
学術誌の電子媒体化の加速的進行により、
学術誌商業出版社は巨大なプラットフォームを構築し、
多くの学術誌を同時かつ瞬時に処理できるようになり、
出版権の拡大をより容易にした」
これに対し、日本の学術誌はどうか?
「(1)学術団体が独自に出版、
(2)制作・広報・販売など部分的に国内外の出版社に委託して出版、
(3)制作・広報をJST(科学技術振興機構)や
NII(国立情報学研究所)など公的支援を受けて出版、
という3つに大別。
JSTやNIIが、電子ジャーナル化やパッケージ・ポータル化を推進、
いまだ学術誌による発信力が国際水準に達していないのが現状」
JSTは、J-STAGE(科学技術情報発信・流通総合システム)により
電子化を支援、583の国内学術誌が電子ジャーナルとして刊行、
そのうち449誌が無料で閲覧。
NIIも、NII-ELS(学術団体が刊行する学術誌を電子化し、
蓄積・提供する電子図書館)によって、1,069の国内学術誌が電子化、
そのうち583誌は無料で一般公開(2009年現在)。
大手商業出版社や大手学会出版が、主導的な役割を果たしている
海外とは、だいぶ様相が異なる。
結果として、「学術誌による発信力が、国際水準に達していない」
現状を招いてしまった。
提言は、理由の一つとして「学術全体もしくは各学術団体が
それぞれの分野の発展の姿に合わせて、
学術情報発信システムを自ら設計・推進することに対し、
科学者視点に立ち、合理的かつ効果的に支援する場が
無かったこと」
現状の改善が容易でないことを伺わせる、さらに具体的な記述。
「学術誌にとって、掲載されている論文の質を高めることが
最重要であることは論を待たない。
欧米では、編集長はその学術誌の顔であり、
人選は慎重に行われ、学術誌によっては専任の編集長を置く。
その責任をまっとうするため、任期も長い。
わが国では、2~3年で交代することが多く、
学術誌の顔となること、編集長のリーダーシップによる
戦略的な将来設計を行うことが難しい。
欧米では、編集長もしくは編集委員をサポートする人材として、
学位取得者のスタッフが雇用されることが多く、
人材には相応の責任と待遇が与えられている。
わが国では、一部に専任編集長の雇用や、
編集長の任期長期化の試みが見られるものの、
基本的に短期間で交代するため、
長期的な戦略性が見られることは少ない。
編集スタッフは、学術団体の会員で構成される編集委員会の
お手伝い的な編集事務の扱いにとどまっていることが多い。
わが国では、学術の進展と変化に応じ、世界に伍して
編集を牽引できる専門家がほとんど存在していない」
一般向け科学雑誌の編集長が務まる人材は、日本にもいる。
学術誌の編集長を本業にしたいという人が、果たしてどのくらいいるか?
日本の研究者、基礎研究者の多くが、
「ネイチャー」、「サイエンス」などに欧米の著名科学誌に
論文が載ることを望んでいる。
提言が求める「国際的に通用するリーディングジャーナルの育成」
一つとっても、実現は容易でない。
http://www.scienceportal.jp/news/review/1008/1008091.html
家庭で新聞活用(1)自分好みにスクラップ
(読売 8月11日)
新聞を教材として生かし、子どもたちの知識や応用力を
高めることをめざすNIE(新聞活用教育)。
来年度、小学校の教科書に幅広く取り入れられることから、
家庭でも関心が集まっている。
読売新聞東京本社で開かれた
「自由研究に役立つ夏休み親子新聞教室」。
113組250人の親子連れが詰めかけた。
参加者には、サッカーW杯の日本戦や小惑星探査機
「はやぶさ」の地球帰還などを報じた朝刊、夕刊のほか、
新聞1ページをそのまま張ることができる
大型のスクラップ帳が配られた。
好きなテーマを決め、気に入った記事や写真を切り取り、
スクラップ帳に張り付け、意匠を凝らした「自分新聞」に仕上げる。
どのように進めるか、会場では新聞を見ながら熱心に話し合う
親子の姿があった。
作業に当たり、元中学校教師の鹿野川喜代美・
読売新聞NIE企画デザイナーが、
写真を集めてコメントを書き込んだり、
4コマ漫画にタイトルや感想を添えるなどの手軽な方法を紹介。
「テーマは、食べ物でもスポーツでも何でもいい。
記事を読んで、気に入ったものを集めるだけで読む力がつく」
「はやぶさ」の写真と記事を張り付けたのは、
千葉県八千代市の小学6年生。
「遠いところから帰ってきたのがすごい。
写真がドーンと新聞に載っていたから、
それを中心に自分でまとめたい」
W杯のことに関心を持った子も多かった。
東京都江東区から来た小学3年生は、
サッカーJ1のFC東京が開いているスクールに通っている。
同チームから代表に選ばれた、長友佑都選手に注目。
同選手の姿をとらえた写真を新聞から集め、
試合のコメントなどとともに張り付けた。
「海外に移籍し、スタジアムで応援できなくなるのは残念。
頑張ってほしい、という気持ちを込めました」
夏休みの宿題に「新聞作り」が出され、
「やり方を知りたい」と参加した親子も。
小学校に次いで、中学校の教科書でも、
再来年度から新聞を取り入れた学習が入ることになり、
そうした課題も今後増えそう。
鹿野川デザイナーは、「テストに出るから、といって取り組むと、
子どもは萎縮してしまう。
じっくり楽しみながら続ければ、着実に力がつき、
世界が広がってくる」
記事を話題に、会話が弾む。
新聞は、家庭でコミュニケーションの道具になる。
子どもの育ちに役立てようと、親世代も理解を深めつつある。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100811-OYT8T00400.htm
新聞を教材として生かし、子どもたちの知識や応用力を
高めることをめざすNIE(新聞活用教育)。
来年度、小学校の教科書に幅広く取り入れられることから、
家庭でも関心が集まっている。
読売新聞東京本社で開かれた
「自由研究に役立つ夏休み親子新聞教室」。
113組250人の親子連れが詰めかけた。
参加者には、サッカーW杯の日本戦や小惑星探査機
「はやぶさ」の地球帰還などを報じた朝刊、夕刊のほか、
新聞1ページをそのまま張ることができる
大型のスクラップ帳が配られた。
好きなテーマを決め、気に入った記事や写真を切り取り、
スクラップ帳に張り付け、意匠を凝らした「自分新聞」に仕上げる。
どのように進めるか、会場では新聞を見ながら熱心に話し合う
親子の姿があった。
作業に当たり、元中学校教師の鹿野川喜代美・
読売新聞NIE企画デザイナーが、
写真を集めてコメントを書き込んだり、
4コマ漫画にタイトルや感想を添えるなどの手軽な方法を紹介。
「テーマは、食べ物でもスポーツでも何でもいい。
記事を読んで、気に入ったものを集めるだけで読む力がつく」
「はやぶさ」の写真と記事を張り付けたのは、
千葉県八千代市の小学6年生。
「遠いところから帰ってきたのがすごい。
写真がドーンと新聞に載っていたから、
それを中心に自分でまとめたい」
W杯のことに関心を持った子も多かった。
東京都江東区から来た小学3年生は、
サッカーJ1のFC東京が開いているスクールに通っている。
同チームから代表に選ばれた、長友佑都選手に注目。
同選手の姿をとらえた写真を新聞から集め、
試合のコメントなどとともに張り付けた。
「海外に移籍し、スタジアムで応援できなくなるのは残念。
頑張ってほしい、という気持ちを込めました」
夏休みの宿題に「新聞作り」が出され、
「やり方を知りたい」と参加した親子も。
小学校に次いで、中学校の教科書でも、
再来年度から新聞を取り入れた学習が入ることになり、
そうした課題も今後増えそう。
鹿野川デザイナーは、「テストに出るから、といって取り組むと、
子どもは萎縮してしまう。
じっくり楽しみながら続ければ、着実に力がつき、
世界が広がってくる」
記事を話題に、会話が弾む。
新聞は、家庭でコミュニケーションの道具になる。
子どもの育ちに役立てようと、親世代も理解を深めつつある。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20100811-OYT8T00400.htm
中高年、ウオーキングに注意
(2010年8月16日 読売新聞)
猛暑の中でウオーキングする時、熱中症を防ぐために、
中高年は若い世代の1・7倍の水分補給が必要なことが、
滋賀県立大学の寄本明教授(運動生理学)の調査でわかった。
寄本教授は、年代の異なる約200人を対象、
様々な温度や湿度でウオーキングした時の発汗量を測定。
熱中症予防には、発汗量の8割の水分補給が必要、
1時間のウオーキングに求められる水分量を計算。
その結果、中高年(40~79歳)は汗をかきやすく、
35度以上の猛暑では、男性は1060ml、女性は890mlの
水分を必要とすることがわかった。
18~39歳の男性の620ml、女性の520mlに比べ、
それぞれ1・7倍。
寄本教授は、「中高年のウオーキングは、若者のジョギングに
相当するような発汗をもたらす。
目安の量を何回かに分け、こまめに補給してほしい。
暑さが厳しい時は、運動を中止するべきだ」
健康のため、長い距離を歩くウオーキングは、
中高年を中心に約4000万人が取り組んでいると推定、
夏も多くの大会が開かれている。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/16/124047/
猛暑の中でウオーキングする時、熱中症を防ぐために、
中高年は若い世代の1・7倍の水分補給が必要なことが、
滋賀県立大学の寄本明教授(運動生理学)の調査でわかった。
寄本教授は、年代の異なる約200人を対象、
様々な温度や湿度でウオーキングした時の発汗量を測定。
熱中症予防には、発汗量の8割の水分補給が必要、
1時間のウオーキングに求められる水分量を計算。
その結果、中高年(40~79歳)は汗をかきやすく、
35度以上の猛暑では、男性は1060ml、女性は890mlの
水分を必要とすることがわかった。
18~39歳の男性の620ml、女性の520mlに比べ、
それぞれ1・7倍。
寄本教授は、「中高年のウオーキングは、若者のジョギングに
相当するような発汗をもたらす。
目安の量を何回かに分け、こまめに補給してほしい。
暑さが厳しい時は、運動を中止するべきだ」
健康のため、長い距離を歩くウオーキングは、
中高年を中心に約4000万人が取り組んでいると推定、
夏も多くの大会が開かれている。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/16/124047/
「子どもの才能」「肥満タイプ」判定、遺伝子検査ビジネス横行
(2010年8月14日 読売新聞)
インターネット通販で、手軽に受けられる遺伝子検査が増えている。
がんやアルツハイマー病のリスクが分かるとするものや、
子どもの「才能」が分かるとうたうものまで。
科学的根拠は、必ずしも明確でなかったり、
説明が十分でなかったりするものも多く、
日本人類遺伝学会や専門医らは、
「利用者に、大きな誤解と不安を与える恐れがある」、
「遺伝情報は、血縁者にも影響がある重大な個人情報。
専門家のカウンセリングなしの検査は危険」と警鐘。
◆ネットなど330業者
経済産業省の調査では、遺伝子検査を行う業者は330。
インターネット通販やクリニックなどで販売、
肥満のタイプや生活習慣病のリスクのほか、
がんやアルツハイマー病のリスク判定をうたったものなど。
健康食品などの販売につなげる例や、肥満や骨粗しょう症の
遺伝子検査を客に受けてもらい、結果に応じ、
エステメニューの提案に利用するエステサロンも。
子供の「才能」がわかるとするものも登場。
説明会を開いた会社は、遺伝子検査で知性、運動、芸術など
6分野の「才能」がわかるという商品を販売。
綿棒で、ほおの内側の粘膜をぬぐい取ったものを、
開発元の中国企業へ送り、遺伝情報を解析した結果を知らせる。
知性分野なら、記憶力、理解力など6能力について、
「優秀」、「良好」、「一般」、「不利」の4段階に評価。
料金は5万8000円。
6月からインターネットで販売を始め、約200件の申し込みが。
「世界中の論文を基にしていると聞いた。
科学的根拠はあると判断している」と同社社長。
北里大臨床遺伝医学講座の高田史男教授は、
「説明文書を読んでも、遺伝子の機能の説明と、
それが人間の潜在能力にどう影響するかという解釈に、
非論理的な飛躍がある」と疑問。
別の会社では、同じ商品を「才能占い」と名付けて販売。
遺伝子検査ビジネスには、「科学的根拠が十分でないものや
結果の解釈が確立されていないものも少なからずある」(高田教授)。
経産省は2004年、客観的データの明示や専門医らによる
カウンセリング体制の整備を求める指針を作成、強制力はない。
日本人類遺伝学会は、00年に注意を呼びかける勧告を発表。
08年、消費者が直接買える商品について、
公的機関の監督を求める見解を出しているが、規制はない。
◆「究極の個人情報」認識が希薄
「21世紀は遺伝子の時代」と言われ、医療現場では、
遺伝性がんの診断や抗がん剤の副作用予測など、
遺伝子検査が続々と実用化。
これらは、大規模な臨床研究に基づいている。
健康志向など、現代人の欲求に応える形で、
評価の定まっていない研究などを基に増えているのが
遺伝子検査ビジネスだ。
医学界が懸念を強めるのは、科学的根拠が乏しいからだけではない。
遺伝情報が生涯変わらず、本人だけでなく血縁者も含めた
「究極の個人情報」だとの認識が希薄。
専門家のカウンセリングが不可欠だが、
北里大などの調査では、クリニックが窓口になっている場合でさえ、
約半数が口頭による事前説明すら行っておらず、
結果を郵送や受付で返却するだけの施設も。
国は、「今は産業として育成する段階」(経済産業省)、
「医療行為に踏み込まなければ監視の範囲外」(厚生労働省)と
事実上、黙認。
福嶋義光・日本遺伝子診療学会理事長(信州大教授)は、
「十分な予備知識のないまま、検査結果を知らされることは、
利用者の人生に重大な影響を及ぼす可能性がある。
放置は危険」と、法的規制の必要性を強く訴える。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/16/124042/
インターネット通販で、手軽に受けられる遺伝子検査が増えている。
がんやアルツハイマー病のリスクが分かるとするものや、
子どもの「才能」が分かるとうたうものまで。
科学的根拠は、必ずしも明確でなかったり、
説明が十分でなかったりするものも多く、
日本人類遺伝学会や専門医らは、
「利用者に、大きな誤解と不安を与える恐れがある」、
「遺伝情報は、血縁者にも影響がある重大な個人情報。
専門家のカウンセリングなしの検査は危険」と警鐘。
◆ネットなど330業者
経済産業省の調査では、遺伝子検査を行う業者は330。
インターネット通販やクリニックなどで販売、
肥満のタイプや生活習慣病のリスクのほか、
がんやアルツハイマー病のリスク判定をうたったものなど。
健康食品などの販売につなげる例や、肥満や骨粗しょう症の
遺伝子検査を客に受けてもらい、結果に応じ、
エステメニューの提案に利用するエステサロンも。
子供の「才能」がわかるとするものも登場。
説明会を開いた会社は、遺伝子検査で知性、運動、芸術など
6分野の「才能」がわかるという商品を販売。
綿棒で、ほおの内側の粘膜をぬぐい取ったものを、
開発元の中国企業へ送り、遺伝情報を解析した結果を知らせる。
知性分野なら、記憶力、理解力など6能力について、
「優秀」、「良好」、「一般」、「不利」の4段階に評価。
料金は5万8000円。
6月からインターネットで販売を始め、約200件の申し込みが。
「世界中の論文を基にしていると聞いた。
科学的根拠はあると判断している」と同社社長。
北里大臨床遺伝医学講座の高田史男教授は、
「説明文書を読んでも、遺伝子の機能の説明と、
それが人間の潜在能力にどう影響するかという解釈に、
非論理的な飛躍がある」と疑問。
別の会社では、同じ商品を「才能占い」と名付けて販売。
遺伝子検査ビジネスには、「科学的根拠が十分でないものや
結果の解釈が確立されていないものも少なからずある」(高田教授)。
経産省は2004年、客観的データの明示や専門医らによる
カウンセリング体制の整備を求める指針を作成、強制力はない。
日本人類遺伝学会は、00年に注意を呼びかける勧告を発表。
08年、消費者が直接買える商品について、
公的機関の監督を求める見解を出しているが、規制はない。
◆「究極の個人情報」認識が希薄
「21世紀は遺伝子の時代」と言われ、医療現場では、
遺伝性がんの診断や抗がん剤の副作用予測など、
遺伝子検査が続々と実用化。
これらは、大規模な臨床研究に基づいている。
健康志向など、現代人の欲求に応える形で、
評価の定まっていない研究などを基に増えているのが
遺伝子検査ビジネスだ。
医学界が懸念を強めるのは、科学的根拠が乏しいからだけではない。
遺伝情報が生涯変わらず、本人だけでなく血縁者も含めた
「究極の個人情報」だとの認識が希薄。
専門家のカウンセリングが不可欠だが、
北里大などの調査では、クリニックが窓口になっている場合でさえ、
約半数が口頭による事前説明すら行っておらず、
結果を郵送や受付で返却するだけの施設も。
国は、「今は産業として育成する段階」(経済産業省)、
「医療行為に踏み込まなければ監視の範囲外」(厚生労働省)と
事実上、黙認。
福嶋義光・日本遺伝子診療学会理事長(信州大教授)は、
「十分な予備知識のないまま、検査結果を知らされることは、
利用者の人生に重大な影響を及ぼす可能性がある。
放置は危険」と、法的規制の必要性を強く訴える。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/16/124042/
2010年8月24日火曜日
海外出版社の学術情報独占への対策提言
(サイエンスポータル 2010年8月9日)
日本学術会議の学術誌問題検討分科会は、
学術情報が海外の学術誌商業出版社や大手学会出版に独占、
研究活動に支障が出ている問題を解決するため、
科学者、学術団体、政府・評価機関、図書館、学術情報流通の
専門家などによる横断的統合組織の設置を求める提言。
具体的な対策として、国内で複数の公的機関が持つ
学術誌閲覧提供機能の統廃合や、国内学術誌アーカイブ、
電子ジャーナル事業など、日本の学術情報受発信体制の
一本化と強化を求めている。
研究成果の発表の場となっている学術誌は、
学術活動の維持、発展に欠かせないもの。
提言によると、20世紀半ば以降、海外の大手商業出版社が、
学術誌の市場をビジネスチャンスととらえるようになった。
IT化により、学術誌の電子媒体化が急激に進み、
海外の大手商業出版社は、学術誌単体ではなく、
パッケージ契約を導入し、拡大する販売戦略を進めている。
この結果、学術誌の購読料は高騰し、中小規模の学術研究機関の
中には、高額なパッケージ販売の電子媒体学術誌の購入を
断念するところも出てきた。
電子媒体学術誌の契約を中止すると、過去に利用できていた
学術誌にアクセスすることができなくなる問題。
提言は、「電子ジャーナルの網羅的・安定的・継続的な供給を実現」、
「日本の優れた研究活動を国内外に力強く発信し、
かつ持続性と競争力を持った流通基盤を提案、構築する」など
課題を挙げ、新しく設置する横断的統合組織
「包括的学術誌コンソーシアム」で、
これらの課題解決策を探るよう求めている。
科学技術振興機構と国会図書館の学術誌閲覧提供機能を
統廃合することや、科学技術振興機構のJ-STAGE、Journal@rchiveと
国立情報学研究所のNII-ELSの統合による
国内学術誌アーカイヴに対するワンサイトの受発信体制の実現、
J-STAGEと国立情報学研究所のSPARC JAPANなどの統合による、
国際的に通用する電子ジャーナル総合プラットフォーム作りなども提言。
http://www.scienceportal.jp/news/daily/1008/1008091.html
日本学術会議の学術誌問題検討分科会は、
学術情報が海外の学術誌商業出版社や大手学会出版に独占、
研究活動に支障が出ている問題を解決するため、
科学者、学術団体、政府・評価機関、図書館、学術情報流通の
専門家などによる横断的統合組織の設置を求める提言。
具体的な対策として、国内で複数の公的機関が持つ
学術誌閲覧提供機能の統廃合や、国内学術誌アーカイブ、
電子ジャーナル事業など、日本の学術情報受発信体制の
一本化と強化を求めている。
研究成果の発表の場となっている学術誌は、
学術活動の維持、発展に欠かせないもの。
提言によると、20世紀半ば以降、海外の大手商業出版社が、
学術誌の市場をビジネスチャンスととらえるようになった。
IT化により、学術誌の電子媒体化が急激に進み、
海外の大手商業出版社は、学術誌単体ではなく、
パッケージ契約を導入し、拡大する販売戦略を進めている。
この結果、学術誌の購読料は高騰し、中小規模の学術研究機関の
中には、高額なパッケージ販売の電子媒体学術誌の購入を
断念するところも出てきた。
電子媒体学術誌の契約を中止すると、過去に利用できていた
学術誌にアクセスすることができなくなる問題。
提言は、「電子ジャーナルの網羅的・安定的・継続的な供給を実現」、
「日本の優れた研究活動を国内外に力強く発信し、
かつ持続性と競争力を持った流通基盤を提案、構築する」など
課題を挙げ、新しく設置する横断的統合組織
「包括的学術誌コンソーシアム」で、
これらの課題解決策を探るよう求めている。
科学技術振興機構と国会図書館の学術誌閲覧提供機能を
統廃合することや、科学技術振興機構のJ-STAGE、Journal@rchiveと
国立情報学研究所のNII-ELSの統合による
国内学術誌アーカイヴに対するワンサイトの受発信体制の実現、
J-STAGEと国立情報学研究所のSPARC JAPANなどの統合による、
国際的に通用する電子ジャーナル総合プラットフォーム作りなども提言。
http://www.scienceportal.jp/news/daily/1008/1008091.html
化学物質に対する周知度の差は
(サイエンスポータル 2010年8月20日)
内閣府が、「身近にある化学物質に関する世論調査」の結果を公表。
「化学物質」という言葉についての印象について、
「危ないもの」69.7%、「現在の生活になくてはならないもの」25.5%。
最初の質問は、「化学物質」という言葉の周知度を見たもの。
「よく聞く」57.5%、「あまり聞かない」42.5%。
この数字を、どう見るべきなのだろうか?
「あまり聞かない」と答えた人たちが、
「化学物質とは何か、実はよく分からない」人たちだったとすると、
こちらの方こそ心配では。
そうした懸念が取り越し苦労ではないかも、と思わせる数字も。
住んでいる地域や男女による回答の差はほとんどないのに対し、
年齢による差は大きな違いがある。
60歳代で65%、70歳以上で60.3%が、化学物質という言葉を
「よく聞く」と答えているのに対し、20~29歳は際だって低く、
「よく聞く」36.8%しかいない。
「よく聞かない」63.2%、はるかに多くなっている。
30~39歳も「よく聞く」(50.4%)、「よく聞かない」(49.6%)。
若い層ほど、「化学物質」という言葉を「よく聞かない」人が多い。
「化学物質」という言葉についての印象について、
20~29歳は「危ないもの」62.6%、
「現在の生活になくてはならないもの」25.7%、
それ以上の年齢層を加えた平均値である69.7%、25.5%と
それほど乖離は見られない。
ゆとり教育の是非が大きな問題となり、小学校・中学校の
新学習指導要領が08年告示。
小学校は11年度、中学校は12年度から完全実施、
授業時間の削減が続いていた小・中学校の理科と数学の
授業時間増が図られる。
理科の授業時間が減り出したのはいつからか?
小学5、6年の理科の授業時間削減が始まったのが80年度、
中学1、2年で81年度。
92年度には小学1、2年生の理科がなくなり、社会科もなくなり、
代わりに生活科という科目が新設。
生活科を履修した、小学1、2年で理科がなかった最初の人々が、
今年度に25~26歳に。
80年度と81年度に初めて小学5、6年と中学1、2年で、
理科の授業時間削減を経験した人たちが、今年度に41~43歳に。
「化学物質という言葉をよく聞かない」人たちが、
20~29歳で急に増え、30~39歳も40代、50代、60代、
70歳以上の各年齢層に比べ、7~14ポイント増になっていること、
小・中学時代の理科の授業時間削減は関係ないと言えるか?
理科や数学の授業時間が増える新学習指導要領でも、
小学1、2年生の生活科はそのままに。
http://www.scienceportal.jp/news/review/1008/1008201.html
内閣府が、「身近にある化学物質に関する世論調査」の結果を公表。
「化学物質」という言葉についての印象について、
「危ないもの」69.7%、「現在の生活になくてはならないもの」25.5%。
最初の質問は、「化学物質」という言葉の周知度を見たもの。
「よく聞く」57.5%、「あまり聞かない」42.5%。
この数字を、どう見るべきなのだろうか?
「あまり聞かない」と答えた人たちが、
「化学物質とは何か、実はよく分からない」人たちだったとすると、
こちらの方こそ心配では。
そうした懸念が取り越し苦労ではないかも、と思わせる数字も。
住んでいる地域や男女による回答の差はほとんどないのに対し、
年齢による差は大きな違いがある。
60歳代で65%、70歳以上で60.3%が、化学物質という言葉を
「よく聞く」と答えているのに対し、20~29歳は際だって低く、
「よく聞く」36.8%しかいない。
「よく聞かない」63.2%、はるかに多くなっている。
30~39歳も「よく聞く」(50.4%)、「よく聞かない」(49.6%)。
若い層ほど、「化学物質」という言葉を「よく聞かない」人が多い。
「化学物質」という言葉についての印象について、
20~29歳は「危ないもの」62.6%、
「現在の生活になくてはならないもの」25.7%、
それ以上の年齢層を加えた平均値である69.7%、25.5%と
それほど乖離は見られない。
ゆとり教育の是非が大きな問題となり、小学校・中学校の
新学習指導要領が08年告示。
小学校は11年度、中学校は12年度から完全実施、
授業時間の削減が続いていた小・中学校の理科と数学の
授業時間増が図られる。
理科の授業時間が減り出したのはいつからか?
小学5、6年の理科の授業時間削減が始まったのが80年度、
中学1、2年で81年度。
92年度には小学1、2年生の理科がなくなり、社会科もなくなり、
代わりに生活科という科目が新設。
生活科を履修した、小学1、2年で理科がなかった最初の人々が、
今年度に25~26歳に。
80年度と81年度に初めて小学5、6年と中学1、2年で、
理科の授業時間削減を経験した人たちが、今年度に41~43歳に。
「化学物質という言葉をよく聞かない」人たちが、
20~29歳で急に増え、30~39歳も40代、50代、60代、
70歳以上の各年齢層に比べ、7~14ポイント増になっていること、
小・中学時代の理科の授業時間削減は関係ないと言えるか?
理科や数学の授業時間が増える新学習指導要領でも、
小学1、2年生の生活科はそのままに。
http://www.scienceportal.jp/news/review/1008/1008201.html
2事業への交付決定住田の町づくり補助金 菜種油活用と自然DVD
(東海新報 8月18日)
住田町が、町民による地域づくり事業を支援する
「みんなでできる町づくり事業補助金」の交付先が、
このほど決まった。
菜種油を通じた地域活性化、住田の自然美を映像化して
発信する2事業で、取り組みは今後本格化。
同事業は、平成21年度を初年度とする3カ年継続事業。
分野は特に問わず、地域課題解決などに向けた
非営利の事業に対し、30万円を上限に事業費を補助。
本年度、5人以上の町民組織か拠点を町内に置き、
活動する団体を対象に申請を募っていた。
「花と香りの里恵山婦人部会」(小野ちか子代表)、
「すみた森の案内人ビデオカメラ部会」(菊池賢一代表)の2団体。
審査会は、町生活改善センターでこのほど開かれ、
両団体による事業内容説明を公募委員や
町産業振興課職員が点数評価。
その結果、新規応募の恵山婦人部会に満額の30万円、
継続事業である森の案内人ビデオカメラ部会には
11万2000円の交付が決まった。
恵山婦人部会は、「なたね油を学んでつくろう地域の輪事業」と銘打ち、
遊休農地対策として近年行っている菜の花栽培をもとに、
菜種油の特性を知る栄養教室や研究会開催、
手づくりおやつなどメニュー開発を展開する計画。
森の案内人ビデオカメラ部会は、
「すみたの自然の良さをDVDで紹介する事業」とし、
種山ケ原や五葉山麓など、町内の自然PRのためのDVD制作を計画。
これを活用し、種山と五葉への来訪者を、1200人程度増やしたい。
学校などにも贈り、環境保護意識高揚にもつなげていく。
町では本年度、今回に先立ちチェーンソーアートを通じた
地域活性化、住民レベルで町の情報発信を目指す
テレビ番組づくりの両事業への補助も採択、
今後の取り組み成果が期待。
http://www.tohkaishimpo.com/
住田町が、町民による地域づくり事業を支援する
「みんなでできる町づくり事業補助金」の交付先が、
このほど決まった。
菜種油を通じた地域活性化、住田の自然美を映像化して
発信する2事業で、取り組みは今後本格化。
同事業は、平成21年度を初年度とする3カ年継続事業。
分野は特に問わず、地域課題解決などに向けた
非営利の事業に対し、30万円を上限に事業費を補助。
本年度、5人以上の町民組織か拠点を町内に置き、
活動する団体を対象に申請を募っていた。
「花と香りの里恵山婦人部会」(小野ちか子代表)、
「すみた森の案内人ビデオカメラ部会」(菊池賢一代表)の2団体。
審査会は、町生活改善センターでこのほど開かれ、
両団体による事業内容説明を公募委員や
町産業振興課職員が点数評価。
その結果、新規応募の恵山婦人部会に満額の30万円、
継続事業である森の案内人ビデオカメラ部会には
11万2000円の交付が決まった。
恵山婦人部会は、「なたね油を学んでつくろう地域の輪事業」と銘打ち、
遊休農地対策として近年行っている菜の花栽培をもとに、
菜種油の特性を知る栄養教室や研究会開催、
手づくりおやつなどメニュー開発を展開する計画。
森の案内人ビデオカメラ部会は、
「すみたの自然の良さをDVDで紹介する事業」とし、
種山ケ原や五葉山麓など、町内の自然PRのためのDVD制作を計画。
これを活用し、種山と五葉への来訪者を、1200人程度増やしたい。
学校などにも贈り、環境保護意識高揚にもつなげていく。
町では本年度、今回に先立ちチェーンソーアートを通じた
地域活性化、住民レベルで町の情報発信を目指す
テレビ番組づくりの両事業への補助も採択、
今後の取り組み成果が期待。
http://www.tohkaishimpo.com/
2010年8月23日月曜日
遺族にDNA保存呼び掛け 戦没者の遺骨と照合 「終戦65年」
(2010年8月13日 共同通信社)
太平洋戦争で激戦があった沖縄などで、
今も発見される日本兵らの遺骨のDNA照合に役立てようと、
戦没者遺族に市販のキットを頒布して、自身のDNAを保存するよう
呼び掛ける活動を、佐賀県のNPO法人が始めた。
戦没者の遺骨収集に取り組むNPO法人「戦没者追悼と平和の会」
(佐賀県みやき町)は、市販のDNA採取キットを2千円で頒布。
スポンジ付きの棒で、ほおの内側の粘膜を採取、
保存袋に入れ冷蔵庫で保管すれば、100年程度は保存。
遺骨のDNA鑑定は、歯や骨の髄から抽出したDNAを、
遺族から取った検体と照合して、血縁関係を判定する仕組み。
厚生労働省は2003年以降、シベリア抑留者を中心に、
遺骨のDNA鑑定で約770人の身元を確認。
自身も、父親を太平洋戦争末期の沖縄戦で亡くした
同会の塩川正隆代表理事は、
「(DNAの保存呼び掛けは)本来、国がやるべき仕事だが、
血縁関係の濃い遺族が高齢化し、会として取り組むことに」
キットの問い合わせは同会事務局、電話0942(89)5135。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/13/123987/
太平洋戦争で激戦があった沖縄などで、
今も発見される日本兵らの遺骨のDNA照合に役立てようと、
戦没者遺族に市販のキットを頒布して、自身のDNAを保存するよう
呼び掛ける活動を、佐賀県のNPO法人が始めた。
戦没者の遺骨収集に取り組むNPO法人「戦没者追悼と平和の会」
(佐賀県みやき町)は、市販のDNA採取キットを2千円で頒布。
スポンジ付きの棒で、ほおの内側の粘膜を採取、
保存袋に入れ冷蔵庫で保管すれば、100年程度は保存。
遺骨のDNA鑑定は、歯や骨の髄から抽出したDNAを、
遺族から取った検体と照合して、血縁関係を判定する仕組み。
厚生労働省は2003年以降、シベリア抑留者を中心に、
遺骨のDNA鑑定で約770人の身元を確認。
自身も、父親を太平洋戦争末期の沖縄戦で亡くした
同会の塩川正隆代表理事は、
「(DNAの保存呼び掛けは)本来、国がやるべき仕事だが、
血縁関係の濃い遺族が高齢化し、会として取り組むことに」
キットの問い合わせは同会事務局、電話0942(89)5135。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/13/123987/
喫煙と循環器疾患が肺年齢の老化促進 ファイザー調査
(2010年8月13日 毎日新聞社)
40歳以上の会社員を対象に、肺年齢と実年齢の違いを
チェックしたところ、喫煙歴と循環器疾患がともにある人は、
実年齢よりも平均14.8歳老化が進んでいることが、
製薬会社、ファイザーの調査で分かった。
健診機関の協力を得て、2月8日~3月5日に健診を受けた
657人(平均年齢53.9歳)の測定結果と喫煙歴・治療中の
疾患などのアンケートをあわせて解析。
その結果、喫煙歴・循環器疾患ともにある人は同14.8歳、
喫煙歴あり・循環器疾患なしは同11.9歳、
喫煙歴なし・循環器疾患ありは同8.5歳、
喫煙歴・循環器疾患なしは同6.7歳、
それぞれ実年齢より老化が進んでいた。
同社は、喫煙が老化を加速することは知られているが、
循環器疾患があることで、肺年齢の老化が進みやすいことが示唆。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/13/123995/
40歳以上の会社員を対象に、肺年齢と実年齢の違いを
チェックしたところ、喫煙歴と循環器疾患がともにある人は、
実年齢よりも平均14.8歳老化が進んでいることが、
製薬会社、ファイザーの調査で分かった。
健診機関の協力を得て、2月8日~3月5日に健診を受けた
657人(平均年齢53.9歳)の測定結果と喫煙歴・治療中の
疾患などのアンケートをあわせて解析。
その結果、喫煙歴・循環器疾患ともにある人は同14.8歳、
喫煙歴あり・循環器疾患なしは同11.9歳、
喫煙歴なし・循環器疾患ありは同8.5歳、
喫煙歴・循環器疾患なしは同6.7歳、
それぞれ実年齢より老化が進んでいた。
同社は、喫煙が老化を加速することは知られているが、
循環器疾患があることで、肺年齢の老化が進みやすいことが示唆。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/13/123995/
胃粘膜を修復する2酵素を特定…都研究所チーム
(2010年8月13日 読売新聞)
胃の粘膜を修復する働きがある酵素を、
東京都臨床医学総合研究所などの研究チームが
マウス実験で突きとめた。
胃潰瘍などの治療や予防への応用が期待。
米学術誌プロス・ジェネティクスに発表。
胃は、細菌や胃液などから粘膜を防御したり、
修復したりするため、粘液を分泌。
出血性の胃疾患は、粘液の成分などに問題があると生じる。
研究チームは、胃粘膜表面の粘液分泌細胞がつくる酵素
「カルパイン8」、「同9」に着目。
これらの酵素を作れないように遺伝子操作したマウスに、
アルコール濃度40%の溶液を飲ませたところ、
胃粘膜に損傷がみられた。
酵素を作れるマウスに、同じ濃度のアルコール溶液を飲ませても、
胃はほぼ正常だった。
2種類のカルパインは一体となって、
傷ついた胃粘膜を修復すると考えられる。
チームの反町洋之参事研究員は、
「遺伝子のわずかな個人差で、酵素の効き方が異なるため、
体質に応じた胃疾患の診断や予防につながる」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/13/123975/
胃の粘膜を修復する働きがある酵素を、
東京都臨床医学総合研究所などの研究チームが
マウス実験で突きとめた。
胃潰瘍などの治療や予防への応用が期待。
米学術誌プロス・ジェネティクスに発表。
胃は、細菌や胃液などから粘膜を防御したり、
修復したりするため、粘液を分泌。
出血性の胃疾患は、粘液の成分などに問題があると生じる。
研究チームは、胃粘膜表面の粘液分泌細胞がつくる酵素
「カルパイン8」、「同9」に着目。
これらの酵素を作れないように遺伝子操作したマウスに、
アルコール濃度40%の溶液を飲ませたところ、
胃粘膜に損傷がみられた。
酵素を作れるマウスに、同じ濃度のアルコール溶液を飲ませても、
胃はほぼ正常だった。
2種類のカルパインは一体となって、
傷ついた胃粘膜を修復すると考えられる。
チームの反町洋之参事研究員は、
「遺伝子のわずかな個人差で、酵素の効き方が異なるため、
体質に応じた胃疾患の診断や予防につながる」
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/13/123975/
2010年8月22日日曜日
どんな抗生物質も効かない細菌の感染者見つかる 英研究チームが発表
(2010年8月13日 共同通信社
英カーディフ大学を中心とする国際研究チームは、
アジア諸国や英国で、どんな抗生物質も効かない
細菌の感染者がいることを突き止め、
11日発売の英医学専門誌ランセットに発表。
この細菌は、NDM―1と呼ばれる新しい遺伝子を持ち、
現在、最も強力といわれるガルバペネム系抗生物質にさえ
耐性を示す。
研究チームは、07~09年にインドの病院と英国の医療機関の
患者から採取された細菌の中から、この遺伝子を見つけた。
調査の結果、インド南部のチェンナイで44人、
北部のハリヤナで26人、英国で37人、
その他バングラデシュやパキスタンなど他の地域で
計73人の感染者が見つかった。
研究を指導したカーディフ大学のウォルシュ氏によると、
英国の患者は、インドやバングラデシュなどで美容整形手術を受け、
各国から治療費の安いアジア諸国を訪問する人が
増えることにより、抗生物質が効かない細菌が
世界中に広がる恐れがある。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/13/123991/
英カーディフ大学を中心とする国際研究チームは、
アジア諸国や英国で、どんな抗生物質も効かない
細菌の感染者がいることを突き止め、
11日発売の英医学専門誌ランセットに発表。
この細菌は、NDM―1と呼ばれる新しい遺伝子を持ち、
現在、最も強力といわれるガルバペネム系抗生物質にさえ
耐性を示す。
研究チームは、07~09年にインドの病院と英国の医療機関の
患者から採取された細菌の中から、この遺伝子を見つけた。
調査の結果、インド南部のチェンナイで44人、
北部のハリヤナで26人、英国で37人、
その他バングラデシュやパキスタンなど他の地域で
計73人の感染者が見つかった。
研究を指導したカーディフ大学のウォルシュ氏によると、
英国の患者は、インドやバングラデシュなどで美容整形手術を受け、
各国から治療費の安いアジア諸国を訪問する人が
増えることにより、抗生物質が効かない細菌が
世界中に広がる恐れがある。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/13/123991/
メタボ指導、効果てきめん…受けた人は腹囲スリムに
(2010年8月13日 読売新聞)
生活習慣病予防のためのメタボ健診(特定健診)で、
食事や運動などの保健指導を受けた人は、
その後1年間で体重が2kg近く減るなどの効果。
日々の食事をメモや写真で記録してもらうなど、
熱心な指導をするほど、効果が大きくなる傾向、
今井博久・国立保健医療科学院疫学部長は、
「効果は予想以上。保健指導は積極的に受けてほしい」
調査は、2008年度に健診を受けた8都道府県の
国民健康保険加入者を対象に実施。
腹囲などが基準を超えて、保健指導の対象となった6万1000人のうち、
健診結果が判明後、保健指導を受けた1万2000人と、
受けなかった4万9000人で、
1年後の体重などの変化に違いがあるか調べた。
その結果、保健指導を受けた人の場合、
体重が男性で平均1・65kg、女性で平均1・79kg減少。
腹囲も、男性が2・01cm、女性は2・48cm減った。
指導を受けなかった人も、体重は健診後に減ったが、
減少幅は男性が0・49kg、女性は0・61kgだけ。
腹囲の減少は、男性が0・71cm、女性は0・96cmに。
保健指導で、血糖値や中性脂肪、血圧も改善した。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/13/123993/
生活習慣病予防のためのメタボ健診(特定健診)で、
食事や運動などの保健指導を受けた人は、
その後1年間で体重が2kg近く減るなどの効果。
日々の食事をメモや写真で記録してもらうなど、
熱心な指導をするほど、効果が大きくなる傾向、
今井博久・国立保健医療科学院疫学部長は、
「効果は予想以上。保健指導は積極的に受けてほしい」
調査は、2008年度に健診を受けた8都道府県の
国民健康保険加入者を対象に実施。
腹囲などが基準を超えて、保健指導の対象となった6万1000人のうち、
健診結果が判明後、保健指導を受けた1万2000人と、
受けなかった4万9000人で、
1年後の体重などの変化に違いがあるか調べた。
その結果、保健指導を受けた人の場合、
体重が男性で平均1・65kg、女性で平均1・79kg減少。
腹囲も、男性が2・01cm、女性は2・48cm減った。
指導を受けなかった人も、体重は健診後に減ったが、
減少幅は男性が0・49kg、女性は0・61kgだけ。
腹囲の減少は、男性が0・71cm、女性は0・96cmに。
保健指導で、血糖値や中性脂肪、血圧も改善した。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/13/123993/
「笑顔度」測定します オムロン、接客や面接対策
(2010年8月12日 共同通信社)
「(あなたの)笑顔度は95%」。
カメラに顔を向けると、笑顔の度合いを測定して数値で示す、
オムロンの「スマイルスキャン」。
昨年2月の発売以降、ホテルなどサービス業の接客訓練や、
就職の面接対策などに利用が広がっている。
接客、面接では、さわやかな笑顔が武器になるが、
通常の研修ではうまく身に付かない人も。
「笑顔じゃないと指摘されても、納得できない人は多いが、
数値だと受け入れやすい」とオムロンの担当者。
専用装置とカメラ、ソフトのセットで価格約60万円から、
初年度は目標の100セットを販売。
来年1月までに200セットに届く勢い。
オムロンは、約100万人分の顔の画像データを基に、
カメラに写った人の性別や年代を判定する技術を持つ。
この商品は、百貨店から「販売員の笑顔を測定する製品はないか」
との要望があり、開発を始めた。
「笑顔度」は、専用装置とカメラを自前のパソコンにつないで測定し、
目尻や口角の形などから0~100%の数値で表示。
「深呼吸してみよう」などのアドバイスも画面に出る。
購入先は、飲食店や鉄道会社、病院など、人と接する業種が多い。
約50のスポーツクラブを運営するザ・ビッグスポーツ(大阪市)は、
4月からインストラクターの研修会に利用。
江本紀代美専務は、「笑顔を保つ意識が高まり、表情が良くなった」
と効果を認める。
授業や就職の面接対策に使うのは、京都ノートルダム女子大。
6月中旬に開いたホスピタリティー(もてなし)を学ぶ授業では、
学生が測定器の前に座り、笑顔のトレーニング。
参加した吉田真実子さん(19)は、
「自分では笑顔のつもりでも、実際は違うと分かった」
北海道大空町の「道の駅」では、ドライバーが利用できるよう
昨年春から設置し、好評を得ている。
導入した担当者は、「笑顔を作ることで、ドライバーの心に余裕ができる」、
安全運転にも一役買っているよう。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/12/123961/
「(あなたの)笑顔度は95%」。
カメラに顔を向けると、笑顔の度合いを測定して数値で示す、
オムロンの「スマイルスキャン」。
昨年2月の発売以降、ホテルなどサービス業の接客訓練や、
就職の面接対策などに利用が広がっている。
接客、面接では、さわやかな笑顔が武器になるが、
通常の研修ではうまく身に付かない人も。
「笑顔じゃないと指摘されても、納得できない人は多いが、
数値だと受け入れやすい」とオムロンの担当者。
専用装置とカメラ、ソフトのセットで価格約60万円から、
初年度は目標の100セットを販売。
来年1月までに200セットに届く勢い。
オムロンは、約100万人分の顔の画像データを基に、
カメラに写った人の性別や年代を判定する技術を持つ。
この商品は、百貨店から「販売員の笑顔を測定する製品はないか」
との要望があり、開発を始めた。
「笑顔度」は、専用装置とカメラを自前のパソコンにつないで測定し、
目尻や口角の形などから0~100%の数値で表示。
「深呼吸してみよう」などのアドバイスも画面に出る。
購入先は、飲食店や鉄道会社、病院など、人と接する業種が多い。
約50のスポーツクラブを運営するザ・ビッグスポーツ(大阪市)は、
4月からインストラクターの研修会に利用。
江本紀代美専務は、「笑顔を保つ意識が高まり、表情が良くなった」
と効果を認める。
授業や就職の面接対策に使うのは、京都ノートルダム女子大。
6月中旬に開いたホスピタリティー(もてなし)を学ぶ授業では、
学生が測定器の前に座り、笑顔のトレーニング。
参加した吉田真実子さん(19)は、
「自分では笑顔のつもりでも、実際は違うと分かった」
北海道大空町の「道の駅」では、ドライバーが利用できるよう
昨年春から設置し、好評を得ている。
導入した担当者は、「笑顔を作ることで、ドライバーの心に余裕ができる」、
安全運転にも一役買っているよう。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/8/12/123961/
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